3月は学校を卒業した若者たちが、就職や進学のために
故郷を離れて、東京などの大都市へ出てくる季節です。
別れと出発の季節でもあるこの頃は、桜に先駆け辛夷や
木蓮など白い木の花が次々と咲き出します。。
「白い花の咲く頃」は、昭和25年にNHKラジオ歌謡として、
岡本敦郎が歌って世に知られた抒情歌の名曲です・・・
ちょうど今頃の季節、コブシやモクレンなど、白い花が次々
に咲き出している光景を観る度に、懐かしく想い浮かべて
しまう歌です。。
作詞:寺尾智沙、作曲:田村しげる、 唄:岡本敦郎
♪ 白い花が 咲いてた
ふるさとの 遠い夢の日
さよならと 云ったら
黙ってうつむいてた お下げ髪
悲しかった あの時の
あの 白い花だよ
♪ 白い雲が 浮いてた
ふるさとの 高いあの峰
さよならと 云ったら
こだまがさよならと 呼んでいた
淋しかった あの時の
あの白い 雲だよ
♪ 白い月が ないてた
ふるさとの 丘の木立に
さよならと 云ったら
涙の眸(ひとみ)でじっと みつめてた
悲しかった あの時の
あの白い 月だよ..
この「白い花の咲く頃」を聴く度・・
50年前の春3月、高校卒業して・・
まだなごり雪の降る故郷の新潟駅を後にして・・
都会に出てきた頃を、懐かしく思い出してしまいます。。