異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

蓮舫代表の記者会見に感動した 小林よしのり〔BLOGOS 2017.7.19〕

2017-07-21 13:34:03 | 命 人権 差別

小口 幸人さんFBより

私も結構感動したんです。
なんせ、産経新聞はもちろん、アゴラとかファクタなど、明らかに偏った目的をもっていると思われるところの記者も会見に参加できて、時間を取って質問できて、ネットの噂の真偽を問うといった眉を潜める質問にさえ、しっかり答えていたからです。

菅官房長官や安倍総理大臣の会見とは天地の差でした。 

 

意見をつなぐ、日本が変わる。BLOGOShttp://blogos.com/article/235561/より転載

記事 小林よしのり

    2017年07月19日 16:42

蓮舫代表の記者会見に感動した

今日、台湾の蔡焜燦さんの訃報があった。
わしの『台湾論』にも出てきたが、何度も会って、日本と台湾の友好を確認し合った仲だった。
お悔やみ申し上げます。

さて、民進党・蓮舫代表記者会見を最初から最後まで見た。
戸籍公開に疑問を持っていたが、この記者会見は凄かった。
まったく素晴らしかった!
わしは蓮舫を見直した。実に好感を持った。

蓮舫の父親は「元日本人」ではないか!
戦後は台湾の中で、蔡焜燦さんと同じ、「本省人」だから、国民党に好感を持つわけがない。

蓮舫の母親は「日本人」であり、すると蓮舫は「元日本人」と「日本人」の夫婦の子供ではないか!
産経新聞や、劣化保守どもは、台湾人の、しかも本省人(元日本人)を排外的に扱うなんて、信じられない馬鹿だ。

産経新聞や自称保守系の雑誌では、李登輝を「元日本人」と共感を持って取り上げてるくせに、蓮舫の父親を完全外国人と見做すなんて、日本人ではない!
産経新聞や「アゴラ」やネトウヨこそ、日本から叩き出すべき国辱野郎どもだ。

産経新聞の奥原とかいう奴は、「ネットでは三重国籍の噂がある」なんて言ってたが、恐るべき阿呆だ。
よく新聞記者なんかやれるな?
中国籍と台湾籍を一緒に取ることなんか出来るわけがない。
中国と台湾の緊張関係のことも知らないのか?
そもそもネットの噂に惑わされるような、知性ゼロの奴が新聞記事を書いてるのか?

しかし、蓮舫の説明は凄かった。
自分のアイデンティティーが定まらぬモデル時代を、まだ未熟だったと言ったのも良かった。
誰だって未熟な時代があり、成長していくのだ。 

安倍晋三があんなに見事に説明責任を果たしたことはない。
いや、説明責任を果たせるほど、日本語がうまく操れないのである。日本語が未熟なのだ。
だが、蓮舫は実に微細な点まで、日本語を操って説明してみせた。相当な能力である。

しかも、産経新聞やアゴラという、イジメ目当てのストーカーにすら、安倍首相のように「ああいう人たち」扱いをしなかった。
ちゃんと誠実に応えていた。
大したものだ。わしは蓮舫を支持する。党首にふさわしい。

 

 民進党の蓮舫代表が「二重国籍」問題で記者会見(2017年7月18日)

 

 

 

 


日野原重明氏が遺した安倍政権の改憲に反対する言葉! 「押しつけ憲法論」も真っ向否定 〔リテラ 2017.7.19〕

2017-07-21 01:23:20 | 憲法

画像に含まれている可能性があるもの:1人

 

==============================================

http://lite-ra.com/2017/07/post-3324.htmlより転載

日野原重明氏が遺した安倍政権の改憲に反対する言葉! 「押しつけ憲法論」も真っ向否定

2017.07.19
日野原重明氏が遺した安倍政権の改憲に反対する言葉! 「押しつけ憲法論」も真っ向否定の画像1
日野原氏著『十代のきみたちへ−ぜひ読んでほしい憲法の本』冨山房インターナショナル


 100歳を超えても現役医師として活躍した日野原重明・聖路加国際病院名誉院長が亡くなった。延命治療を施さず105才での逝去は、日野原氏らしい大往生と呼ぶにふさわしいだろう。

日野原氏といえば、日本初の人間ドッグを開設したり、終末期治療の充実を提唱するなどして、医学界に大きな貢献をしたことはもちろん、地下鉄サリン事件発生時には病院をすぐさま開放する迅速な対応で、被害を最小限に抑えるなど、常に患者の側に立った姿勢を持ち続けたことで知られている。

