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異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

元SEALDs諏訪原健「僕も昔、保守ともリベラルともとれる答えを用意していた」 〔dot. 2017.4.25〕

2017-04-26 10:27:22 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

 dot. https://dot.asahi.com/dot/2017042300028.htmlより転載

元SEALDs諏訪原健「僕も昔、保守ともリベラルともとれる答えを用意していた」

(更新 2017/4/25 11:30)
諏訪原健(すわはら・たけし)/1992年、鹿児島県鹿屋市出身。筑波大学教育学類を経て、現在は筑波大学大学院人間総合科学研究科に在籍。専攻は教育社会学。2014年、SASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)に参加したことをきっかけに政治的な活動に関わるようになる。2015年にはSEALDsのメンバーとして活動した
 
 諏訪原健(すわはら・たけし)/1992年、鹿児島県鹿屋市出身。筑波大学教育学類を経て、現在は筑波大学大学院人間総合科学研究科に在籍。専攻は教育社会学。2014年、SASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)に参加したことをきっかけに政治的な活動に関わるようになる。2015年にはSEALDsのメンバーとして活動した

 

 安全保障関連法反対のデモ活動を行った学生団体「SEALDs(シールズ)」の中核メンバーだった諏訪原健氏は、かつて「政治になんて関わりたくない」と考えていたという。だが、そんな意識が変わったのは――。

***
「デモをやっている人なんて一部の特別な人でしょ」とか思ってしまう人の気持ちって、実はとてもよくわかる。

 僕が路上で声を上げるようになったのは、ここ3年くらいの話だ。
それまでは、そもそもデモなんて見たこともなかったし、自分が国会前に毎週足を運ぶようになるなんて思いもしなかった。バイトばかりやっていて、あんまりアクティブに社会と関わろうとする学生ではなかった。できるだけ家にこもっていたい、布団と仲良くしていたい。今でもそんな人間だ。

 自分の思いを表明したり、行動につなげたりするのってすごくエネルギーを使うことだと思う。僕みたいな腰の重い人間にはあんまり向かない。
実際、動かなきゃと思っても、気付いたら何もしないままってことが多い。

 3.11(東日本大震災)をきっかけにして、社会的な活動に参加するようになった人って多いと思うけど、その時ですら自分は何もしなかった。

 3.11の瞬間は鹿児島にいたから、いまいちリアリティを持てないままだったのもあるし、そもそも状況をきちんと見つめようとする気持ちすらなかったのだと思う。

 復興支援のボランティア活動をしている友人を見ても、「意識高いなー、えらいなー」と思うだけで、結局他人事だった。「原発についてどう思う?」って聞かれても、「リスクは大きいけど、電源交付金ないと回らないのが地域の実情だよねー」なんて言って、賛成とも反対とも言わずに、結局ごまかした。

 支持政党を聞かれた時には、安倍自民党ではないけど、民主党と言うのは気が引けるので「かつての自民党・宏池会かなー」とか答えた。

 保守ともリベラルともとれるような答えを用意しただけだった。今となっては、どうしようもなく恥ずかしい。

少しだけ立ち止まって、ちゃんと考えようとすればわかるはずなのに。
気付こうとすれば、見えてくる世界は全然違うはずなのに。
それなのに僕は面倒臭さがって、ずーっと何もしなかった。適当なこと言って、ずーっとやり過ごしてきた。それが何も悪いことだとも思っていなかった。

 でも、自分が何となくやり過ごしている裏で、実際に誰かが苦しんでいたんだと思う。直接の知り合いではないかもしれないけど、血の通った、感情を持った、僕らと何ら変わらない人間が。

 しかも僕たちが投票の時、もう少しだけ頭を使っていたら、そんな目に合わなかったかもしれないのに。今、目の前で流れているニュースに反応して声を上げたら、状況は少しでも変わるのかもしれないのに。

 そんなふうに、想像力をはたらかせてみると、自分も誰かの苦しみに加担しているのかと思えてきて、どうしようもなく恐ろしい。
本当にごめんなさいって気持ちになる。

「原発なんて簡単になくならないでしょ?」

「米軍基地がなくなったら防衛はどうするの?」

「共謀罪は一般人には関係ないでしょ?」

「好きで大学行くのだから、奨学金を借りるなんて当たり前でしょ?」

「性暴力を受けても、仕方ないような格好をしてたんじゃないの?」
 
 そういう言葉を投げかけるのって簡単だ。でも、それって力の強い者が、弱く小さき者を納得させるのに都合のいい言い訳なんじゃないですか?

