チョン・イルとユソン、『1級機密』ノーギャラで出演の理由
故ホン・ギソン監督の遺作『1級機密』に特別出演した俳優ユソンとチョン・イルがノーギャラで参加した事実が知らされた。
リトルビッグピクチャーズは9日「ユソンとチョン・イルが 監督と俳優たちに対する信頼と映画的な意味をベースにノーギャラで出演することになった」と明らかにした。
『1級機密』は国家という名前で封印された内部者の秘密の取引を暴露する犯罪実話劇だ。1997年 国防部調達本部外資部軍務員の戦闘機部品納品不正暴露と
2002年 空軍の次世代戦闘機外圧説暴露、2009年 MBC『PD手帖』で放送された海軍将校の防衛産業不正暴露など 実在の事件をモチーフに
韓国映画で初めて防衛産業不正を全面的に扱った映画だ。
この映画は昨年 富川国際ファンタスティック映画祭での上映当時 10点満点の9.5点という高い評点を得て、ソウルでのモニター試写会でも賞賛を浴びて
今年もっとも注目すべき映画の一つに急浮上した。
ユソンは次世代戦闘機事業者に選ばれたエアスターのロビイスト キャサリン役に扮し 国防部とある種の契約を結んで次世代戦闘機部品不正を引き起こす。
確かな俳優という好評のように 今まで見たことのない破格的な姿で より一層幅広くなった演技スペクトラムを見せてくれる予定だ。
続いてチョン・イルは空軍パイロット大尉カン・ヨンウで出演する。戦闘機部品供給に疑問を抱いてデイクに助けを要請することになるキャラクターで 強烈な存在感を見せる。
彼は特に作品の意義と監督に対する信頼で やはりノーギャラで参加した。映画『静かな世界』で俳優キム・サンギョンの高校生時代で登場した縁に続いて、
今回キム・サンギョンと初めて演技の呼吸を合わせた。
これらの俳優以外にも ホン・ギソン監督の『梨泰院殺人事件』に出演した縁で俳優シン・スンファンが軍法務官チョン・イングク役で、
やはりホン・ギソン監督の『梨泰院殺人事件』『選択』に出演した俳優キム・ジュンギが チョン将軍の同僚であり人事参謀部長カン将軍役でこの映画に出演した。