年初に爺様が亡くなって独り暮らしになっている80歳の婆様が、来年は田舎の家を畳んでこっちに出て来る練習をしている。
いろんな病院や買い物や日常の生活にすんなり溶け込めるように、笑いながらのんびり付き合ってあげている。
忙しい仕事の時は鬼の形相で駆け回り、そういう時は仏の顔になる。
臨機応変、自由自在、人間の世界のことなんざお茶の子サイサイ、上手くいってる。
由緒ある昭和の古い家を守っていた田舎の専業主婦だった婆様が、都会の生活に溶けこんでゆくにもコツがある。
なんでも解り、なんでも出来る、地球の大地のように生きて居る者らが笑って迎えてやれば、なんということもない。
すでに早く来たいと言い出している。
産まれて育った時代の話から、今までの話、たくさんの会話を積み上げて来た。
ひとりひとりに歴史があり、過ごして来た時間がある。
ずっとそんなことを続けて居る俺のオツムにはそんな会話が富士山よりも高く積み上がっておって、脳味噌は隅々まで使い切ってしまってるだろう。
自営の周旋屋でも会話を一番にたいせつにしている。
演説やスピーチやセールス・トークなんざ、要らないゴミだ。
あるのは無償の愛、ここも笑うとこだ。
企業や組織となると、利益の出ない、儲からない仕事はまずやらない。
自営の周旋屋の仕事は人間社会全般に渡っているから、出産・育児から介護・終活・身寄りの無い者の火葬・埋葬まで、そのすべてを30年以上も続けている。
儲からない、自腹でやっている仕事の方がはるかに多くなっているが、人間社会との関わり合いが生きて居る意味だと考えている爺ィには、かっぱえびせんになっている。
借金・負債が無いと収支など考えることもなく、出来る限りのことならナンでもやる。
いろんな人間社会のトラブルやアクシデントに関わり続けて来ている。
ドラマや映画ならば相当な本数が出来ているだろうが、現実は生きて居る限りは終らない訳で、死ぬまで続けて居るだろう。
いちいち書かない、書けないことの方がはるかに多い。
当たり前のことだ。
こんな暇つぶしの暗号散りばめたブログなんかでは、自営の周旋屋のことは解る訳がないし、そんな薄っぺらい退屈な日常など、俺には無い。
同時に、いろんなことに関わり合って、多くのことを同時に解決させてゆく。
ひとつ終われば黙って次に行く、それが延々と30年以上も続いている。
サンフランシスコ沖を震源とするマグニチュード7クラスの地震が起きたが、その後のこの海域では放射線量が急上昇したということで、核爆弾を破裂させたのではないのか? と話題になっている。
誰が? どこの国? どういう意味で?
そもそも火山が噴火すれば放射線量は上昇するし、地殻変動が起きれば放射線量は上昇するのが当たり前の地球で、すぐに人間のせいにする癖がついてる現代人はオツムが弱い。
自惚れとも言って良い。
放射能がなければ、地球上の生き物は絶滅してしまうという事実を認識してない。
その被爆する量が問題なのであって、腸内環境を整える為にと過剰にヨーグルトを毎日摂っておれば、腸は悲鳴をあげるのと同じ話だ。
世界のニュースも、馬鹿げた話が多くなっている。
シリア難民はこれから母国に帰れる、それを喜んでいる欧州の国々がいる。
中東から国難を逃れて難民化した人々が、これから母国へと戻り始める。
その辺の国々は国家と言っても一つにはまとまってはいない。
今まで善であり正当だと言っていた連中が悪となり偽善になる、よくある話さ。
どこの国でも、国内の分裂と破壊が進んでいる。
アインシュタインの相対性理論を超えられないお子ちゃま優等生の限界だろうよ。
俺はガキの時分から相対ではなく絶対を求めて生きて来た。
答えは最期はひとつになる。
高齢者は、欲がなくなってしまうと終わりが近い。
蠟燭の灯がゆらゆら消えてゆくような、そんな最期を自分で迎えてゆく。
それで良いことだし、不老不死の願いなんて戯言を抜かすのは、現世をだらだら過ごして来た淫乱猿のほざくことだ。
死という終わりがあるからこそ、休まずに出来る限りのことをせっせと続けてゆける。
だから今が愉快で楽しいのだし、目を見て触れて喜びを表現できる。
そう考えると、俺の90歳になる母親はまだまだ長生きするだろう。
好奇心の塊のような婆ァだ。
一生懸命クタクタになるまで働けば、決まった給料は貰えるのと違い、自営は寝る時間も仕事をしてさえ稼ぎが無いことは当たり前で、なおかつ経費分はマイナスになる。
創業時の大変さはそんなことの連続で、働いても働いても稼ぎは安定しない時期が多くなり、後方の扶養する者等からも激しいマシンガンの連弾が飛んで来ることの連続で、文字通りの四面楚歌になる。
こういう時期が一番に愉しかったとも言えるのは、今が落ち着いているせいでもある。
人間の世界のことは、なんでも笑い話に出来るようにと逃げずに乗り越えて行く。
給料貰いのサラリーマンや公務員とは厳しさや激しさが全然違うのも当たり前で、そんな自営を何十年も続けて来ると、魑魅魍魎が跋扈する世界でも鬼や夜叉になって甘い夢など見ることもなくなる。
地獄で閻魔と騙し合い。
そこまで来ると、グッスリと熟睡するわけさ。
サラリーマンや公務員の餌貰い等は、自らが美味い餌になって喰われるのがオチだ。
自営にはなんの保証も援護もないのが当たり前で、組織が守ってくれる大企業と裁判になってすら、弁護士も使わずに自分で複数人の相手の弁護士等と戦って勝ってくると、いよいよ怖いモノなどなくなって、そうなると可笑しなもので優秀な敏腕弁護士らとも仲良くなる。
独りで戦って生きて居ると、まわりには凄い連中が集まって来て、黙って笑い合える関係になる。
それでもスタンスは1匹でいるし、いつ敵対するかも知れないと油断はない。
周旋屋の自営は、だから面白い。
殺し合い潰し合いをやっていた者とも、逆に仲良くなってしまったり、人間の社会は長く生きて来れば愉快なものだよ。
苦しいこととか哀しいこととか辛いことなどのすべてが笑い話になる。
それは常に今の自分が充実しているからの話だ。
短期の金(ゴールド)遊びはキレイに三連騰分を消して朝を迎えている。
ファンドの仕掛けでナニゴトも無かったかのように、高いとこで急騰して急落してる。
昨夜売り払って頂いているが、まだ買わないよ。
いまや世界の金融市場はAIロボットの独壇場と化しているから、人間が理由付けして予め決まっているサインの言語を報道すると、即座に反応する。
世界の経済指標に反応してという後講釈は詐欺師の専門家や解説者に任せておいて、先に答えありきの答えだけ読んでおれば充分だ。
円建ては為替にも左右されて揺れるから、そのサインを出す人間の思惑を読み取ってしまえば、ロボットなんざただの無機質なゴミだ。