 為政者が国民の目を背けさせるために使っている常套句なんじゃないですか?

 それをあたかも自分の意見かのように振りかざして、自分は大丈夫だと安心して、それで本当にいいんでしょうか。

 適当なこと言って、考えることをやめて、できるだけ雑音のない世界を生きる方が、表面的にはずっとハッピーに決まっている。

 毎日みんなそれぞれ忙しい。気付いたらまた次の1日が始まってみたいな生活していたら、政治なんて考えられなくても仕方ない。

 だけどそういうこと繰り返している間に、この社会は取り返しのつかないことになるんじゃないかと思えてしょうがない。

「憲法守れ」とかそういうこと語ることが、「左翼」とか「反日」とか言われる社会になっている。

 権力者が、憲法の枠の中で政治やるのは当然のことで、思想がどうとか支持政党がどうとか、それ以前の問題だ。

 それなのに、極端に偏っているかのように非難される。
これまで「当たり前」だと思っていたことが、どんどん当たり前ではなくなっている。ものを言うことがどんどん難しくなっている。

 こんな調子だと、やがて政治について語ること自体がタブーになるかもしれない。気付いたら政治は、人々のものではなくなるかもしれない。

 民主主義(笑)――みたいな空気に、社会が包まれているかもしれない。
公のために、誰かが痛い目をみるのが当然の世の中になるかもしれない。

 僕はそんなふうにはなってほしくない。少し前まで、わかったふりして、ちゃんと政治と向き合ってこなかったから、偉そうなこと言えるような人間じゃないのは自分でもよくわかっている。

 アレコレ発言しても家に帰ってから「あんなこと言わなきゃよかった――」って後悔することも多い。

 でもそんな人間だからこそ、政治について意見するくらいのことは、別に特別な人間じゃなくてもできるって思うわけです。

 考え直すことは、いつからでも始められる。とりあえず今、思っていることを言うことから始めたらいいし、社会も、自分も変わるから、言っていることが後から変わってもいい。それくらいの気持ちで、みんな思っていることを本音で語り合えたら、その瞬間からちょっとこの社会は良くなるんじゃないかな――と僕は思うのです。(諏訪原健)

 

 

 

 


4/25  今村復興相 辞任の意向固める | NHKニュース ~震災復興に関連し「東北のほうでよかった」と発言

2017-04-25 21:33:55 | 東北大震災

 
                                TBSニュース : 今村復興相、震災被害「東北で良かった」すぐ撤回
 
 

今村復興大臣は自民党の派閥のパーティーで、東日本大震災の復興に関連して、「まだ東北のほうだったから、よかった」などと、被災者を傷つける発言をした責任を取りたいとして、復興大臣を辞任する意向を固めました。
安倍総理大臣は、国会審議などへの影響を最小限に抑えるため、速やかに後任人事の調整を進めるものと見られます。

 

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NHK NEWS WEB 
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170425/k10010960981000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_001

今村復興相 震災復興に関連し「東北のほうでよかった」と発言

今村復興大臣は25日夜、自民党の派閥のパーティーで講演し、東日本大震災の復興に関連して、「まだ東北のほうだったからよかった」などと述べました。その後、今村大臣は、誤解を招きかねない発言だとして撤回し、謝罪しました。

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今村復興大臣は25日夜、所属する自民党二階派のパーティーで講演し、東日本大震災の復興に関連して、「社会資本などの毀損も、いろんな勘定のしかたがあるが25兆円という数字もある。これは、まだ東北のほうだったからよかったが、もっと首都圏に近かったりするとばく大な額になる」と述べました。

