異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

朝日慰安婦報道で自民党国際情報検討委員会が決議~吉田委員長は「クマラスワミ報告」全文を読んでいない!

2014-09-25 23:20:12 | シェアー

想田 和弘さんのFBより

(1)自民党の外交・経済連携本部「国際情報検討委員会」とやらが以下の決議をしたらしい。

 「吉田証言が否定された=性的虐待も否定された」とするネトウヨレベルのお粗末な決議だが、この委員会の委員長である原田義昭衆議院議員が、「クマラスワミ報告」の全文を読んでいないことを荻上チキさんのラジオ番組で告白した。

読みもしないで決議…。自民党ってネトウヨ党に党名変更した方がよいのでは。

かぶらぎさん提供の音源...

http://5inkyo.net/10/Session-22%2020140924.mp3

『 決議 』 平成26年9月19日

自由民主党 外交・経済連携本部 国際情報検討委員会

 朝日新聞が慰安婦問題などにつき虚偽の報道であったことを認めた。朝日新聞が発信してきた虚偽の記事が国際的な情報メディアの根拠となり、国際社会が我が国歴史の認識を歪曲し、結果として我が国の評価、国益を著しく毀損した。朝日新聞の謝罪は国民の名誉と国益の回復には程遠いが、いわゆる慰安婦の「強制連行」の事実は否定され、性的虐待も否定されたので、世界各地で建設の続く慰安婦像の根拠も全く失われた。
 わが国は国際社会で一貫して平和と民主主義を希求し実践している。かかる誤った国際認識には断固として正していかなければならない。
 国連を始め全ての外交の場、また官民挙げての国際交流の中で、国としての正しい主張を訴え続けることが必要である。しかもその主張は国際社会に正確かつ十分に届かなければ全く意味がない。
 わが国は国際関係においても情報の公開や広報の充実強化に努めているが、国の主権や国益を守り抜くためには、単なる「中立」や「防御」の姿勢を改め、より積極的に情報発信を行う必要がある。国としての情報戦略を立てつつ、一方で諸外国の情報、動きを敏感に察知し国としての対応を機敏に行うことが必要である。
 国としてそのための積極的政策をしっかりと進めていかなければならない。   以上

番組全体の音源はこちら。
http://podcast.tbsradio.jp/ss954/files/20140924main.mp3

 

 

(2)クマラスワミ報告(PDF)  http://www.awf.or.jp/pdf/0031.pdf

知らない人が多いので言っておくと、慰安婦を「軍性奴隷」とした国連の「クマラスワミ報告」では、吉田清治証言はたったの1行しか触れられていない。吉田証言が覆っても「性奴隷」の認識は国際社会で変わらない。日本語訳があるので読んで欲しい。

 


山谷えり子議員/ 記者会見でポロリ 「在特会のHPを引用したまで」

2014-09-25 22:56:24 | シェアー

http://tanakaryusaku.jp/2014/09/00010074より転載

 山谷えり子大臣ポロリ 「在特会のHPを引用したまで」

 2014年9月25日 21:21

 「在特会は在日特権をなくすために活動する組織」。文書でこう回答していたことを明らかにされると、山谷大臣はうろたえた。=25日夕、日本外国特派員協会 写真:筆者=

「在特会は在日特権をなくすために活動する組織。文書でこう回答していたことを明らかにされると、山谷大臣はうろたえた。=25日夕、日本外国特派員協会 写真:筆者

 驚愕の記者会見が世界に向けて発信された。警察行政のトップが、ヨーロッパなどでは犯罪にあたるヘイトスピーチを繰り広げる団体の言い分をそのまま使ってしまったのだ。

 山谷えり子・国家公安委員長兼拉致問題担当相は、TBSラジオ番組の質問に対して「在特会については在日韓国人・朝鮮人問題を広く一般に提起し、彼らに付与されている『特別永住資格』の廃止を主張するなど、『在日特権』をなくすことを目的として活動している組織と承知している」と文書で回答していたことが分かった。

 きょう、日本外国特派員協会で開かれた山谷大臣の記者会見でTBSラジオ番組のディレクターが明らかにした。

 在特会(在日特権を許さない市民の会)のヘイトスピーチをめぐっては、国連人権委員会が7月に、国連人種差別撤廃委員会が8月末に、日本政府に対して法規制するよう求めている。

