オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

箱根駅伝のコースを下見して来た

2024-12-23 11:37:52 | 銀座の周旋屋

  

 

 銀座でも財産家になる90歳過ぎたお爺さんとお婆さんに呼ばれて出掛けてた。

 跡継ぎはいなくて、じきに順番に亡くなるだろうことを想定して、どうするか? についての話だった。

 アチコチに毎年多額の寄付を行っており、国政に都や区の重鎮らにも顔パスで、深川の大きな神社でも豆撒きをやっていたり、医師会やメガバンク・証券会社の幹部やらにも顔が利き、どこでも丁重に対応されてる気難しいお爺さんだが、お二人の直々の御指名は俺以外にはいないとの話だった。

 高齢者の心変わりはいつものことで、あんまり気にしないことにしている。

 ありがたいことだが、防寒ブーツをドタドタ履いて、山にも登れる姿でウロついている無頼漢だから、目の前でお二人が喧嘩を始めたので大笑いして両成敗して差し上げた。

 ・・・昔から、こいつは怖いモノ無しだろう、俺にそんな口のきき方をする無礼者は他にはいないよ

 資料やら鍵をお預かりして、大笑いして退散した。

 その手始めに昨日は箱根の別荘を見て確認する為に出掛けておった。

 高速の混み具合がたいしたことなく昼前に出掛けたが、2時間弱で箱根駅伝の最後の登りを抜け、現場に着いた。

 豪勢な造りの2階建てだった。

 温泉も入っておって優雅な建物だったが、いまや車の免許も返上して来ることもなくなって、お荷物になってしまってる。

 モノはどんなに高価で素晴らしいモノであっても、時間が経てばお荷物・負債になる。

 メンテナンスや補修にも金がかかり、高いモノであればそれほど費用もかさむ。

 英・欧の王族ならば奴隷から搾取しながら維持することも可能なんだろうが、島国の四季に晒されるモノは老朽化や朽ちるのも早い。

 俺は60歳を前にして高級車や家や装飾品に金をかける生活にはオサラバして興味もないから、スケベ根性のオベンチャラもない。

 ・・・立派な財産が立派な負債になってるね~~ と笑っている。

 早めに動いておかなかった負債はどんどん精神的にも重荷になって、老いに不愉快な日常をもたらしている。

 身体もオツムも自由に動かなくなれば、ただの要らないお荷物になってゆく。

 ここでも何度も書いて来てる高齢化する前の整理整頓が出来ていなかったという話だ。

 本当に豊かに自由自在に生きて居る人たちとは違って、モノにゼニカネをかけて見栄や虚栄心だけで自己満足をしている人たちの末路とは、そんなもんさ。

 成金がすぐに貧しくなってゆくのは、ただの猿マネでモノにゼニカネを使う生活に憧れていたからさ。

 財産や資産を持っても、やってる日常はメディア洗脳、エエ歳こいて、残念なこった。

 ここは英国でもなければ米国でもない、東洋の果ての猿の小島だ。

 

 その後に戸締りをして箱根の山に登って来た。

 だいたい登っているし富士山を見るくらいの楽しみしかないから、そんな山にした。

 気温は氷点下、富士山も良く見えていたし、太平洋もよく見えていたし、関東平野まで眺望は効いていた。

 前夜に降ったらしい雪も残っていた。

 もともと伊豆半島はフィリピン方面から長い年月をつかって移動して来た島が日本の国土にぶつかってくっ付いた半島だから、東名高速や東海道新幹線なんかはその接合部辺りを通っている。

 植物も独特なモノが生えていたり、信州の山々とはまた違っている。

 俺にはあんまり興味の湧かないエリアではある。

 那須や軽井沢もそうだが、30数年前の不動産バブル時からよく知っているエリアだが、貧しい日本人には楽しめないエリアになって来るだろう。

 

 山の頂上でも、外国人ばかりが多かった。

 どこに行っても貧しい後進国に成り下がっていることを実感する。

 銀座や青山でもそれは実感している。

 年明けて1月も半ば頃にガソリン代がまた上がり、卵ワンパックが1000円になり他の商品も値上げラッシュ、どんどん日本人の居場所は狭められてゆくだろう。

 惨めな奴隷国家に未来など無くなってしまってるだろう。

 挙句に訪日外国人との軋轢にも敗れ、オモテナシだけの卑屈な国になるしかない。

 自業自得なことだし、若い時分から目先のみみっち~欲望を競って生きてる国民ばかりでは、楽しいことはナニも無くなってくるさ。

 自信もなくキョロキョロ、メディア洗脳のマニュアル通りに日常を過ごし、食い扶持も貰っている立場では逆らうことも出来ない。

 俺は若い時分からこんな時代になると思っていたし、これからどうなって行くのかも解っているからこう生きて来た。

 ナニも困ることはなく、いつの時代も自由自在に大笑いしているだろう。

 残念なのはいまだに国家や雇用主に奴隷のような扱いを受けても我慢して耐えている人々のことで、俺の若い時分には変人・奇人・馬鹿だと俺を見下していた連中ばかり。

 群れて普通であることがさも偉いことのように思っていた猿ばかりだ。

 せいぜい裕福な外国人たちに媚びを売って老いても雇ってもらうことが希望の星かな。

 王様は裸だと言えなかった人たち、ウサギと亀のウサギになっている人たち、か?

 帰路も珍しく空いている高速をスイスイ走って、西新宿で独り暮らしをしている身内のお婆さんのとこに顔を出して、体調を崩しているというので差し入れをして笑わせて、戻って深夜に腹のパウチを交換して爆睡したわさ。

 

 古い顧客らがみな高齢化して行ってるなかで、ずんずん介護や医療看護をアチコチで続けていると、不動産よりもそっちの相談や手助けを求められることが増えている。

 財産・資産を抱えていても、ゼニカネでは解決しない老いがある。

 だいたい子や孫のやっていることは同じで、マニュアル通り言われるがまんまの貴方任せ、ゼニカネを使って済まそうとしてる。

 メディア奴隷の最たるもんだ。

 施設や病院がカタログ・宣伝通りの素敵な場所であるのならば結構な話だが、じきに高級な刑務所や監獄だったと気がついた時には手遅れ後の祭り。

 ゼニカネ亡者の陥るありきたりな落とし穴は、ここは猿な人間が金儲けの安い芝居をうっているだけの社会だと忘れていることだ。

 夢や想像や予定通りの未来は決して訪れないのは、愚かな人間達が屯する場所だからだ。

 さあ? どうするの? は、俺が既に答えを出してずっと日常で行動しているさ。

 なんでも金で解決できれば楽なんだろうがね。

 残念ながら人間という猿が生きる世界には、貴方任せでは自由など手に出来ない掟がある。

 俺はいつの時代も先に動いているから、放っておいても介護や看護のお話が集まり、それが不動産の話になってゆく。

 何十年ものあいだ、なんでそんなに無駄な自腹を切って介護や看護に精を出しているのか? 偉い人なんだよ! と笑っていた連中は、そういうことだったか? と気がつく時には俺はもうそこにはいない。

 

 あなた方が共同幻想を抱いて価値だと信じ切って生きているモノには紙幣や通貨があるが、神や仏というものもそうだ。

 神社や寺で言っている神や仏なんざいやしない。

 こうやって自らで単独の神や仏になって生きて居る周旋屋は、もっと高みにある絶対な存在のことを身を持って知っている。

 これは怖ろしいもんだぜ。

 人類なんざ一瞬で吹っ飛んでしまうだろうよ。

 だからこそ、こう生きて居る。