くまきち日記

名古屋に住んでいる、くまきちのたわごと。

ヒョシンくん 記者が感じた“冬の音”とは

2018-01-19 00:53:26 | パク・ヒョシン









パク・ヒョシンの新曲“冬の音”に対する議論、私は同意できない

[CDレビュー]パク・ヒョシン“冬の音”、恋しい人に向けた願い


パク・ヒョシンの歌をそんなに好きではなかった。彼の唱法が負担だった。事実“冬の音”を初めて聴いた時も 耳にスッと入ってこなかった。もちろん今は考えが変わった。
よくできた美しい曲だと思う。繰り返し聴いてもその感興が簡単には消えない。

個人的にパク・ヒョシンが“冬の音”で見せた唱法を好む。一部のファンは彼の初期の唱法を懐かしがっているが、筆者は今のように力を抜いて技巧を減らす方がもっと良い。
彼が何か見せなければという過度な意欲を減らしたように感じられる。

パク・ヒョシンが作詞家キム・イナと共同作業した歌詞も満足だ。雪が積もった冬の夜の風景の中で恋しい人を思い浮かべるという内容を含んでいるが、
叙情的で強烈なイメージを思い出させるのが特徴だ。

その中のリフレイン部分‘僕の歌がどこかで眠りについた君を包むのを’という一節は 恋しい人に向けた願いのように聞こえる。
これはまるで聖歌のような雰囲気を感じさせる曲の構成とよく合うが、特に最後の1分に大きな役割を果たすコーラスが このように清らかで崇高な雰囲気を最大化して強い余韻を残す。

このコーラスは“冬の音”のプロデューサーであるチョン・ジェイルがポン・ジュノ監督の映画『オクジャ』OSTを一緒に作業したハンガリー合唱団が担当したというが、
彼らの参加は最近流行している言葉で‘神の一手’のように思えるほど曲の完成度を高めた。

この曲をめぐる反応を調べてみると 大きく3つの話題が目に入る。7分に近い曲の長さ、それに反して大きな変化がない曲構成、過去のヒット曲“野生花”との比較などがそうだ。
ある人たちはこれについて退屈さと怠惰さを述べる。また別の人たちは長い呼吸で作り出した穏やかさとアーティストとしての所信を語って 先の反応に反論する。

筆者は“冬の音”と関連した こうした議論の多くが趣向の差から始まったものにすぎないと思う。ただこの曲が“野生花”を踏襲しているという主張に対しては、
そう解釈するよりパク・ヒョシンが自身のスタイルを構築する段階とみることがより適切だと判断している。

1日深夜0時に発表されたこの曲は ガオンチャート(2017.12.31~2018.1.6)で‘デジタルチャート’1位を占めるなど発売と共に大きな人気となっている。

“冬の音”公開前 制作会社は この曲が聴く人にあたたかな贈り物のような曲になったら良いという願いを伝えたことがある。
この曲を聴いて 良い新年の贈り物をもらったようだというファンの反応が絶えないのを見ると その願いがある程度は叶えられたようだ。
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