古里の暮らしの中で

私の住んでいる地域の文化を紹介する

ちまきの作り方(笹巻きー軸巻き、本巻き)

2011-06-03 22:58:12 | ちまき・笹巻き
今回は笹巻のうち、軸巻を紹介します。
所によってこれを本巻という地区もあります。
最後のイ草での結わえ方ですが、ビニール紐でもよいし、イ草で蝶々結びでも構わないと思います。
ただ、これが正式な結わえ方だとお年寄りに言われ、私の笹巻をチェックされたことがあるので
後世のために(ちょっと大げさ)載せてみました。

かんざし巻(2008.3.15)
http://blog.goo.ne.jp/koyakoya-07/e/247edf26c69907d70965e062f1178462#comment-list

ほうかむり(2011.6.3)

http://blog.goo.ne.jp/koyakoya-07/e/43600c2d0b46a740ee51a95806aa161c

笹巻のいろいろ(2011.6.5)
http://blog.goo.ne.jp/koyakoya-07/e/ff08c5112e5ae5092ccf8ae2885001e2


という巻き方も
紹介していますので、ぜひ参考にしてやってください。


用意するもの(1本分で)
笹の軸、笹の若芽、笹の葉3枚と軸のしっかりした笹1枚、イ草1本


巻の粉1キロにお湯700CCを箸でかき混ぜながら加えます。ある程度混ざったら、手でこねていきます。
初めに粉を30グラムほど取っておいて、粘りが出てこねにくくなった時、鉢に振り掛けると楽にこねることができます。
この粉は、水分量に入っているので、全部入れます。





団子を丸めます。40~60グラム位でしょうか、小さいほど巻きやすいです。
1キロの粉で1個40グラムのお団子なら40個、1個50グラムのお団子なら32個位できます。

団子は、かんざし巻の時のように下を少し、絞った方がうまくいきます。
笹の軸を刺し、若芽をかぶせ、洗濯ばさみで留めておきます。
                                          
笹の葉3枚で巻き、洗濯ばさみで仮留めしておきます。


笹の軸を斜めに当てて折ります。全部で3回。これは1回目です。

2回目の折込

3回目を折りこんで、

そのまま笹の葉の表を出して下へ巻いていきます。

巻き終わりの笹の先端を少し中に折っておきます。


イ草を使って留める
イ草を2本、または二重にする

余裕を作っておいて1回まわす

2回まわったら(この写真ではもう1回まわす)

余裕をもっておいたところに入れ、


はじめのところのイ草と引っ張り合って結ぶ。


出来あがり。この軸を斜めの葉の中に入れ込んで巻いてもいいと思います。

軸巻のいろいろ


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3 コメント

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ありがとう (たく)
2011-06-07 14:05:46
出雲式の笹まきの作り方を覚えたくて検索してました。いろいろな巻き方があるんですね。

私は出雲出身ですが家では作ったことがなく、嫁いだ先も笹まきはしない家でしたので教わることができません。

詳しく載せていただいてありがとうございます。昨日笹を買ったので今日チャレンジしてみます!
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うれしいです (koya)
2011-06-07 20:41:26
ブログを見て、挑戦してくださる方があると、とてもうれしいです。
かんざし巻に比べて、軸巻は斜めの笹が固定されない分、楽に巻くことができると思います。
今日少し直したのですが、分からないところがあったら、修正したいのでまたコメントいただけるとありがたいです。
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また参考にしています (たく)
2013-06-02 10:19:34
2年前の自分のコメントがありますね。
今年も参考にさせていただきました。
1年たつと忘れてしまって。。
結ぶ所がわからずどんどん我流になってしまっていますが毎年作っています。
それにこんなにスタイル良く細身にならないし。。
まあいっかで我が家流です。

勝手にリンクしましたダメだったらお知らせください。
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