オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

なにを怖れて戦々恐々としている

2025-01-15 11:02:17 | 銀座の周旋屋

 

 1960年代には1オンスが35ドルだった金(ゴールド)が、いまや1オンス2688ドルになっている。

 ナニが起きているのか? これは米ドルの価値が毀損して来た証ではある。

 金(ゴールド)が暴騰している訳ではなくて、米ドルの価値が落ち続けてそこまで酷い惨状になったということだ。

 トランプが再登場して、米国は変わる、世界は変わると大騒ぎしているが、これは良い方に変わるのではなくって、世界が多極化して大動乱になるということだ。

 英国の言うがまんまで植民地としてノホホンと生きて来た島国が米国の植民地となり、そのまんまノホホンと生きて来た。

 その米国が米国内から英国の暗躍部隊を叩き出すということは、米国自身も自立しようと言う動きになる。

 英・欧の古い王族たちやキリスト教の大本山、そこに資本を投下していたユダヤ資本、これらを追い出してしまおうという戦いが米国内で始まる筈だった。

 ディープステイト(影の政府)を一掃して、米国は自立に向けた動きを始めるというのがトランプの目的だったが、トランプのコメントや演説の熱狂とは裏腹に、抱えている国内の分断は酷いもので、そんなドラマや映画のようには簡単には行かない。

 米国は建国200年そこらの新興国だが、これが世界の覇権を握り米ドルを基軸通貨として世界に認めさせるには、英・欧の過去の覇権国や王族たち、キリスト教大本山やユダヤ資本の暗躍がなければ成り立たなかった。

 それを破壊して新しい多極化した世界に変えてゆこうというのだから、簡単ではない。

 すでに中・露主導の米ドルを使わない経済圏BRICSは動き出している。

 トランプはそれとも歩調を合わせて、米国の世界覇権からの撤退を引き受けている。

 簡単に行くのかな? 過去の既得権益に群がる獣は凄いもんだ。

 それとも古い体質の既得権益もすでに寝返ったフリをして、無抵抗に話が進むのか?

 一筋縄ではいかない米国の国内第一主義と、覇権の枠を外されて高くされる関税や一方的な規制で振り回される世界の国々。

 その後に世界をまとめるのはどういうシステムにするのか?

 通貨や経済・貿易の決まりごとはどうするのか? 

 ダボス会議なんてインチキな幼稚園児の集まりなんざ、ただの田舎の夏祭りだ。

 そんな今、いよいよオモシロクなって来たと考えているのは俺のような自営の周旋屋だ。

 

 昭和の不動産バブルの時にはよくアチコチで言ってやっていたが、広告や宣伝にメディアを使って神輿に乗せられて大儲けした猿は、自由を求めて動き出すとアッと言う間に印籠を渡されて潰される。

 芸能人だけでなく、学者や政治家、スポーツ選手に芸術家、飲食店や物販店までそんな刑務所の牢名主・金持ち奴隷のような扱いで終始するようになる。

 その気になって自分を見失った猿は、しょせん猿でしかなかったということだ。

 本業では儲けていたのに、アッと言う間にいなくなった、破綻した、よくある話だ。

 自営はメディアを使わずに口コミだけで商売をすべきで、ネットやSNSですら関わらない商売を心がけるべき。

 笑い話になっているが、メディアを相手にしない当社にはそのメディアの仕掛け人の重鎮が、色々と古い顧客になって関わり合いは続いている。

 卑しい猿には卑しい猿しか寄っては行かず、取り巻きは猿ばかりの猿山の日常さ。

 この島国には正義など無く、いつも外圧によってしか消毒が出来ない猿の国。

 そんなことなどまったく関係なく、愉快な日常を送っている自営もたくさんいる。

 

 戦後に産まれて、昭和のグチャグチャな時代を群れには属さず義務教育も満足に受けずに、各地を転々として生きて来た俺には、いよいよ昭和が終わるという感慨がある。

 国民の自由よりも敗戦後の復興を優先し、大量生産と大量消費の輪廻のサークルを作り上げることに夢中になり、ただの復興経済を高度経済成長と銘打って自画自賛、国家の利益はすべて米・英大使館経由で強奪されて来た。

 今でも英国大使館は皇居の傍に建ち、国会議事堂の向こうには米国大使館が挟むように建っている。

 メディアに拠る洗脳と煽動は酷いものだったが、そのおかげで日本は敗戦から立ち直ったというのも事実ではある。

 余計な大戦などなければ、どうだったのか? という話は置いておいて、経済的に、という意味での話。

 国民はコンビニの棚から生き方・価値観まで選択して生きる日常に染められて、AIロボットやナビによって管理・支配された日々が当たり前になっている。

 自分の脳でモノを考えることを止め、自分の身体で動いて生きることも止め、日常の決断や選択や、病気の対応やトラブルやアクシデントの対応まで、すべてマニュアル通りに過ごしていることを豊かさ・幸せと呼ぶようになってしまった。

 食べるモノも与えられた餌、趣味嗜好も与えられた選択肢の中から選んで暮らし、人間本来が持つ個性は悪でしかなく、余計なモノだという教育は徹底している。

 そんな時代を令和と呼んでいるが、いよいよそれも終わりを迎えて大転換が始まる。

 

 人間をマニュアルで管理するなんて残念ながら無理な相談なのさ。

 個々の特性は地球上に生きる獣の中では図抜けており、その食事や教育で管理し易いように産み育てるシステムを作ったようでも、人間の社会はそれを自ら破壊してしまう。

 地球に生きて来た人間・人類とはナニか? を、もう一度よくよく考える時だ。

 

 出された試験に模範解答して、マニュアルに忠実に生きれるという認証みたいな奴隷の才能だけを誇示して東大や京大に合格して喜んでる猿や、おかげで高収入だと喜んでる猿ていどのオツムでは、人間の世界のことは臨機応変に対応するなんざ難しいだろうな。

 愉快な時代に生きて、愉快な現実を見せてもらっている喜びは、俺には大いにあるがね。

 トランプの志向はあくまでもドル安だから、短期の金(ゴールド)はまだ動かない。

 



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