オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

喧しいメディアにうんざりする夏

2019-07-31 11:00:41 | 銀座の周旋屋

 

 社会を賑わしてる経済事件は多いが、俺くらいの歳になると、その報道される首謀者の名前に聞き覚えがあるというケースも多くなってる。

 40年近くも、不動産の世界であらゆる仕事をやってきてるせいで、最近も大きな銀行をひとつ潰しかねない経済事件があったが、その創業者は昔馴染みのオモロイおっさんやった。

 ・・・マスコミが喧しく付き纏うから・・・と、変装して、静かな場所で飯でも喰おう、そんな感じ。

 あくまでも不動産屋として、売ったり買ったり、借りたり貸したり、管理したりの仕事で付き合ってるから、その経済事件にはいっさい関与はしないし、興味もない。

 いまをトキメク反社会勢力でもないし、ただ大掛かりなことはやらかす・・・そんなオヤジもいる。

 少なくとも、昔のオヤジ連中だから、絶対に俺に迷惑がかかるような落ち度は作らない。

 彼らの敵は国家そのものであったり、大企業や外資系のオシャレな会社になる。

 立ち位置は俺もおなじような地べたで生きてるから、笑って眺めている。

 毒を持って、毒を制す、毒と毒を合わせれば妙薬にもなる・・・というのは、大嘘だな。

 しょせんは、毒は毒として亡びるのが筋だと知っているからこそ、その日々は愉しいんだろうよ。

 元ヤンキー、元ヤクザ、元なんとか・・・それを売りにして、いまは社会に貢献してます! みたいな嘘くさい連中はメディアの作ってる創作品だ。

 悪は死ぬまで悪、これが俺の時代の普通の在り方だ。

 

 20年くらい前に、中央区内で投資会社をやってずいぶんと羽振りの良かった社長がいて、もう70歳になろうかという年齢だが、今は三多摩の田舎の市営住宅に住み、細々と援助を受けながら暮らして居る。

 家族はとうに離散して、老いた母親の介護をしながら、自身も脳梗塞で倒れて以来、喋ることですら大変そうな後遺症を持って生きて居る。

 若い頃に無茶やって踏み倒していた借金・負債が、まわりまわって俺に債権譲渡、相手が俺で良かったね~、そんなのんびり返済を続けている。

 ・・・生きてるうちには返せないかも知れないよ・・・

 そんな調子でも10年は払い続けている。

 俺自身は、もう忘れている債権だな。

 これがヤクザな相手なら、命自体も縮めていただろうよ。

 債権を有する、保証人になる、こういう行為は、その時にすでにその負担を用意しておかなければ出来ない。

 金(ゴールド)と一緒で、持ってることすら忘れても、別に困ることもない状況でやることだ。

 

 成年後見人となった弁護士と、財産管理の仕事もやってる。

 身内・相続人が多く揉めていると、裁判所に提出する書類の根拠になるものをイロイロと作る。

 これはこれで面白い。

 すでに金儲けだけでは仕事をする気が失せてる周旋屋には、人間のドロドロの仕事が愉しみでもある。

 ドロドロの汚い沼地に咲く、蓮の花は大輪だろう。

 何事もなかったかのように、平然と花開き、花散ってゆく。

 

 暑いね~・・・夏だもの。

 子供らは夏休みで出掛けたくとも出掛けられない・・・俺がまとめて海へと連れて行くさ。



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