般若心経

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2021-09-12 | Weblog

 原価計算、作業効率が第一か

 一昨日、原価計算、作業効率が第一と書きましたが、「現場作業では安全が第一ではないか」と思われたのではないでしょうか。
そうです、現場では安全が第一です。
 経営上の安全は原価計算の中に入っています。あまりにもドライではないかと言われそうですが、安全が脅かされるとコストに直ちに跳ね返ってきます。事故、災害が発生すると、被災した本人はもちろん、家族や会社は 多大の損失を被ることになります。費用だけでなく、心理的にも大きな負担を背負ってしまいます。
すべての作業は安全の確保が第一です。
 現役の頃、新入社員にはいつも「急ぐな、省くな」と指導していました。
数分、数秒を惜しんだがため事故を起こすと、その処理に数千倍、数万倍の時間を費やすことになります。いやな思いを一生背負ってしまうことになるかもしれません。人身事故ともなると本人はもちろん家族にも大きな影響を及ぼすことになります。
 「急ぐな、省くな」 これは私が尊敬していた上司から教わったことで、退職後の今でも日常生活のひとつの規範となっています。
 ちなみに50年ほど前に私が設計・建設部門にいたときに教わった作業の基本は「安全、性能、経済、デザイン」でした。これもその後ずっと物事を判断するときの基準になっています。