庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

「寒雀」と「ふくら雀」

2021-01-26 10:05:38 | 日記・エッセイ・コラム

寒雀(かんすずめ)」は冬の季語です。

昔は焼き鳥と言えば雀が定番で特に寒の頃の寒雀は、ふっくら
と太って脂がのって一番美味しくて人気だったらしい。

雀は最も身近にいる野鳥なので、普段は見かけてもあまり写欲
も湧きませんが・・

田んぼに餌がなくなる冬季は、人家近くに餌を求めて集まって
くるので親しみやすい。

寒い冬の時期の雀は羽を少しふくらませて、羽の間に空気層を
つくっている姿から「ふくら雀」とも言われる。

厳しい寒気を耐え忍ぶ雀たち。

ふっくら丸くて美味しそう!←ウソです(笑)

雀は子育てをする春から夏は害虫を食べてくれるので
ありがたい鳥ですが・・ 

近年は数が減っているそうです。

その原因は、民家の屋根瓦の下など雀が巣を作る
隙間が少なくなったせいだとか・・ 

 けふの糧に 幸足る汝や 寒雀  <杉田久女>

いつまでも雀や野鳥たちとも共生していけるよう、
自然や環境を守っていきたいものだと思う。。 


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