 ヘイトスピーチはドイツやフランスなどでは法律違反で警察の取り締まりの対象となっている。

 海外では犯罪となるヘイトスピーチを日本各地で平然と繰り広げている在特会の主張を、警察行政のトップが文書上で繰り広げたのである。

 TBSラジオのディレクターは質疑応答で「在日特権とは何か?」と山谷大臣に質問した。会見場は騒然となった。記者団の追及に山谷大臣は「HPを引用したまで」とかわした。

 週刊誌のインタビューで在特会の存在すら知らないと答えていた山谷大臣だが、彼らのHPを自身の回答に引用したということは、在特会が何であるかを知っていたということだ。ウソがばれた瞬間だった。

山谷大臣との関わりが取り沙汰されている在特会のデモ。=23日、六本木 写真:筆者=

山谷大臣との関わりが取り沙汰されている在特会のデモ。=23日、六本木 写真:筆者=

 山谷大臣は自己紹介のすべてを拉致問題に割いた。横田めぐみさんの写真パネルを手に掲げながら英語で話すほどの念の入れようだった。拉致問題を 売り にする山谷氏はご満悦の体で自己紹介を終えた。

 ところが質疑応答に入ると外国人記者から出た質問はすべて「在特会との関わり」だった。拉致問題を質問したのはNHK1社のみだった。

 口火を切ったのはイギリス人記者だった。

大臣は増木重夫氏(元在特会幹部)との間柄を知らなかったと言っているが、増木氏のほうは15年前から知っているという。増木氏を何年前から知っていたか?何度会ったか? ザイトクカーイ(在特会)の主張は容認できないと公言して欲しいのだが?

 山谷大臣の表情が一瞬にして険しくなった

私は選挙区が全国であり、沢山の人と会う。増木さんという人が在特会かは存じ上げない。それは記憶にありません。沢山の人といろんな機会に会い、いろんな意見を聞く。一般論としていろんな組織についてコメントするのは適切ではない。

アメリカ人記者:
国連、米国務省、あなたが管轄する警察庁はいずれも在特会をヘイトクライムの犯罪グループと特定している。差別的な気持ちを煽動し、在日韓国人への憎悪を創り出している。警察のトップとして差別行為は許さない、人種差別は良くないといって欲しいのだが? 国連は何度も勧告しているし、国務省も言及しているのだが?

山谷大臣:
ヘイトスピーチに関しては特定の集団や人に対して名誉毀損、侮蔑的、憎悪感情を煽る、誠に良くない憂慮に堪えない事である。

昨今の日本でヘイトスピーチをする人、それに反対する人の間で暴力的な行為すら起きている。遺憾に思っている。警察としては適切な警備を行い、違法行為があれば厳正に対処していかなければならない。

田中:週刊文春とのインタビューで山谷大臣は在特会の名前も知らないといったが、今、国連からこれほど問題にされている団体の名前も知らなくて警察のトップが務まるのか?辞任に値しないか?

山谷:ヘイトスピーチ、ヘイトクライムに関しては憂慮に堪えない。遺憾に思う…(中略)週刊誌のやり取りに関しては、事実ではない。

 山谷大臣は、どんな追及に対しても「違法行為があれば厳正に対処する」「ヘイトは憂慮に耐えない」などとかわした。在特会に対する厳しい姿勢は具体的に何も示さなかった。

 ヘイトを取り締まれば自らの支持基盤が揺らぐ。かといって野放しにすれば、日本政府が国際社会で信用を失う。究極の選択を迫られているという認識が果たして山谷大臣にあるのだろうか?

 


有権者の無関心が安倍政権を支える? もはやレジスタンス(抵抗)の時代に入った(想田和弘)

2014-09-25 22:08:51 | シェアー

神奈川新聞カナコロ http://www.kanaloco.jp/article/78115/cms_id/103191 2014.09.25

 

時代の正体(30)熱狂なきファシズム(下) 有権者の無関心、なぜ

 米国ニューヨーク在住の映画作家想田和弘さん(44)は自民党の安倍晋三首相の政権運営を全体主義的だと批判し、「熱狂なきファシズム」の広がりを危惧する。一方で、有権者の無関心や安易な政治態度がそれを下支えしているとも指摘する。

 

