庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

紅花(べにばな)栄う頃

2024-05-26 07:05:38 | 日記・エッセイ・コラム

二十四節気「小満」七十二候の次候(5.26~5.30)は、
紅花(べにばな)栄(さか)う」です。

紅花(べにばな)は、アザミに似たキク科の花で棘が
あり、黄色がかったオレンジ色の花。

この紅花から、紅の染料がとれ、古代エジプト時代か
ら染料として栽培されていたそうです。

染料にするには咲き始めが良いので、こまめに外側から
摘んでいく事から「末摘花(すえつむはな)」とも呼ば
れていたそうです。

紅花。

日本でも、すでに万葉集の中で末摘花(すえつむはな)
の名で登場しているそうです。

日が経つに連れて、黄色の花がしだいに紅色に
変わっていく姿は・・

💛恋心にも例えられたそうです。

 人知れず 思えば苦し くれなゐの 末摘花の 色に出でなむ 

                    ~よみ人しらず~

 

こちらは野に咲くアザミ。


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