ある、雨の降る前日。
車の横に小さな子供がシャガミ込んでいた
「どうしたの?」
「アリンコ見てるの!」
よく見ると・・・
確かに、アリの大行列
ふと、われを忘れ、その行列を追いかけると
側溝の線に沿ってずっと続いている
多分このルートを探したものがずっとこのラインをたどっていったんだろう、
面白いことに、急にラインを変えているところもある
それまでも溝を目安に行進していたものが突然平坦な、目印のないラインを描き始める
気が付くと、2軒隣の家までつながっている。
では?彼らの向かっているのはどこなんだろうか?
そこから再び列をたどって歩数を数えながら、行き先を確認すると、
我が家をぐるっと回って、更に袋小路の行き止まりまで・・・
そんな私の姿を見ていたのかクロさんが?
何下見て歩いてるんだ!?
と言わんばかりですが
更にその先にあったのは?
おおー!
キノコの森
その奥にアリンコの行列は続いていた
歩数にして120歩約60m
彼らの歩幅1歩を人間の1歩(=0.5m)と換算すると
おおよそ30kmの旅路になる。
すごいなー!