集会所の改修費用を町が一部負担へ
(西ノ地集会場)
印南町は町内各地区にある集会所の改修費用の一部を補助する。町内には区所有や町所有の集会所が50棟あり、築数十年が経過し老朽化している集会所も少なくない。近い将来、南海トラフ巨大地震の発生も予想される中で、地元負担を軽減することで補強も含めた改修を促す狙いもある。開会中の3月議会に提案の一般会計当初予算に集会所等長寿命化改修補助金として600万円を計上しており、可決されれば補助金交付要綱を設け4月1日から適用する。
町内には補助金を受けて建設された町所有の集会所33棟をはじめ、地元区が単独で建設した集会所も含め50棟ある。町所有の施設も改修や修繕費用は地元負担が基本となっている。集会所は地域のコミュニティーの場であり、選挙の投票所として利用されているほか、災害時の避難所となる施設も多く、地域の拠点施設でもある。
平成以前に建築された施設も少なくなく、補強や改修が必要な施設も多い。高齢化が進む中で費用負担の面から修繕や改修が進んでいないの現状。町に費用の補助を求める要望もあり、町は平成23年度から2年間で対象施設に実施した劣化調査も踏まえた中で、地元の負担軽減を図り、地域のコミュニティー活動の場である集会施設の整備を支援するため長寿命化策として取り組むことにした。
200万円を上限に改修費用の3分の2を補助するもの。30万円以上の工事が対象で、例えば100万円の工事なら約66万円が補助され、300万円以上の補助額は200万円となる。
昭和53年に建設された上洞生活改善センターは、雨漏りがするなど築37年が経過し老朽化も進み、トイレなど水回りの改修も検討しているという太田正美区長は「改修するかは区で決めていないが、改修となれば大変助かる」と話している。
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