昨日も、夢を見た。
僕は宇宙人で、皮膚が緑だった。
みんなからいじめられ、悩んでいた。
ある日、少年が僕の家を訪れ、高い塔に僕を連れて行くという。
僕は騙されても構わないという気持ちで、頂上を目指した。
雲の上まで塔は続いていて、雲の上は楽園だった。
いろんなお店があって、すべてただだった。
世の中にはこんな凄いところがあるものだと感動してしまった。
ある店で箱の中身を当てるゲームをやっていた。
その店員も緑色の皮膚で、同じ宇宙人がいて、とても嬉しくなった。
箱の中身は何もない予感がしたので、何も入っていないと言うと、やはり、何も入っていなかった。
そのことでみんなからもてはやされ、英雄になった。
宇宙人なのに、英雄になれる。ここは天国だ。そう思い、苦しんでいる人をここに連れてこようと思い、再び地上へ降りた。
そこで目が覚めた。自分は宇宙人なんかではない。
が、自分に納得いかなかった。
それで、みんなの前で、僕は宇宙人という舞台をすることにした。
宇宙人として差別されることの苦しみをみんなにわかって欲しかった。
今一緒に働いてくれている先生たちが、みんなで、手伝ってくれ、本番の日を迎えた。
自分でびっくりするほどの演技力で、笑いやら、拍手喝采やらで、大盛況だった。
たくさんのスカウトが来て、芸能界デビューが確定した。
ところが、困ったことに、緑に塗ったペンキがとれない。
無理やり、タワシで腕をこすると、オレンジ色の血が出てきた。
この前見た夢は現実で、僕は本当は、宇宙人だったんだと確信した。
でも、あの舞台で英雄になった今、恐れることはない。そう思うと、宇宙人であることに誇りを感じ始めた。
そして、夢の中で、僕を訪れ、塔まで案内してくれたあの少年に会いたくなった。
僕は宇宙人で不可能なことなんてない。そう思い、少年のことを思い、瞬間移動を試みた。
少年は僕が来るのを知っていたらしく、微笑みながら、また塔に行くか尋ねてきた。
僕は塔に行きたくて、あなたに会いに来たのではなく、あなたにお礼に来たのですと言った。
そして、少年が一体何者であるのかを尋ねた。
少年は答えた。
あなた自身ですと。
鳥肌がたって、目が覚めた。
昨日、飲み過ぎで、頭が痛かった。
1秒も経たないうちに、現実だとわかった。
何故か、悲しかった。宇宙人もまんざらではなかったのかもしれない。
僕は宇宙人で、皮膚が緑だった。
みんなからいじめられ、悩んでいた。
ある日、少年が僕の家を訪れ、高い塔に僕を連れて行くという。
僕は騙されても構わないという気持ちで、頂上を目指した。
雲の上まで塔は続いていて、雲の上は楽園だった。
いろんなお店があって、すべてただだった。
世の中にはこんな凄いところがあるものだと感動してしまった。
ある店で箱の中身を当てるゲームをやっていた。
その店員も緑色の皮膚で、同じ宇宙人がいて、とても嬉しくなった。
箱の中身は何もない予感がしたので、何も入っていないと言うと、やはり、何も入っていなかった。
そのことでみんなからもてはやされ、英雄になった。
宇宙人なのに、英雄になれる。ここは天国だ。そう思い、苦しんでいる人をここに連れてこようと思い、再び地上へ降りた。
そこで目が覚めた。自分は宇宙人なんかではない。
が、自分に納得いかなかった。
それで、みんなの前で、僕は宇宙人という舞台をすることにした。
宇宙人として差別されることの苦しみをみんなにわかって欲しかった。
今一緒に働いてくれている先生たちが、みんなで、手伝ってくれ、本番の日を迎えた。
自分でびっくりするほどの演技力で、笑いやら、拍手喝采やらで、大盛況だった。
たくさんのスカウトが来て、芸能界デビューが確定した。
ところが、困ったことに、緑に塗ったペンキがとれない。
無理やり、タワシで腕をこすると、オレンジ色の血が出てきた。
この前見た夢は現実で、僕は本当は、宇宙人だったんだと確信した。
でも、あの舞台で英雄になった今、恐れることはない。そう思うと、宇宙人であることに誇りを感じ始めた。
そして、夢の中で、僕を訪れ、塔まで案内してくれたあの少年に会いたくなった。
僕は宇宙人で不可能なことなんてない。そう思い、少年のことを思い、瞬間移動を試みた。
少年は僕が来るのを知っていたらしく、微笑みながら、また塔に行くか尋ねてきた。
僕は塔に行きたくて、あなたに会いに来たのではなく、あなたにお礼に来たのですと言った。
そして、少年が一体何者であるのかを尋ねた。
少年は答えた。
あなた自身ですと。
鳥肌がたって、目が覚めた。
昨日、飲み過ぎで、頭が痛かった。
1秒も経たないうちに、現実だとわかった。
何故か、悲しかった。宇宙人もまんざらではなかったのかもしれない。