当時の思い出話３

田植えには、知らない人達も数人いました。
田植え仕事が終わると、全員が大家に集まり夕ご飯です。
囲炉裏の回りが食卓になり、
野菜の煮付けや干物、フライなど、当時としてはご馳走が並びます。

『さ～さ、上にあがって一緒に食べましょう』と声が掛かりますが、
知らない人達数名と一緒に、母は土間にゴザを敷いただけの食卓にいました。
そのような仕来たりだったのでしょうか、

味噌汁の具は、サトイモの茎が多かったように思います。
この家の人達は、ザリガニを茹でて食べていたようですが、
我が家では一切食べませんでした。
『川魚は泥臭くて食べられない』と母は言います。

同級生の中には、
ザリガニや川のカニを食べて、ジストマに罹った者もいました。

ジストマ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%9E


この人達も、50年前は青春真っ盛りで、母が相談相手でした。