このあと、今村大臣はみずからの発言について、記者団に対し、「東北でもあれだけのひどい災害だったので、これが首都圏に近いほうだったら、もっととんでもない災害になっているという意味で言った。決して東北のほうでよかったという趣旨ではない。取り消させていただく」と述べ、撤回しました。

そのうえで今村大臣は、「ご心配いただいたことについては、改めてしっかりとおわびを申し上げる」と述べ、謝罪しました。

今村復興相「深く深くおわび」

今村復興大臣は25日夜、記者団に対し、みずからの発言について、「私の不適切な発言で皆様を傷つけたことを深く深くおわび申し上げます。まことに申し訳ありませんでした」と述べました。

今村復興相の一連の発言

今村復興大臣は、さきに記者会見で、質問した記者に対し、「うるさい」などと述べ、陳謝したほか、原発事故によるいわゆる「自主避難者」が帰還するかどうかは、自己責任だなどという認識を示しその後、撤回し、陳謝しました。

26日の参院復興特別委の審議 取りやめも

今村復興大臣が、25日夜、みずからの講演での発言を撤回し、謝罪したことを受け、民進党の榛葉参議院国会対策委員長は、自民党の松山参議院国会対策委員長に電話で、「あす予定されている参議院の東日本大震災復興特別委員会の審議は取りやめるべきだ」と求めました。これに対して、松山氏は、「状況を確認してあす改めて協議したい」と述べました。

宮城県知事「東北を軽んじている」

宮城県の村井知事は、「首都圏と東北を比較したらばく大な財源が必要になるというのは、そのとおりかもしれない。ただ、『東北だからよかった』というのは被災者の感情を逆なでするものであり、東北を軽んじている印象を与える。復興大臣という要職にあるので発言にはくれぐれも注意してほしい」というコメントを出し、批判しました。

南三陸町長「誤解招く」

宮城県南三陸町の佐藤仁町長は、NHKの取材に対し「もし首都圏で東日本大震災と同じ規模の災害が起きた場合、東北と比べるとばく大な額の財源が必要になることは間違いないので、そういった意味合いで発言したのではないか。悪意はなかったと思うが、受け止め方が分かれるような発言をするのは誤解を招くので気をつけてほしい」と述べました。

陸前高田市長「立場をしっかりと理解して」

岩手県陸前高田市の戸羽太市長は「被災地を傷つけるつもりで発言したわけではないと思うが、その言葉によって傷ついたり不快な思いをしたりする人は被災地にたくさんいる。復興大臣を頼りにしている人もいるので立場をしっかりと理解して発言には気をつけてほしい」と話していました。

東松島市長「趣旨を確認したい」

宮城県東松島市の阿部秀保市長は「今、初めて聞いて驚いている。影響力の大きい方の発言なので、発言自体がどんな趣旨で発言したのかまずは確認したい」と話しています。

原発立地の双葉町長「寄り添った姿勢感じない」

東京電力福島第一原発が立地し、原発事故の影響で町の面積の96%が住民が長期間にわたって戻ることが難しい「帰還困難区域」になっている福島県双葉町の伊澤史朗町長は、「発言が本当ならばあまりにも遺憾だ。今村大臣をめぐっては前回の発言のこともある。震災と原発事故で本当に苦しんでいる人たち一人一人に寄り添った対応が必要なのにそうではない姿勢を感じる」と話しています。

被災地で批判の声相次ぐ

今村復興大臣の発言について、東日本大震災の被災地、仙台市では批判の声が相次いでいます。

震災の発生当時、宮城県名取市に住んでいたという20代の男性は「怒りを感じています。人が少ないからと思っての発言だと思うが、大臣の身分での発言ではないと思う。まだ復興は進んでいない。現地の人の気持ちを考えてほしい」と話していました。

また仙台市の30代の男性は「6年経ってきているので、徐々に風化して震災のことが忘れ去られているのではないかと感じる。そういう発言をする人が復興大臣に選ばれたということは選んだ人の責任だと思うし、本人も自覚が足りないと思う」と話していました。
さらに20代の男性は「正直、悲しい。他人ごとだと感じているのではないか。復興のかじ取りをする人がこういう発言をするのは残念でむなしいし、あきれて言葉にできない」と話していました。

