まぁ、縄文時代以降の食文化をひっくり返さないといけないので、一般に浸透するのは難しいかもしれませんが、ぼくにとっては人生を変える1冊になると思います。
気になるところを3つあげてみます。
◯ 方法はとてもシンプルです。糖質中心の食生活を、脂質中心の食生活に置き換えることです。
(コスト的には問題ないと思いますが、心理的に超えなければいけないハードルがとても多いです。たくさんご飯を食べて大きくなれと親から言われ続け、天照大神が稲作を広めたとか、炭水化物の呼び名が主食ですからねぇ。)
◯ いちばんやってはいけないのは、走ろうと考えていたレールをはずれてしまったとき、自分を責めて罪悪感を抱くことです。昔の慣れ親しんだ習慣い戻ってしまうリスクをもっとも高めるのは、一時の失敗という事実ではなく、罪悪感という心の状態なのです。
(食生活だけではなく、他の習慣にも当てはまりますね。レジリエンスというのは回復力のことです。)
◯ また、脳の60%は脂質が占めています。「ローファット」にすると、脳に必要な脂質が回らなくなり、脂質を原料とする脳の神経伝達物質やホルモンの機能が落ちてきます。
(そうなんですよね。いくらドーパミンやセロトニンをどうのこうのと言ったところで分泌されなければ意味がないですし、60%という数字は僕にとっては驚愕でした。)
補遺)注意事項として油ならなんでも良い訳ではなく、揚げ物はアウトらしいです。変化してできるトランス脂肪酸がどうも毒らしいっす。本書の中でも「一方、日本では比較的トランス脂肪酸の摂取量が少ないとして、未だ野放しの状態です。けれども、日本でがんや心臓病が増えていることについて、トランス脂肪酸が規制されていないことは決して無関係ではないと思います。」と述べてます。あと、マーガリンやショートニングもトランス脂肪酸です。ココナッツオイルやギーは加熱してもいいらしいです。
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