□消費者民主主義の影

 憲法改正に原発の是非、消費増税案、環太平洋連携協定(TPP)問題、経済再生。2013年の参院選は国の行方を左右する争点が並んだにもかかわらず、投票率は52・61%と戦後3番目の低さにとどまった。自民党はこの選挙で圧勝し、ねじれ国会は解消。その後は特定秘密保護法案を強行採決するなど、数を頼みに強気の政権運営が続く。

 「自民党の絶対得票数は高くなく、決して圧倒的な支持を受けたとはいえない。ただ有権者の『関心を持たない』という態度が、結果的に彼らの方針を支える構図ができている」

 本来は国民的議論を起こし、熟議を重ねるべき問題が音を立てずに決められていく。異を唱える有権者たちの声は、「恐るべき無関心」といううねりにのみ込まれ、大きくならない。

 「原発の問題、民主主義を破壊するかのような自民党の振る舞い、そして政治に関心を持とうとしない大多数の国民。これだけの問題にほとんどの人が反応しない。そもそも『危機』として認識していない」

 その背景として、「消費者民主主義」というあり方を指摘する。政治家は政策という「商品」を与える存在で、有権者は「消費者」であり、その対価として投票と納税で応える。

 魅力がなければ買ってもらえないから、政治家は耳当たりのよい政策を並べる。消費者化した有権者は政策や問題を吟味しない。不良品だったら、それは売り手の責任だと文句を言う。

 民主主義において、主権はあくまで国民=有権者にある。政治を行う主体であるはずの国民が「分からないから」政治家に任せきりになり、「興味を持てないから」投票もせず、そこに責任も感じない。

 「現政権がこの構図をどこまでしたたかに利用しているかは分からない。ただ有権者は、消極的で必要な支援をしていると言える」

 

□政治的には赤ちゃん

 なぜ、有権者が主権者から遠ざかるのか。なぜ、政治を主体的に捉えられないのか。根底にあるのは「教育」の不足だと指摘する。

 「日本の学校では『政治教育』と言えるものがほとんどない。教わらなければ因数分解が解けないように、一定の訓練を受けなければ、自分がどうやって政治的態度を決めればいいかは分からない」

 憲法改正でも外交問題でも同性愛の問題でもいい。賛成反対、いずれかの立場に立たせ、議論させる。どんな問題でも必ず「リサーチ」が必要となる。歴史的背景、相対する側の主張と弱点、他国での例…。その上で議論のマナーを学ぶ。争点を合わせ、相手の意見に耳を傾け、冷静に互いの論を戦わせ、最良の着地点を探っていく。

 「こうした教育を米国では小学校からやっているし、ドイツでは重大な問題が起きると、そのまま翌日の授業をその議論に充てることもある。その訓練が将来の政治的意識を育んでいく。日本は『色』がつくのを極端に恐れ、無菌室の中で育てていく。結果ほとんどの人が、政治的には赤ちゃんのまま、いきなり投票権を得ているのが現状」

 免疫がないから「風邪」をひきやすく、「風」にも流されやすい。極端な論に簡単に飛びつき、自分に都合のいい情報だけを集め、信じ込む。「ネトウヨ」や外国人の排斥を叫ぶ「ヘイトスピーカー」はその典型だという。

 

□権利行使という努力

 民主主義の後退が政権を利する形となっている日本は「もはやレジスタンス(抵抗)の時代に入った」と語る。「改憲草案を読んでも、ここまでの政権運営を見ても、自民党が民主主義を切り崩そうとしているのは明らか。僕らはレジストして、民主主義を守っていかなければならない」

 同様の危機を感じ、行動に移す人も確かにいる。「僕がゲストで招かれた憲法関連のイベントには、人が入りきれないような状態になる。彼らは本気で日本を心配しているし、勉強もしている」。12年と14年の東京都知事選では、脱原発や安倍政権の暴走阻止などを訴え、無所属で立候補した元日弁連会長の宇都宮健児氏が次点となるなど、一定の広がりは感じている。

 「ただ冷静に見ると社会全体の中でそういう人たちは、ほんのひとしずく。頑張っても意味ないと、むなしさを感じることもある」

 ではどうするか。われわれは「群れるための作法」を身につけるべきだと語る。

 「近代化は個人が自由になっていく反面、地域や家族、会社のつながりを分断していく過程でもあった。この状態では有権者の声は大きくならず、民主主義は機能しにくい。かといって昔には戻れない。だから私たちはその代わりの装置として、平田オリザ氏が言うような『緩やかな共同体をつくる努力をするべきだ」

