二十四節気七十二候、小満の末候(5/31~6/4)は、
麦秋至る(ばくしゅういたる)です。
麦は冬に種を蒔いて年を越し、周りが万緑に包まれる初夏
のこの頃から収穫期を迎えます。
この時季を「麦秋(ばくしゅう・むぎあき)」といいます。
麦畑が実りの秋を思わせるような黄金色に染まり、麦の穂が
薫風に揺れる風景は風情がありますが・・
最近は麦を作る農家も少なくなり、この辺りではめったに
見られない光景になってしまい少し寂しい気がします。。
里山散策の途中で見かけた麦畑の風景。
小麦色に熟した麦の穂の上を渡る風は「麦の秋風」や「麦嵐」
と言い、風にそよぐ穂は「麦の波」 などと言いますが・・
麦畑が実りの秋を思わせるような黄金色に染まり
麦の穂が五月の薫風に揺れる光景は・・
太陽の香りがするような素朴で懐かしい風景です。
きらきらと 雨もつ麦の 穂なみかな <五升庵蝶夢>
周りの里山からはウグイスの囀りに交じって、初夏の訪れを
告げるホトトギスのあの独特の甲高い囀りも聴こえだした。
清々しい五月も今日で終わり・・
明日からは六月、もうすぐ梅雨の季節ですね。。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます