庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

ホトトギスのもらす忍音って何?

2020-06-02 11:23:58 | 日記・エッセイ・コラム

今年はチョッと遅れ気味でしたが・・

今朝、隣の森から夏の訪れを告げるホトトギスの初音が聴こえた。

いつもの年は、五月の下旬頃には聴こえてきたのですが・・

この声を聴くと今年も夏の訪れを感じます。

ところで、唱歌「夏は来ぬ」のなかで、

 ♪卯の花の 匂う垣根に 時鳥(ホトトギス)早も来鳴きて 

 忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ...

と歌われていますがホトトギスの鳴声は、喉から血が出るように、
甲高い声でけたたましく鳴いているのに・・

何で忍音などと云うのか?と、疑問に思って調べて見たところ・・

巷でよく云われているホトトギスの初音とか、ホトトギスの声をひそめる
ような鳴き声と云う解釈は、どうやら間違いのようです。

正しくは、ホトトギスの鳴き始める本格的な季節の旧暦の5(皐月)の前、
旧暦四月(卯月)中に聴こえるホトトギスの鳴声を忍音と云うそうです。

つまり「5月の鳥」と自覚しているホトトギスは、5月になるまではおおっぴら
に鳴かず、こっそり鳴いていることから”ホトトギスの忍音”と云ったらしい。。

そういう意味では今年の旧暦5月1日は、新暦でいうと6月21日にあたるので
今朝、私が聴いたホトトギス初音は、まだ”ホトトギスの忍音”という事になる。

声はすれども姿は見えずで、残念ながらホトトギスの写真は撮れなかったので・・

表題とは関係ありませんが庭先で撮った虫たちの姿をアップします。

羽化したばかり?ピカピカのナミテントウ。

ナミテントウは背中の色や星の数等は色々なタイプがある。
これは黒地に赤星2つタイプ。

こちらは、小さなヒメカメノコテントウ。

薄黄色地に黒色の斑紋があるが、斑紋の種類は色々。

どちらもナナホシテントウムシと同じく野菜などに付く
アブラムシを食べる肉食性の有難くて可愛い益虫です!。

 

次はオレンジと黒の縦じまのアカスジカメムシ。

 

こちらは、緑色の光沢と紫の帯のアカスジキンカメムシ。

どちらもなかなかオシャレできれいだけど・・

でもカメムシは臭いからなぁ~~。(>_<)

 

コメント (2)
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