庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

秋風と共に玄鳥去る

2024-09-17 09:43:58 | 日記・エッセイ・コラム

二十四節気七十二候、白露の末候(9/17~9/21)は、
玄鳥(つばめ)去る」。

春先にやってきたツバメたちが、子育てを終えて暖か
い南の国へと帰ってゆく頃です。

5月頃、巣作りの巣材を集めるツバメ。

 

7月、近所のスーパー入口の駐輪場の天井に造られた巣か
ら顔を出し、親鳥が運んで来る餌を待つツバメ4兄弟。

この子たちもみんな無事に巣立ったのかな?

 

8月、巣立って飛ぶ練習を始めた頃のツバメの幼鳥。

ほとんどの鳥達にとって、巣は子育てをするところで
住むところではありません。

ツバメも、雛が巣立ったあとは集団で河原などをねぐら
として暮らしています。

電線に止るツバメたち。

そしていつしかみんなで南の国へと渡っていきます。。

 落日の なかを燕の 帰るかな  ーー与謝野蕪村ーー

春にやってきたつばめが飛び去ってゆく様子に、侘びし
さを感じさせて秋の夕暮れを情感込めてシンプルに表し
た蕪村の句です。 

ツバメは、来春になれば巣をかけた同じ場所にまた
戻ってくると言われています。 

ふと気が付けば、夏の間飛び交っていたツバメたちの
姿をいつの間にか見かけなくなりました。

夏に子育てをしていたつばめたちを見なくなったら・・

だんだんと秋が深まってきた証拠、再び春に帰ってくる
までしばしの間お別れです。 

 

コメント
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