まずは中型二輪免許からチャレンジする事になりましたが、日々の運転練習が重要なのに違いは有りません。
会社の友人の好意でVF750Fを練習用車両として拝借していたのですが、車検の時期が来てしまったのです。「もう、車検は取らずに廃車にして別のに乗り換える」と言う事になり、練習用車両が存亡の危機に瀕してしまったのです。
まさか新しいバイクを貸してもらう訳にも行かないし、困った事になりました。限定解除ライダーへの道が遠のいてしまいそうです。
ところがここで、神風が吹きます。友人は、個人売買でバイクを買うので、VF750Fをバイク屋さんに持っていて、廃車の手続きをする事になったのですが、このバイクは当時で既に8年落ちで、走行距離も45000km超、外観も期間もまあそれなりと言う代物だったので、廃車手数料として2万円を請求されてしまったのです。
そこで、私はすかさず、「だったら俺がタダで貰ってやる」と提案し、友人が快諾したので、借り物だったVF750Fは目出度く私のバイクになりました。
蛇足ですが、これから約1年半後、このVF750Fで10泊11日の北海道ツーリングに出かける事になるのです。
とは言え、私はまだ限定解除はおろか、中型二輪の免許も持っていないので、今の状態で車検を取る訳にもいかず、車検が無ければ免許の有る友人でも公道を走行する事ができません。
従って、会社の駐車場で練習をする道は閉ざされてしまったのです。押してなんか行けませんし。
でも、私にはまだ、もう一つ練習場が残っていました。社員寮の駐車場です。ダートで、狭くて、休日でも寮生が車を止めているので、ガンガン走る訳には行きませんが、ここなら、免許が無くても、車検が無くても、合法的に練習ができるのです。駐車場の溝蓋の鉄板の上で、一本橋の低速走行の練習を重点的に行ったのです。
その頃の私の頭の中は、「兎に角早く免許を取得したい」と言う思いで一杯だったのです。
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