黄金虫

変わった感じの男の子が、
最初に現れた時は冬で、綿入れの半纏にGパン、
髪の毛はアフロ、靴はリーガルの白いスニーカーでした。

２回目に訪れた時、カウンターに座りましたので話をしました。
そうしたら同じデザイン学校の後輩だと云う事が分かりました。
横浜の友達、妻、僕と同じ学校です、と云う事は全員の後輩です。

これが鶴田君との出会いでした。
この時から、鶴田君はお客さんでは無く、
唯の後輩に成りました。

鶴田君が連れて来たのが関君、
今2人とも弊社で塗装の仕事をしています。
時が過ぎていくのが早いですね～、もう30年の付き合いです。

或る日、アルバイトの女の子が、
『マスター、私の知り合いのカマロを売りたい社長が接待用にお店を遣りたがっているんです、もしこのお店を売るのでしたら紹介します』と話を持ってきました。
『カマロは買わないけど、この店を欲しいと言うのなら会わせて貰える？』と僕。

早速話の社長に会わせて貰いましたら、中学校の同級生でした。
彼とは成人式以来の再開でした。


トヨタマークⅡGSS
当時僕が乗っていた車で、
偶然にも2000CCでNO.は、練馬2000でした。
『品川NO.でしたら、トヨタがカタログで使い、
お客さんの所には来なかったと思います』と、
セールスマンの白石さんに言われました。