宮城県気仙沼市の仮設住宅でも怒りの声が相次ぎました。
震災で自宅を失い気仙沼市の仮設住宅で6年近く暮らしている吉田規夫さん(68)は「いまテレビでニュースを見ましたが、被災者の気持ちを害するひどい発言だと思います」と話していました。また、同じ仮設住宅に暮らす小野寺厚志さん(62)は「ひどい発言でこんなことを言う大臣には辞めてもらいたいです。発言を撤回すればよいという問題でもありません」と話していました。

宮城県南三陸町の仮設住宅に6年近く暮らしている40代の男性は「非常に怒りを覚えます。こうした人が復興大臣をしているのは不適切だと思います。先日、宮城県の被災地に視察に来たばかりなのにこの程度の考えだから復興がなかなか進まないのではないか」と話していました。
また、宮城県女川町の仮設住宅で暮らす60代の男性は「復興大臣がこのような発言をするとは到底、受け入れられません。私たちに寄り添ってくれていないと感じます。もっと考えて発言してほしい」と話しています。
 
 
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辺野古 護岸着工 政府、海に投石強行 / 「われわれは諦めない」 辺野古護岸工事でゲート前市民 〔琉球新聞2017.4.25〕

2017-04-25 17:09:49 | 沖縄

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-484781.htmlより転載

「われわれは諦めない」 辺野古護岸工事でゲート前市民

護岸工事着手の知らせを受け「われわれは諦めないぞ」などと声を上げる座り込みの市民ら=25日午前9時27分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設で25日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前には約70人の市民が集まった。午前9時半ごろ、海上から工事着手の連絡を受けると、参加者は海の方角に向かって「われわれは諦めないぞ」「さんごの海をつぶすな」と声を上げ、拳を握って高く掲げた。

 集まった市民はゲート前で肩を組んで歌を歌い、新基地建設阻止の思いをあらためて決意した。「これから工事が止められなくなるわけではない」として、今後も声を上げ続けることを確認した。通常午前9時ごろからゲートに進入する工事車両の搬入はなかった。

 朝からゲート前で座り込みをしている富樫守さん(75)=旧姓・渡嘉敷、読谷村=は「いてもたってもいられず、昨日から辺野古に来ている。砕石の投入は長い工事過程のうち、一つの節目だと思うが、これからも抗議を続けていきたい」と話した。「辺野古の問題は沖縄だけの問題でなく、全国の問題だ。多くの人がゲート前に来てほしい」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】

 

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 http://ryukyushimpo.jp/news/entry-484785.html

辺野古 護岸着工 政府、海に投石強行

石材を海に投下し、埋め立ての第一段階となる護岸工事に着手する作業員ら=25日午前9時20分、名護市辺野古の海岸

 米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古の海域で政府は25日午前、新基地建設の埋め立ての第一段階となる護岸工事に着手した。午前9時20分、作業員が砕石をクレーンで海中に投下した。多くの県民が県内移設に反対し、県も事前協議や岩礁破砕許可申請の必要性など国の手続き不備を指摘する中、政府は工事を強行した。1996年の普天間飛行場返還合意から21年、辺野古新基地建設問題は埋め立て工事という新たな局面を迎えた。

 翁長雄志知事は「あらゆる手法」で工事を阻止すると表明しており、今後は県による工事差し止め訴訟や埋め立て承認撤回の時期が注目される。
 護岸は石材を海中に積み上げ、埋め立て区域の囲壁を作るもの。一部護岸ができ次第、土砂を海中に投入する埋め立ても進める。大量の石材や土砂が海中に投下されるため海の原状回復は困難となる。
 辺野古新基地建設問題を巡っては2013年12月、当時の仲井真弘多知事が埋め立てを承認した。14年11月の知事選で辺野古新基地建設阻止を掲げた翁長氏が当選し、15年10月に埋め立て承認を取り消した。国は違法確認訴訟を起こし、最高裁は16年12月、国勝訴の判決を出した。

