初めて受ける、運転免許の技能試験。まず最初に、試験官室に行って、免許証を預けます。そして、スタート地点のベンチに座って、自分の受験番号が呼ばれるのを待ちます。呼ばれたら、車両の横まで行って、手を上げた瞬間から技能試験がスタートします。
バイクの横に立って、サイドスタンドを上げて、後方確認して、跨って、左右のミラーを調整して、メインスイッチをオンにして、セルを回して、なんだかんだで走り出します。結構緊張しました。まあでも、この状況で緊張するななんていう方が無理と言うものです。案の定、スタートしてすぐにコースを見失ってしまいました。頭の中が真っ白です。パニック状態です。
もう、こうなったら、外周をぐるぐる回る事しかできません。まもなくこんな私を見かねた試験からマイク放送で、「もういいから、一本橋を渡ってからスタート地点に戻って来なさい」と言われてしまいました。コースをど忘れしても、一本橋の練習をさせてくれる試験官に感謝しながら、スタート地点に戻りました。
試験が終了すると、試験官室に行って免許証を返してもらう時に、通常は試験官からワンポイントアドバイスを貰えるのですが、ミスコースすると「コース覚えてきてね」としか行ってもらえません。次回は少なくともミスコースはしないぞと硬く心に誓って、技能試験一回目は終了したのです。
その後暫しの待ち時間を経て、電光掲示板で合否発表が有るのですが、私は不合格と分かっているので、見る気もしません。でも、これが終わるまで待っていないと、最後に試験成績表がもらえないのです。
私が最初に手にした成績の点数欄には、「中止」と書かれていました。これが70点以上になると合格なのですが。
ちょっと凹み気味の一日になってしまったのですが、まあ、最初から一発で合格するとも思っていなかったので、予想通りと言えば予想通りです。
そして、2回目の中型二輪技能試験に挑戦するまでの間に、ある出来事が起こるのです。
その出来事とは...続く、続けば、続く時...
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