コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
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処理水の海洋放出。

2021-04-14 23:13:35 | 日記
政府は東京電力福島第1原発のタンクにたまり続ける放射性物質トリチウムを含んだ「処理水」について2年後をめどに海洋放出する方針を決定しました。
日本政府は「汚染水」ではなく、「ALPS処理水」との表現を使っています。多核種除去設備(ALPS)を使って「汚染水」から大部分の放射性物質を取り除いているため、「ALPS処理水」と呼んでいます。

しかし海外の反応はなかなか厳しいものです。
中国・韓国は「汚染水」の表現。
イギリスのBBCやロイター通信は「汚染水」の表現を採用しています。

アメリカでは、
CNNニュースは「処理された放射能汚染水」や「処理水」の表現、ニューヨークタイムズ紙も「処理水」、ワシントンポストは「汚染水」「処理水」の表現を避けて「福島原発水」の表現。

トルコアナドル通信社は「福島廃水」、ドイツ通信社は「放射能汚染水」と表現しました。

放射性物質トリチウムを含んだ処理水を完全には浄化することは出来ないようですが基準以下にする事は出来るようです。基準って本当に良いんでしょうか。
かと言ってこのまま積みっぱなしにしておく訳にもいきませんので、何らかの処分の対策が必要かと思うんですが。

一番心配なのは地元近海の漁業をしている方々かと思うんですが、心配されるのは風評被害でしょう。
具体的には風評の影響を最大限抑えるためトリチウムの濃度を国の基準の40分の1、WHO=世界保健機関が示す飲料水の基準では7分の1程度に薄めたうえで海に放出するとしています。
農林水産業者や地元の自治体の関係者なども加わって放出前後の濃度などを監視するモニタリングを強化するとしていて、IAEA=国際原子力機関の協力も得ながら海洋放出が国際慣行に沿って行われることなどの情報を、科学的な根拠に基づいて発信することにしています。
さらに、水揚げを増やすため漁業関係者の設備導入に対する支援事業を継続するほか、地元や周辺自治体の仲買や加工業者の販路の開拓なども支援します。
このような対策支援をすると言うことです。

このような事でしっかり説明して海外や関係団体を説得する事が原発処理の大きな仕事だと思うんですが如何でしょう菅総理、そして「飲んでもなんともない」と言って中国・韓国から批判を浴びた麻生財務大臣。(今はつまらないこと言わない方が良いと思うんですが)