ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

前向きに生きています。
健康で楽しく生活できたらそれが一番
周りの人たちを、元気にできる自分でいたい。

100万回生きたねこ

2010年05月03日 | 読書
すでに読まなくなった絵本を友達から大量に頂きました。
後日幼稚園のほうに寄付する予定ですが
その前に私も全部読んでみたいと思い
ミツオ(三男)から読んでみろと薦められていた
「百万回生きたねこ」を、まずは読んでみました。

子どもたちより、
人生の酸いも甘いも経験した大人の絵本だと思いました。
泣きました。


主人公のねこは、いろんな飼い主に飼われながら
いろんな死を迎え、また生き返ります。
誰に飼われても彼は飼い主を好きではありませんでした。
自分が好きなねこは、誰かのために泣いたこともありませんでした。

そんなねこが、野良になったとき
一匹の白いねこに出会います。
ねこは白ねこを好きになり二匹は一緒に暮らします。
子どもを作りとても幸せな毎日を過ごします。
ねこは白ねこと一緒に、いつまでも生きていたい、
と思いました。

ある日白ねこはねこの腕の中で死を迎えます。
ねこは、白ねこを抱いて百万回泣きました。
そして、ある日の昼ねこは泣き止みました。
白ねこの隣で静かに動かなくなりました。

トラ猫は二度と生き返りませんでした。

どう生きるか、と言う事と
どう死ぬか、は同じことだと思っています。

百万回生きても百万回死んでも
そこになんの意味も見出せなかったねこが
しろ猫と出会うことで
生きることの意味を見つけ人生を全うしたのでしょう。

私もトラ猫であり、しろ猫でありたい。

コメント (4)
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