古里の暮らしの中で

私の住んでいる地域の文化を紹介する

赤貝(中海産・サルボウ貝)

2014-01-04 09:58:22 | 日々の暮らし
荒島地区活性化推進協議会主催の「年末・あらしま市」で夫が「仁義買いをしてきた」と
買ってきたのが、中海産の赤貝(正式にはサルボウ貝)だった。


まだまだ数量も少ないし、高価なところが難点だとか。
450gで500円で、スーパーで買う県外産の3倍位の値がする。
「かご吊り赤貝」の表示があって、とても殻の色がきれいでこれなら高くても
私なら買うと思った。


これは頂いた「有明産」の赤貝で表面の色が全く違う。
以前は岡山産だったが、最近は福岡産、今年は佐賀産がスーパーにあった。
これは知り合いからの頂きものでありあけ産となっていた。

その昔、中海は赤貝がたくさん採れて、かますの大きい袋で購入し、
十能で掬い取って、殻蒸し煮や味噌汁で食べたものらしい。

この赤貝の話をするとき、姑は「サルボウ、サルボウ」と言っていたので
なんでだろうと思っていたのだが、どうも正確にはこちららしい。

海の汚れの為、中海では全く取れなくなってから久しい。
最近、中海漁協の方々がいろいろ挑戦しておられるらしい。


この図は、昭和23年6月に荒島村(現・安来市)と意東村(現・松江市)との境界変更があった時の図面。
現在も地図で見ると、海の境界線と陸の境界がずれている。
海での境界はかなり東にあるが、陸での境界は9号線をかなり西に行った所にある。

これはその当時、赤貝の漁業権の関係でずれているのだとか。
昔の産物が、今の地図にも残っているのはおもしろい。


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