 

 

 

 

 


山城博治氏登壇!!「私(山城氏)の起訴状には『共謀』という言葉がいっぱい出てきている!」 〔IWJ 2017.4.19〕

2017-04-24 21:37:20 | 沖縄

 

 

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山城博治さん
 

山城博治氏登壇!!「私(山城氏)の起訴状には『共謀』という言葉がいっぱい出てきている!」
 
~高野孟氏、落合恵子氏、鎌田慧氏らもスピーチ―― 4.19院内集会「沖縄はつきつける」

記事公開日:2017.4.19取材地:

 2017年4月19日(水)16時より東京都千代田区の参議院議員会館にて、安倍政治を終らせよう 4.19院内集会「沖縄はつきつける」が開催され、スピーカーに、山城博治氏(沖縄平和運動センター議長)、高野孟氏(ジャーナリスト)、落合恵子氏(作家)、鎌田慧氏(ルポライター)らが登壇した。


山城博治さん
「私の起訴状の中に、今審議中の威力業務妨害。ゲート前のブロックを積み上げた事件。この起訴状がありますが、そこにはたくさんのことが書いてありますけど、「共謀」という言葉がいっぱい出てきます。私たちは何も共謀していません、と検事さんにいうんですけども、というのですけども。「共謀」。

共謀の類型がされています。共謀罪の参考のために申し上げたいと思います。

山城博治とともにテントで寝起きをしていた、そこでずっと協議をしていた。まずひとつ「共謀」。

二つ目に寝起きをしないまでも、ゲート前に常時いて、山城のアジ演説を聴いて拍手をした。これも、共謀。

あるいは、そうでなくても何月何日までの間に、山城の話を折に触れ、随所で聴いてきた。拍手を送ったと言うことは賛意を表したということであり、それも共謀。三つ目の類型。

四つ目の類型。なんと事件とされる1月30日その日、たまたま、東京から大阪からやってきて、山城がアジった。ブロックを積んで、ここで基地建設を止めようぜ、といったことに拍手を送った、これも共謀。

なんのことはない。みんなでやる、といって拍手をした。
あるいは、拍手をしないまでも目配せをした。あるいは外を向いてるときに話が終わったから、それも了解されたんだという。それで共謀が成立しています。

私の起訴状の中に4タイプの「共謀」の類型がされています。

つまりですね。これ、実験的に、共謀とは何かというのを言ってるように思います。

早い話、ともかく、現場にいたら、みんな共謀が成立したと言うことになってます。おそろしい話です。

「組織犯罪集団」とか、「団体」とかいいます。
私たちは集団というと、「平和運動センター」とか、きょうの集会を主催してもらっています「平和フォーラム」とか「1000人委員会」とか言う団体だと思いますけれど。

今、政府が言ってる団体とか組織はそんなもんじゃないですよ。 ゲート前に集まったら、これはぜんぶ組織集団。違法な組織集団。くくりようによってはすべて、くくられます。

写真を撮って、あの日本一危ないテロリスト、山城博治がアジった!歌を歌った!カチャーシーを踊った!拍手をした!これで「共謀罪成立」です。
そしていたもの、カメラに写る顔、全部が一種の共犯としてくくられてしまう。
そういう感じじゃないでしょうか。

このことを私たちの現場でつくられて、そのことが審議をされようとしています。
必ず、この裁判に打ち勝って、このようなむちゃくちゃな先例となるような判例となるようなことについては、断固として反撃をして、みなさんとともどもに、打ち返そうじゃないですか、みなさん。
頑張っていきたいと思います!
(大きな拍手)

おととい公判があって、なんと防衛局の証言者がついたてをたてて、みんなの前から姿を消して、ボソボソボソボソと検事の誘導にしたがって、「山城がやった」「山城が指示した」「山城がやった」・・。
情けなく思いました。
そしてだんだんいらだちが高じてきました。

なぜか。高江の現地に1000人の機動隊を配置して、
県外から500人県内から500名を配置して、
あそこに集まった300~500の仲間たちを、もう、むりやり
ごぼう抜きをして、ぶん殴って、首を絞めて、車から逆さづりに落として、暴行の限りを尽くして、
私たちを罪という。
罪というなら、堂々と言えよ!

