今年の大根
大根を抜いてみました。
おでん大根という品種です。まだ少し早いようですが、葉も食べるのでこれで充分です。先週土曜日のテレビ「世界一受けたい授業」では大根は円筒形、そして先の細い根の短いものが美味しいと紹介していました。もう少したてばそのようになるでしょう。
抜いた大根を見て思いました。
小さな種が地下に根を延ばし、土を押し除け太いきれいな円形に成長しています。根が廻りの土を除ける力は相当のものだと思います。腐葉土の効いたふんわりとした土でなくとも太く、丸く育ちます。あの柔らかく白い小さな細胞が増えて大きな力になっているのだと思います。木の根がお墓を持ち上げたり、家の地形石を傾けたりすることも同じことなのでしょう。
どのようなメカニズムで大きな力を生じているのか、どのくらいの力なのか、ネットで検索しようと「大根 根 圧力」と入れてみましたが、結果は圧力鍋を利用したレシピがたくさんヒットするだけで、根が土を押しのける圧力については1件もヒットしませんでした。あまりにも常識的なことで誰も関心を寄せていないのかもしれません。生命の力、自然の不思議さを感じるのですが。
きれいに塗り替えられました。