昨日のニュースで、香川県さぬき市の養鶏場の鶏から高病原性鳥
インフルエンザウイルスが検出された問題で、計約9万1000羽が
殺処分され焼却されるという話があった。
毎年冬の今頃の季節になると鳥インフルエンザの発生により、何千、
何万羽もの鶏が人間側の勝手な都合で、有無を言わさず殺処分され
るニュースを聞くたび、心が痛むのは私だけだろうか・・・
もともと、鳥インフルエンザウィルスの宿主である野鳥が、野生の
自然な状態で大量死したと言う話は聞いたことがない。
鶏を人間側の効率第一の勝手な都合で、あんな狭いゲージに大量に
押し込め、不自然な密集状態で飼育するのはインフルエンザウィルス
にとっては・・
次の宿主がすぐ隣にいるため自分が早く増殖するには、最適な増殖
環境でまさに天国の様な状態と言える。
今のところ鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な
接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないが・・
将来、人から人へ直接感染できるようにウィルスが変異する可能性
が無いとはいえない。
文明を発達させた私達人間は、自然を離れて密集して都市に住み、
かつ、渡り鳥の様に高速で広範囲に移動する、ちょうど今の都市全体
が養鶏場の様に不自然な状態と言えるのでは?
将来ウィルスが変異することの無いよう祈るばかりだが・・
殺処分にされた何の罪もない鶏たちの冥福を祈るばかりである。。
自然な野生状態で、自由に飛びまわる野鳥たちはたとえ鳥インフル
に感染しても、パンデミックで大量死するようなことは無いと思われる。。
水辺の野鳥たち。 ホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)
アオサギ。
マガモのカップル。
コガモ。
キセキレイ。