国家の存亡だと。沖縄県民にあえて申し上げるけれども、この基地建設を無しとするなら、国はもたないんだと、
これは、国防という名の、国にとって国民にとっての最低限の必要な政策なんだというのなら、そのことを堂々と言えよ!
こう思いました。

ところが、ついたてに隠されてボソボソボソボソと
首謀者は、こいつだ、こいつだ、こいつだ、という。

ふっざけるなや!

私たちを5ヶ月も6ヶ月も閉じ込めて、みんな、ジャージ着せられて、靴下も脱がされて、ゴム草履履かされて。
みんなの前で手錠をかけられて、腰紐されて、犬でも引っ張るみたいに連れ出されて、そういう屈辱の中を耐えて、 
堂々と自ら主張するんだという決意で法廷に立ってるのに。

なんですか?この官僚たち。
なんて言ったと思います??
「姿をさらすと、精神がつぶれそうだ。」と。
(会場笑)

ちょっとねぇ、君ね。冗談にもほどがあるよ!
なにいってんだねあほたれがと、言いたくなります。

ふっざけんな ばかやろう!と。
堂々と行けよ!!
(大きな拍手)

・・・・・・

 

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池上彰「私は、民主主義を信じています」 池上彰さんと考える、憲法と私たちの向き合い方 〔 2017年04月17日.〕

2017-04-24 18:37:41 | 立憲主義 民主主義

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http://kokocara.pal-system.co.jp/2017/04/17/constitution-akira-ikegami/?j_top_puより転載

「私は、民主主義を信じています」 池上彰さんと考える、憲法と私たちの向き合い方

  • 2017年04月17日

施行から70年、戦後の平和を支えてきたといわれる「日本国憲法」。一方で、常にあるのが、憲法は守るべきか、変えるべきかという議論だ。分かりやすいニュース解説でおなじみのジャーナリスト・池上彰さんは、「その前に、そもそも憲法とは何かってことを考えないといけませんね」と明快に語る。5月3日の憲法記念日を前に、池上さんに、憲法が私たちの暮らしにどう関わっているのか、私たちは憲法にどう向き合うべきかを聞いた。

「権力者は権力を濫用したがる。それを“縛りつける”のが憲法です」

――池上さんは、憲法に関するご著書『超訳 日本国憲法』を書かれていますね。憲法とは、ひと言でいうと何なのでしょうか?

池上 それを考えるには、まず憲法と法律の違いからにしましょう。法律には、国民が守るべきことが定められていますよね。一方、憲法とは、国民の自由と権利を保障するものです。そして、憲法を守るべきはその国の権力者なんです。

 以前、ある国会議員が「今の憲法には国民の権利しか書かれていない。けしからん」というような発言をしましたが、憲法が何かをまったく理解していないと言わざるを得ません。権利ばっかり書いてあって、義務が少ない? 当たり前です。そもそも憲法というのは、個人として尊重される権利、健康で文化的な生活を営む権利、自由や幸福を求める権利といった、国民の権利を明らかにするためのものなのですから。

写真=坂本博和(写真工房坂本)

 憲法にも、国民の義務について触れている条文もありますよ。はい、何だったか言えますか? そう、学校で習いましたよね。教育、勤労、納税です。この3つだけは憲法の中で私たちに義務として課せられていますが、これも、国民が守らなければならない具体的な中身に関しては法律の定めによります。

 人間というのは、権力を手にしたらどうしても行使したくなる。ついつい人々をコントロールしたくなる。それに対して、いや、それはダメなんだよって、権力を持たない私たち一般市民が権力者に対して「これだけは守りなさい」と縛りつけるものが憲法です。どんな権力も憲法に従わねばならない。この原理を、少し難しい言葉で“立憲主義”といいます。

 私が立憲主義を強く実感したのは、今の天皇が即位されたときでした。あいさつに「みなさんとともに日本国憲法を守り、これに従って責務を果たすことを誓い……」というお言葉があったんです。天皇が「憲法を守らなければいけない」という意識を常に持たれているのだということが衝撃でした。びっくりすると同時に、天皇の決意というものを感じましたね。

