13デイズ(★★★★)
2000(米)
監督:
ロジャー・ロナルドソン
出演:
ケビン・コスナー、
ブルース・グリーンウッド、
スティーブン・カルプ、
ディラン・ベイカー
1962年、キューバ・ミサイル危機の13日間を、ホワイト・ハウスを中心に描いたもの。
77年に亡くなったオドネルが生前に残した100時間ものインタビューと、ケネディの回想録、ケネディが残した当時の録音テープ、情報公開された政府の秘密文書などをもとに脚色されたもの。
判断をひとつ間違えば第三次大戦へ の張りつめた緊張感が凄かった。
スティーブン・カルプのロバート・ケネディがそっくり。
それにつけても、今のアメリカの大統領は、 あらゆる意味でどうしようもないね。
今のアメリカの危機は、 大統領が「ブッシュ」だということ、 そんな気がする。
それにしても、「戦争がしたくてうずうずしている」 軍人がいるというのが怖い。
発砲許可が出た途端、目を爛々とさせ張り切る軍人
当時のケネディ大統領と側近らの苦悩が ひしひしと伝わってくる。
映画のラストで読み上げられているケネディの演説が印象的だった。
我々の求める平和とは?
それは真の平和
生きることに価値を与える平和
一時でなく
永遠に続く平和です。
人間がもたらした問題は
人間が解決できるはず
我々は究極には同じ輪で
つながっているのです。
誰もが、この小さな地球に住み
同じ空気を吸い
子どもの未来を思いやり
命を終えるのです。
映画を批判するわけではないが、アメリカ映画というのは所詮、
「強いアメリカ」を描くのだね。そして「強いリーダー」を。
間違った意味での、「強いリーダー」じゃ困るのだけど。