 趣味の同好会や地域の集まり、社会貢献活動など。「同じ個人がいくつものグループに所属し、重層的に関わっていく状態」を創出し、さまざまなネット(網)を編んでいく。

 「その過程で人間関係が熟していく。それが政治的態度を決める訓練の場ともなる。そして身近な問題について、そのグループを母体として群れるようになる。個人が孤立しないことで、声を大きくしていくことができる。非常に長い時間がかかるが、これを脈々とやっていく必要がある」

 権力の暴走には「民主的な武器」を持って明確に拒否を示し、権利を行使するという努力をやめないことで民主主義を守っていく。一発逆転はない。ヒーローが全てを変えてくれることもない。だからこその民主主義と言うこともできる。

 「例えば『表現の自由』が担保されていない中国では、居酒屋談義で政権を批判すれば、密告される危険性もある。憲法が保障する権利は、水や空気のようなものだ。なくなって初めて、その大事さが分かる。でもその時には、もう遅い。日本でそれが失われる危機にあるということを、認識したほうがいい」


人々の無関心と「否認」の中、低温やけどのようにじわじわと進行する、現代のファシズム(想田和弘)

2014-09-25 21:05:56 | シェアー

神奈川新聞カナコロ http://www.kanaloco.jp/article/78063/cms_id/103021  2014.09.24

時代の正体(29)熱狂なきファシズム(上)

 

日本の選挙の不条理を描いたドキュメンタリー映画「選挙」「選挙2」で知られ、米国ニューヨーク在住の映画作家想田和弘さん(44)は今の日本を眺め、言う。「民主主義をやめたがっているようだ」。自民党の憲法改正草案に全体主義志向を見て、特定秘密保護法案の強行採決や解釈改憲による集団的自衛権の行使容認が看過されたさまを「熱狂なきファシズムが進んでいる」と表現する。その真意は。

 ◆無関心と楽観主義

 「熱狂なきファシズム」の意味するところを同名の著書でこう説明する。 

 〈安倍首相率いる自民党は、明らかに全体主義を志向する憲法改正草案を掲げ、それを一つの争点としながら、国政選挙で圧勝した。有権者は意識したかどうかは別として、結果的にはファシズムを目指す政党に国家権力を委ねた〉

 ただ、それを「ファシズム」と言い切るのはしっくりこないという。

 〈ファシズムという語にはある種の「熱狂」が伴うイメージがある。ヒトラーやムッソリーニや昭和天皇のように、カリスマとして祭り上げられた指導者と彼らを熱狂的に支持する国民がいる。しかし、安倍氏を熱狂的に支持する人はあまりいないし、投票率も戦後最低レベルだった〉

 考えをめぐらせていたころ、ある新聞社の記者から取材を受けた際にふと思いついたのが、「熱狂なき-」だった。

 

 〈現代的なファシズムは、目に見えにくいし、実感しにくい。人々の無関心と「否認」の中、低温やけどのようにじわじわと進行するものではないか〉

 自身はこの造語に日本が立たされた瀬戸際の状況と危うさに警鐘を鳴らす意図を込めたと語る。

 2013年の参院選でねじれ国会を解消し、衆参両院で実権を握ってからの安倍政権の歩みは「残念ながら、その心配が当たってしまっている」。

 

 特定秘密保護法案は十分なチェック体制の確立がされず、多くの問題を残したまま強行採決された。憲法で禁じられてきた集団的自衛権の行使は解釈改憲によって道が開かれた。

 

 「秘密保護法は民主主義を形骸化させかねない歴史の大転換とも言える法案だった。だが、安倍さんは自らの所信表明演説で何も触れなかった。日本の安全保障政策が根本から見直しを迫られる集団的自衛権も本来は憲法改正手続きが必要な問題。世論に問い、広く議論を巻き起こすべき問題なのに、自民党は極力議論を避けようとしている」 

 だが報道機関による問題提起や追及の動きは弱く、有権者の反応も薄い。

 

 「無関心や『そこまでひどいことにはならない』という根拠のない信頼。そうして、低温やけどのようにいつのまにか傷を負っている。『少し熱いな』と放っておいて、気付いた時にはもう手遅れになっている。自民党はこの手法を明らかに意図的に、そして一貫して採っている」 

 

◆表現の自由の危機

 自民党の改憲草案の中で特に全体主義の姿勢が示されているのが「表現の自由」を保障した憲法21条の改正案だと指摘する。 

 現行の「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」に、改憲草案では「前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」という条文が追加された。