権利の上に眠っている者は、権利を受ける資格はない

――憲法がある限り、私たちの自由や権利は永遠に保障されていると考えてよいのでしょうか。

池上 いえいえ、それは甘いというものです。法律の基本的な概念として、“権利の上に眠っている者は、権利を受ける資格がない”というのがあります。何もしなくても権利が守られていると安住していると、いつしかその権利は失われてしまうかもしれない、という警鐘です。

写真=坂本博和(写真工房坂本)

 日本国憲法第12条には、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」と書かれているんですよ。私はこれを読むといつも厳粛な気持ちになります。権利というのは、常に自分たちがしっかり守り主張していかなければ保持できない。私たちは常にこのことを肝に銘じたいですね。

 たとえば、イギリスのEU離脱を決める国民投票でもアメリカの先の大統領選挙でも、事前の世論調査とは反対の結果になりましたね。あれは、「わざわざ自分が行く必要はないだろう」とか「積極的には支持したくない」と言って棄権した人が大勢いたという結果も反映されています。今になって「こんなはずじゃなかった」と嘆いても、後の祭りです。有権者であっても、投票に行かなければ権利は行使できません。結果がどうであれ文句は言えないし、行かなかった人の責任だよねってことです。

イギリス議会前で行われたEU離脱残留派による抗議(写真=2017年3月25日・AP/アフロ)

 憲法にうたわれている表現の自由も、権力者が「どうぞ」と守ってくれるものではありません。どんな思想の権力者だって、メディアをコントロールして、自分たちの政権に都合のいいようなことを言いたくなるんですよ。もちろん政治がメディアに介入しようとするのはけしからんことですが、そもそも権力者とはそういうもの。メディアはそれをはねつけなきゃいけない。そのとき闘いの武器となるのが、憲法に書かれた“表現の自由”です。

私たちの今の暮らしは、先人たちの“不断の努力”によって整えられてきた

―― 不断の努力で自由や権利を守るといっても、私たちは具体的にどうすればいいのでしょうか。

池上 これは憲法に違反するのではないか、権力の濫用ではないかと感じたら、それを声に出していくことです。場合によっては裁判に訴えてでも守っていかなければいけないこともあります。

 私は社会部記者時代、消費者問題を扱っていたことがあるのですが、例えば、終戦直後の「不良マッチ撲滅運動」を例にあげてみましょう。不良マッチ撲滅運動と聞いて、ピンとこない人もいるかもしれませんが、当時、マッチといえば火のつかない粗悪品がはびこっていました。そこで、「火のつくマッチを売るように行政が監督すべきだ」と消費者が運動して、やっと、まともなものが出回るようになったんですよ。

写真=坂本博和(写真工房坂本)

 そのほかにも、商品の不当表示に異議を唱える運動、食の安全を求めて国に施策を要求する運動など、生協や主婦団体をはじめとする消費者運動こそ、憲法25条に保障されている「健康で文化的な生活を営む権利」を自分たちの手で勝ち取っていったよい例ですね。

 あるいは、私が小学校に入学したころは、教科書はまだ有料でしたが、1963年に無償化されました。憲法26条2項に、「義務教育は、これを無償とする」と書いてあるでしょう。最初は授業料が無料という意味に解釈されていたのですが、「義務教育には必ず教科書を使うのだから、教科書代も無料にしなければ憲法に反する」と訴える人々がいたからこそ実現したことです。

 このように、私たちの社会に健康で安心して暮らせる条件が整えられていった背景には、「憲法で保障されている権利を守れ」と声を上げて行動した戦後のさまざまな取り組みがある。私たちが今平穏に暮らせているのは、まさに先人たちの“不断の努力”のおかげであることを忘れてはいけませんね。

「一人ひとりが自分の頭で考える。それが民主主義です」

――メディアに引っ張りだこの池上さんですが、ご自身の意見はあえて明言しないようにしていると聞きます。なぜですか?

