庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

芒種~紫陽花とカマキリの赤ちゃん

2020-06-05 09:30:58 | 日記・エッセイ・コラム

今日、6月5日は二十四節気の芒種(ぼうしゅ)です。

芒種と言われても・・

ひとつ前の節気の小満に続いて、今一つピンと来ない言葉ですが・・ 

芒種の芒(のぎ)とは、イネ科植物の先端にある針状の突起のことで、
穀物の種まきや麦の刈入れ、田植え等の目安とされていました。 

散歩で見かけた刈入れの終わった麦を干す風景。

 

七十二候の芒種の初候(6/5~6/9)は「蟷螂(カマキリ)生ず」
です。

秋のうちに草木等に産み付けられた卵から、小さなカマキリ
の赤ちゃんが次々と生まれてくる頃です。

昨日は紫陽花と小さなカタツムリをアップしましたが、今朝
の庭に出て見ると・・

色付きだした紫陽花の花に、生まれて巣立ったばかりの
小さな可愛いカマキリの赤ちゃんがいた。

ところで農作業の目安とされる七十二候にカマキリが
登場するのは何故なのでしょうか?

それは、カマキリは稲や野菜には手を付けずに害虫を捕らえて
くれるありがたい益虫だからなのかも知れません。。

小さいとはいえもう立派にカマキリの姿をしており、これから
一匹で厳しい自然界を生き延びていかなくてはならない...

 蟷螂や 生まれてすぐに ちりじりに  <軽部烏頭子>

我が家の庭の害虫ハンターとして、無事に秋まで生き延びて
子孫を残せるだろうか?..

思わず、頑張れよ!とエールを送ってやった。。

 

コメント (1)
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