オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

育児や介護まで金で誤魔化す社会

2021-11-05 09:56:45 | 高齢者の介護

 

 一人や二人でなく、何人も子供を育てあげた者でなければ、子供との関わり合いなんて解る訳もない。

 10歳過ぎたら次の子へと移り、あとは自分でしっかり考えて生きて行け! 自己責任を身に着けさせる。

 一人や二人の子に、生涯つきっきりで、親の財産や夢や希望や欲望を継がせるのは、飼育された豚の生き方だ。

 ・・・美味しく食べて戴くための、教育・・・誰に??

 おなじように、二人や四人でなく、何人もの高齢者の面倒を見て来た者でなければ、高齢者の気持ちなんて解る訳もないし、おなじように身体に障害を負ってみなければ、障害者の気持ちも理解なんて知識だけの薄っぺらいもんさ。

 世の中に理解を求めたり援助や救済を求めるなんてせず、自分で出来る限りを尽くして、出来ないことまではしない。

 なんでも自分の身で持って経験してこそ、初めて色んなことに気が付いて、深い味わいが出て来るもんだ。

 女や子供や高齢者に振り回される生き方は、興味もない。

 縋りついて来る者は、どんどん自分は次に生きながら振り回して強くする。

 弱い子孫は滅ぶしかないだろう。

 教えられた猿真似な知識に対応、ありきたりの感情に、ありきたりの感傷、そんなもので今を生きる人間を解釈してること自体、おかしいわい。

 大自然の中に、人工のモノを持ち込んで放置して、接してると称してる自慰野郎ばかり、自然保護を唄う自然破壊、人間が地球や宇宙を征服していると自惚れて居れるのは、たまたま自然災害が止まってる束の間の静寂だけだ。

 逃げるぜ、逃げるぜ、そんな自惚れ野郎どもは、とっととまっ先に逃げた挙句に最悪の始末に遭遇する。

 いざという時に役に立つのは、キレイごとのゼニカネや国家などではなくって、ひとりひとりの関わり合いだ。

 

 贅沢な施設に、行き届いた介護、お金をかければ、高齢者の老後は豊かになる・・・猿の幻想も甚だしい。

 家やモノは古くとも、最低限のモノがあれば充分だし、一番に大事なことは、放置して他人に任せることではなくって、毎日の他愛も無い会話だ。

 共稼ぎになって、育児も他人任せの施設任せになってしまって、植え付けられる価値観も共通一次では、これはロクでもない奴隷社会の養成所みたいなもんだ。

 義務教育よりも前の、幼児教育から価値観を統一しようとする思惑で、消費社会を煽りに煽って、オヤジ一人の稼ぎでは暮らせない社会を作りあげた。

 ならば出来る限りの時間を子供とともに遊んでやれば良いことだが、余暇や休日はガイドブックにネットで検索。

 そんな連中の身内の高齢者の介護は、おなじように施設任せの他人任せ、その原資を稼ぐために働いて働いて、この狂った輪廻循環に疑問を感じないほうが可笑しいだろう。

 ところが、ぜんぜん疑問が無いどころか、当たり前のことになりつつある。

 あんたはそれでエエんかいな??

 

 常に群れにはならずに、独りで生きる。

 それでいて流れは常に主流でしか、泳がない。

 これが俺の63年間ではある。

 だから関わり合ってる人たちは多種多様。

 ただ普通では無い、おなじような、とんでもない連中ばかりには、なっている。

 

 20歳の頃、大学を中退してモノを書くことと自費出版を始めてバイト生活に明け暮れていたが、当時17歳だった女の子を狭い6畳一間に住まわせて、5年くらい同棲したことがあった。

 医者や家族も手を焼いていた精神分裂病と病名を付けられて入退院を繰り返していた女の子だった。

 詳細は書かないが、とにかく最初の1年は予期できない行動と言動に振り回され、それからだ、徐々に普通になり、外に働きに出るようになって、にこやかで優しい女の子に戻って行った。

 認知症の高齢者を近くに引っ越しさせて、6月後半から毎日その世話をしているうちに、キレイに認知が治ったもんだが、よくよく考えると、精神分裂病と病名を付けられた子と暮らしていた若い頃の日常と、変わらないことを俺はやってるだけだと笑っている。

 自分の子供らはたくさん手をかけて育てた。

 いまは高齢化した両親の世話や、身内の高齢者に、アカの他人の高齢者の世話、毎日仕事の合間に走り回っている。

 心身損耗、毎日まいにちがクタクタになって、膝の半月板を縛って歩いている歩数は、毎日1万歩は軽く越えているが、自営の仕事をやっているおかげで、時間は自由自在になってるから、それが出来ているようなもんだ。

 予期して、去年も今年も夏までには1年の売り上げをボン!っと稼いで、余裕のある状態にして動いている。

 国家の補助や、他人のふんどしを借りるような真似はしない。

 そういう性分なんだろうと、笑うしかない。

 
 


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