一方、晩年は自らの戦争体験を通して、平和へのメッセージもおくってきた。それらは、2015年に刊行された『戦争といのちと聖路加国際病院ものがたり』(小学館)に詳しいが、いのちと向き合うはずの病院の中で起きたこと――東京大空襲で収容した1000人の負傷者。救えなかったたくさんのいのち。特高警察による監視、取り調べ。病院ロビーで聞いた玉音放送。終戦直後のGHQによる病院建物の接収――を余すことなく伝えることで、戦争に翻弄されるいのちのはかなさを説いている。

そんな経験を持つ日野原氏だからこそ、改憲にひた走る最近の安倍政権の動向には強い危機感を抱いていた。14年の憲法記念日には、『十代のきみたちへ−ぜひ読んでほしい憲法の本』(冨山房インターナショナル)を刊行。「戦争をできるように憲法を変えるのは反対」と護憲の意志をはっきり表した。

さらに、その危機感が強く伝わってきたのが、朝日新聞の連載「104歳 私の証・あるがまま行く」(16年3月19日・26日)に掲載された一文だ。 

「12年前の憲法調査会公聴会」というタイトルがついたこの文章の冒頭、日野原氏はまず、天皇皇后両陛下がフィリピン訪問の際に日本人戦死者、フィリピン人兵士双方の碑と墓を訪問したことに触れたうえで、こう宣言する。

〈現在、国会では憲法改正について議論になることも増えていますが、私は自らの経験から今後も一貫して日本国憲法の大切さを主張しつづけていきたいと思っています〉

そして、日野原氏は04年の憲法調査会公聴会に公述人として参加した際、「押しつけ憲法論」を否定し、制定からここまで、日本国民が日本国憲法をしっかりと守る努力をしてきたのか、と問いかけたことを明かしている。

〈憲法改正を訴える人たちは、この憲法をアメリカに押し付けられたものだと言うのですが、憲法は私たち国民の合意のもとで制定されたものです。その憲法を私たち国民はしっかり順守し、実践してきたと言えるのでしょうか〉

 日野原氏は、憲法前文にある「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う」という文言を挙げ、こう訴えたという。

〈我が国は平和を目指す国際社会の中で、日本国憲法前文がうたう「名誉ある地位」を占めてきたとは到底、言えない。私たちはそれを強く反省しなければならないし、また何をもってそれを償うかを考えなければならない〉

しかし、こうした訴えにもかかわらず、その後、憲法軽視はどんどんエスカレートし、第二次安倍政権でとうとう改憲が政治日程にのぼることになった。こうした動きに抗するように日野原氏は、記事の中でこう訴えている。

〈名誉ある地位は形式的なことで手に入るものではなく、具体的な労力、行動、犠牲を伴います。人を愛するとき、相手のすべてを「ゆるす」という犠牲が伴うのと同じです。それにより争いは避けられ、全体の安全が保たれることがあるのです。そのリーダーシップをとれる人がもっと日本に出てこなければなりません。武力で武力を制することはできません。別の手段を考えるべきなのです〉
憲法の目的は、国民のいのちを安全に保つことであって、憲法に定められた主役は「日本国民」です。押しつけどころか、私たちのいのちを武力以外で守る賢い仕組みです〉

 この記事が、日野原氏の待望するリーダー像とは真逆の安倍晋三首相を意識しているのは明白だろう。

〈今この時期、どうしても皆さんに私の考えをお伝えしたくて、筆を執った次第です〉

こう結ばれているこの文章からは、日野原氏の切実な危機感が伝わってくるが、しかし、その思いは安倍政権にはもちろん、まったく届いていない。

菅義偉官房長官は、18日の会見で日野原氏の死についてコメントを発したが、例の“スガ語”と同じ感情などまったく感じないトーンで「100歳を超えてもなお生涯現役として、医学界の発展に尽くされた。心から敬意と感謝を表するとともに、ご冥福をお祈り申し上げる」と、通り一遍のおくやみコメントを出しただけだった。

日野原氏の遺志を継ぐためにも、安倍政権の改憲の動きはなんとしてでも止めなければならない。

****************:

画像に含まれている可能性があるもの:1人、スマイル

画像に含まれている可能性があるもの:1人、テキスト