 

 「もし自民の案が通れば『公益及び、公の秩序を害する』表現活動はできなくなる。時の政府が公益を害すると判断すれば、僕がいましゃべっていることを言うこともできなくなるし、神奈川新聞が政権に批判的なことを書くことも不可能になる」

 

 8月には自民党の高市早苗政調会長(現総務相)がヘイトスピーチ(差別扇動憎悪表現)の規制策を検討するプロジェクトチームの会合で、国会周辺のデモも同列に規制の対象とする案を提示し、市民団体などの猛反発を受けて撤回するという騒ぎがあった。 

 「政権に都合の悪い国会デモをうるさいから規制対象にしようなんて、まさに全体主義の発想。でもやはりそれが本音なのだろう。本当に油断ならない」

 

 高市氏はその後、極右団体の男性代表と一緒に写真に写っていたことも明らかになった。麻生太郎副総理は7月の講演会で改憲に触れ、「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。あの手口を学んだらどうか」とナチス政権を引き合いに持論を展開。国内外の批判にさらされ、発言を撤回した。 

 「欧米諸国には、日本がかつて天皇制ファシズムの下に侵略をした歴史を持つ国という認識が常にある」

 

 発足当初は経済政策優先とみられていた第2次安倍政権に対する見方は確実に変わってきているという。

 

 「安倍さんが『侵略の定義は定まっていない』と発言したり、英語で『War Shrine(戦争神社)』とも表記される靖国神社に安倍さんや閣僚が参拝したり、ナチスに関して肯定的な発言や行動をしたりする。それはドイツのメルケル首相がナチスの墓を参拝し、ホロコーストはなかったと発言するのと大差ない」

 

 □海外から見た日本

 ニューヨークに居を移して21年。外から日本に触れてきたからこそ見えるものがある。

 

 「日本国内の議論はガラパゴス化している。従軍慰安婦の問題もそう。誤報をした朝日新聞はもちろん反省が必要だが、周囲の朝日たたきは常軌を逸している」

  内向きの論理にとらわれ、見落とされる本質。

 

 「強制連行の有無を争点にしているのは日本国内だけだ。日本が女性を『Sex Slave(性的奴隷)』として扱ったことが覆るわけではない。安倍首相まで慰安婦問題を朝日新聞のせいにして、慰安婦そのものをなかったことにしようとしているが、『日本の名誉を傷つける』のは朝日新聞よりもむしろ、歴史から目を背けようとする態度だ」

 

 議論や合議によらず、知らぬうちに他者を排斥して進む熱狂なきファシズム。低温やけどは通常のやけどより重症化しやすく、そして、治りにくい。

 

 

 そうだ・かずひろ 1970年栃木県生まれ。ドキュメンタリー映画の代表作に「選挙」「精神」など。著書に「日本人は民主主義を捨てたがっているのか?」(岩波ブックレット)、「熱狂なきファシズム ニッポンの無関心を観察する」(河出書房新社)など。

 


★NHK「原発事故⑬謎の放射性微粒子を追え!」放映中止に!・・・なぜだ?誰が?

2014-09-25 03:40:05 | シェアー

N.WさんのFBより

 
★NHK「原発事故⑬謎の放射性微粒子を追え!」放映中止!

以下、http://ameblo.jp/1tamachan/entry-11928932056.htmlよりの転載

2014年09月23日
テーマ:



(1)原発殺人鬼<原発マフィア>に弾圧され放送中止に追い込まれたのではないかと推測される<NHK教育テレビ「サイエンスZERO」「シリーズ原発事故⑬謎の放射性微粒子を追え!」セシウムの形態ほか>のPOINT

福島第一原発の事故で大量に放出された放射性物質・セシウム。これまでは放射線量などをもとに調査されていたが、その実際の形態はよく分かっていなかった。

 しかし、電子顕微鏡を用いた巧みな調査で、セシウムは不溶性の球形粒子として存在するものも多いことが明らかになった。

 この粒子が肺に入ると、従来想定されていた水溶性粒子に比べて長くとどまるために内部被ばくの影響が強くなるのではないかと危惧されている

(2)NHK・Eテレ「サイエンスZERO」「シリーズ原発事故」

良心的な番組が激減している近頃のNHKにあっては、比較的良心的な番組なので、私はこの番組を割と見ていました。特に「シリーズ原発事故」は、意識して見るようにしていました。

