オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

オストメイトで介護な日々の欠伸

2025-01-27 11:21:17 | 銀座の周旋屋

 

 

 昔に読んだ外国の本で、人生100年生きたとして、最後に持っている資産をすべて費やしてチャラで死ぬのが目標だというのようなオモシロイ本があった。

 自分で稼いだモノはキレイに使い切って、子孫がアテにして欲ボケになるような余計なモノは遺さない。

 昔の話だからタイトルを忘れたが、オモシロイと一気に読んだのを思い出した。

 当社の薄汚れた狭い店の奥の壁には、これまた薄汚れた色紙が貼ってあって、30歳半ばに創業した時に書いたモノがいまでもある。

 ・・・喰いきれない魚まで馬鹿みたいに釣ることはせず、足りるだけ獲れば今日の仕事の終わりとする・・・

 俺の67年目に入る生も、おんなじようなもんだなと思った。

 今しか出来ないことを優先し、借金・負債をしてまでは無理をせず、今の自分に出来ることだけを拡げてゆく。

 今日喰うだけ稼げば後の時間は他人や社会との関わり合いに費やして、身体に障害を負って、他の部位もガタガタになって来てからは山や海で遊ぶことを優先し、完結しようと笑って居る。

 不動産業以外の関わり合いが増えていったのは最初からで、社会全般に関わり合って、自分の利益よりも優先すべきものがあればそっちに首を突っ込んでゆくスタイルは、身内の者たちには理解できない行動だったろうが、今ではそれが財産にもなっている。

 30歳半ばにその日暮らしの不動産会社を創業して、最初の15年くらいは360度敵だらけで、真後ろからも弾や矢が飛んで来てた。

 店の神棚には自分が入り、近親者は気でも狂ったか? と怪訝な顔をしていたが、その意味を30年生きて示して来た今では、黙ってみな笑っている。

 たいしたことじゃ~ないが、マニュアルには無いオリジナルですべて生きて来ると、こんな可笑しな爺ィが出来上がる。

 

 ワザと諍いの種になる事件や事故を起こして、それが戦争や紛争にまで拡がって被害を甚大なものとすると、破壊と創造の経済を活性化して復興需要を呼び起こす。

 先に人間が人間に対して仕掛けている経済の仕組みだが、地球や宇宙にはなんの関係もない話だった。

 地球や宇宙は常に動いて活動をしている。

 その仕組みを地表で暮らしながら計算して、逆に地球の活動を誘発させるような仕掛けを施すことも、始めている。

 誰のせいでもない。

 敵は自然災害、地球であり宇宙が敵、こういう洗脳も始めている。

 人間は大自然の前では無力だから、仕方の無いことだ、諦めろ・・・宗教にも似ている。

 馬鹿げた話だが、現実にそんなことは世界中で既に起きており、自然災害の多い国々では余計に仕掛けが施されている。

 義務教育や愚かな大人社会で知らず知らずのうちに一律洗脳され、一方的な偏向報道に終始している日本の現実だろう。

 そんな時代になってしまっているということの自覚は必要だ。

 メディアの洗脳と煽動に振り回されて、メクラマシな報道にうつつを抜かしている日常の裏では、閻魔や悪魔ではない同じ人間がそんな仕掛けを施して回っている。

 自然災害と人の手に拠る自然災害誘発の犯罪、これは戦争の勝敗よりもタチが悪く見分けがつき難い。

 破壊された人々は追い出されるか、逃げ出すか、新たな雇用主に都合の良い賃金で雇われるか、選択肢まで決まっている。

 地球や宇宙はそんな姑息な人間たちの動きとは関係なく、ずっと活動している。

 誘発すれば偶然は拡大し、仕掛けていれば大災害も頻発する。

 自業自得だと笑われる。

 誰に? そう地球や宇宙にだ。

 その爆発的な蠢きの前では、姑息な人間なんざ芥子粒のようなもんさ。

 

 俺は10年前にオストメイトとなっている。

 腹筋に穴を開けてそこから腸を取り出した状態でくっつけて、排便は肛門からではなくその腸の端くれから行うような身体になっている。

 肛門ではないぶった切った腸の端くれから排便や放屁は出てくるので、自分では制御できない状態になっている。

 その腹から出ている腸の端くれに袋を被せてくっつけて、4日に一度その袋の交換とストマと呼んでいる腸の端くれや接着箇所のメンテナンスをする。

 今では日常の排便は健常者とおなじ頻度であるからその都度にトイレで袋から放出する。

 馴れてくると和便でもどこでも排便は出来るようになり、要する時間も健常者のそれよりも早くなる。

 メンテナンスフリーな身体の出来上がりだ。

 放屁は制御できないから、大事な契約書の読み合わせの時とか、静かにナニかをしている時でも、遠慮なく出て来るのが常だ。

 予めその場で言っておけば、別に不自由はない。

 日常の入浴や源泉入浴、プールでの水泳や海での遠泳、ハードな気象状況で動きの激しい登山でも、剥がれたりずれたりしない自分の体形や行動に合ったベストな袋(パウチ)を探し試行錯誤するのには1年はかかってる。

 国産にはロクなのが無いから輸入品・取り寄せばかりになってるが、歳をとってくると全てがメンドクサクなるが、まだ愉快に生きたいのならば逃げる訳にもいかない。

 当然に防水や防臭も優れたモノを使っている。

 そのうえで自分の経験で自作した強化シールや補助テープを貼っているから、毎週の往復8~10時間の車の運転と激しい行動にも4日は余裕で耐えるものになっている。

 便秘の痛みや腹痛はなくなって、健常者よりも清潔な状態で生きて居る。

 4日に一度、腹から飛び出している自分の内臓に触れてキレイに洗ってやり、周辺の体毛も剃って、異常がないことを確認して新しい袋をつける。

 この作業も風呂場で2~30分で終わってる。

 人生そのものがオリジナルで、他人とはぜんぜんに違う生き方・価値観で生きて来ているから、毎週の登山の帰りにもアチコチの温泉に浸かって、その袋の上から肌色の遠泳用腹巻をした身体で悠々と笑っている。

 借金・負債なく、貸し借りもなく、地球の上や人間社会では怖いモノなしになっていると、いまでは障害手帳を持っていることすら忘れてる。

 

 本業の方が無茶苦茶に超多忙な毎日になっているが、高齢者達との食事も続けて居る。

 一人一人車で送迎してやって、愉快で賑やかな食事の時間を持てるようにと続けて居る。

 ひとつひとつのことを丁寧に、淡々と、こなしているだけだ。

 週末の山歩きがまた体力を使うことになっているが、こんな日常が愉しくて仕方ない。

 



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