池上 それは、私が民主主義を信じているからです。「池上さんはどうですか」「どう思いますか」と聞いてくる人はいっぱいいるんですよ。でも、私の意見は極力言わない。その代わり、それを判断するための情報や知識を提供して、分かりやすく解説することに徹しています。

 民主主義というのは、充分な情報と知識を与えられた、自立した市民が自分の頭で考えて物事を決めるものだと思います。何でも「池上さんどうですか」と聞いて、私が言うことに従うというようなことは、すごく危険なこと。だから私はそこを冷たく突き放すんです。

 だれが何を言おうと、一人ひとり、自分の頭で考えなければならない。ただし、正しい判断をするためには材料が必要だから、十分な情報を提供しようと。あるいは、役人や政治家が難しいことを言っていたら、分からないままだまされてしまわないように、そこは分かりやすく説明しましょうと。そういうことなんです。

写真=坂本博和(写真工房坂本)

 私が民主主義を素晴らしいと思うのは、人間は間違えたり行き過ぎたりするもの、というのを前提にしていることです。選挙ってね、任期付きの独裁者を選んでいるようなものなんですよ。強い力で国を引っ張っていってもらいたいから、任期限定で独裁権を与えている。独裁国家はそれがずっと続きますが、民主国家は、「この人、ダメだな」と思ったら別の人を選ぶことができるんです。

 間違えてとんでもない人を選んでしまうこともあるけれど、それに気がついたら修復する仕組みが備わっている。それが民主主義です。だから、とにかく自分の頭で考えて投票に行く。投票に行かないのは“権利の上に眠っている”ことなんですよ。

何がよくて何が悪いか、国民の思いはどこにあるのか、みんなで議論を

――国民の一人ひとりがしっかり学んで自分なりの意見をもつことが大事ですね。最後に、「憲法を守るべきか、変えるべきか」という議論について、考えるヒントをいただけますか?

池上 憲法を変えることにやみくもに反対するのはどうかなと思います。そもそも日本国憲法は“不磨の大典”(※1)ではありません。憲法第96条には、ちゃんと改正の手続きが書かれているんですから。「憲法を変えるな」「憲法を変えよう」のどちらの意見も保障する。それが本当の意味での憲法の精神なのです。

 憲法も、時代に合わせて暮らしに必要なものだったら変えてもいい。ただ変えるのであれば何を変えるか、重要なのはそこです。よいものをよりよくするために変えるならいいけれど、悪く変えることはいけない。何がよいことで何が悪いことか。国民の本当の思いはどこにあるのか。これこそを私たちみんなで議論していくことが必要なのではないでしょうか。

※1:すり減らないほど立派な法典という意味。 大日本帝国憲法の美称。
※本記事は、2017年5月1回のパルシステムのカタログ記事より再構成しました。

超訳 日本国憲法

池上彰/著(2015年、新潮社)

「(天皇は)日本国民統合の象徴」→《国民がまとまっているという象徴》、「大臣を罷免」→《大臣をクビにできる》、「文民」→《軍人ではない人》、「国権の発動たる戦争……これを放棄」→《正義が守られ、混乱しない国際社会を……誠実に強く求め、あらゆる戦争を放棄》など、池上版「超訳」で読み解くと、こんなに憲法はわかりやすくおもしろい! 改憲論争が高まる中、国民必読、一家に一冊の最新版「憲法の基礎知識」。

akira-ikegami

Interviewee

池上彰
いけがみ・あきら

1950年、長野県生まれ。ジャーナリスト。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHKに入局。子どもにも理解できる言葉を使って報道、解説を行う番組「週刊こどもニュース」の編集長を務めた後、2005年に独立。現在、多数のテレビ番組に出演し、ニュース解説を担当。2013年、伊丹十三賞受賞。『超訳 日本国憲法』(新潮新書)、『池上彰の憲法入門』(ちくまプリマー新書)、『伝える力』(PHPビジネス新書)、『おとなの教養』(NHK出版新書)など、著作多数。

取材・文/高山ゆみこ 撮影/坂本博和(写真工房坂本) 構成/編集部