(3)2011年9月3日放送 シリーズ 原発事故(1) 原子炉で何が起きていたのか? ~炉心溶融・水素爆発の真相に迫る~ 放送内容

チェルノブイリ原発事故に並ぶ、最悪のレベル7となった東京電力福島第一原子力発電所の事故

 1号機の原子炉を再現したシミュレーションによって、事故当日のうちにメルトダウン(炉心溶融)が起こり、しかもほとんどの燃料が圧力容器の外に溶け落ちるメルトスルーに至っていたことが明らかになりました。

 また、水素爆発の原因が原子炉の設計と深く関わっていた可能性も浮かび上がってきました。放送当時における原発事故の最新情報に迫った良い作品であった。

http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp358.html

(4)2011年11月12日放送 シリーズ 原発事故(3)低線量被ばく 人体への影響を探る 放送内容

福島第一原発の事故を受けて、国は一般人が浴びる放射線量の上限を年間1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げました。

  この決定に対し一部専門家から異論も出ていますが、放射線の影響はどこまでわかっているのでしょうか。低線量被ばくによるDNA損傷を調べる研究や、1年 以上も放射線を照射して影響を調べる動物実験、さらに、感受性が高いといわれる幼児期の被ばくに関する研究など、放送当時における最新の知見を紹介した。

http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp365.html

(5)2011年12月17日 放送 シリーズ 原発事故(4) 内部被ばくの実態を探る
放送内容

東京電力福島第一原発の事故で心配されている内部被ばく。チェルノブイリ原発事故では、食べ物や飲み物によって内部被ばくした子どもたちが甲状腺がんを発症したことが知られています。果たして福島の子どもたちの健康に影響はないのか? 

 また、特定の臓器に蓄積しやすい放射性物質があることもわかっています。こうした臓器にはどんな影響が考えられるのか? 福島での調査などを通して、内部被ばくの実態を探った良心的な作品であった。

http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp370.html

(6)だんだんと放送間隔が空いていった「シリーズ 原発事故」

http://www.nhk.or.jp/zero/contents/series8.html

上のリンク先をクリックすると、弾圧されて放送中止に追い込まれたと推測される(13)を除く、過去の12回分の放送内容のPOINTが解る。

 放送された月日にご注目頂きたい。(6)迄はマンスリーで放送していて、実に気合いが入っていた事が解る。

 その後、(7)~(9)は、約2~3ヶ月間隔だった。そして、(10)以降は、だんだんと間隔が空いていく。しかし、今回放送予定だった作品は、前作から約2ヶ月しか経っていない。

そして、久しぶりに東日本の多くの人々が関心を持っている「内部被ばく」を取り上げた番組だったのだ

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↑画像:一昨日<9月21日>のテレビ番組表

 残念ながら、シリーズ原発事故⑬は、放送されなかった。「恐竜の細胞が見える」を再放送してお茶を濁した。

(7)NHKは早速「シリーズ原発事故⑬謎の放射性微粒子を追え!」の放送内容をウェブサイトから削除した!

以下が削除された内容です。

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↑NHKがウェブサイトから削除したNHK・Eテレ「サイエンスZERO」「シリーズ原発事故⑬謎の放射性微粒子を追え!」の放送内容

(8)NHK・Eテレ「サイエンスZERO」「シリーズ原発事故⑬謎の放射性微粒子を追え!」は、なぜ弾圧されたのか?

このブログのこの記事で紹介した通り、2011年にはこのシリーズで「内部被ばくの実態」を取り上げている。

 3年前は放送できて、今回が放送できなかったと言う事は、今回の内容が懲りずに原発再稼働を画策している原発殺人鬼<原発マフィア>どもにとって、3年前の作品以上に多くの人々に知られたくない内容が、今回の作品に含まれていたのではないかと推測される。

 あ るいは、3年前の作品と同レベルの作品でも、3年前のあの頃と比べたらはるかに福島県を中心に福島核テロによる深刻な小児甲状腺がんに代表される健康被害 が広がっているので、放送すると被害に苦しむ人々を刺激する事になる。だから放送中止に追い込まれたのではないだろうか。

 我々、正義派は、NHK並びに弾圧した勢力に対して満腔の怒りを込めて徹底的に糾弾し、この番組の放送実現を勝ち取ろう!