出社しながら

なんと、天気がよい日が続くことか。
気分がよくて、幸せな気持ちになる。
今日ははなおの車で、菊陽へ出社中。
キセキが流れている。

気がつけば、２人とも、熱唱している。

「何十年、何百年、何千年…。」

外を眺めると、木山の交差点。
満開の桜が咲いている。
人生の扉ではないけれど、この先、あと何回、満開の桜を見れるのだろう？
なんて、考えてしまう。
別に悲観しているわけではない。

毎日を大切に生きなければという気持ちが涌いてくるのだ。

僕がそんなことを考えていると、はなおは一人微笑んでいた。

キモって言うと、はなおは語りはじめた。

「この桜のように、綺麗に散りたいですね。」って。
菊陽に着いてしまった。
明るく振る舞っていても、みんな心の底は暗いのかもしれない。

それでも明るく、前向きに生きていく。

それって、素晴らしいことだと思う。