真夜中のカーボーイ(★★★)
1969年(米)
監督:
ジョン・シュレシンジャー
出演:
ジョン・ボイド
ダスティンホフマン
あこがれのニューヨークで自分の美貌と肉体を武器に(お金持ちの婦人とセックス)金儲けしたいジョー(ジョン・ボイド)は気のいい田舎者のカーボーイ(思いっきり時代遅れ)
方や、大都会の片隅で、まるで「どぶねずみ」のように惨めな暮らしをしているラッツォ
二人はニューヨークで底辺の生活をしながら
暖かいフロリダなら自分たちの夢が叶いそうな気がしてる。
「世間知らずの田舎者」と「人生踏んだりけったり」の二人の友情が切ない。
若いころのダスティン・ホフマンが、アル・パチーノとダブって見えるくらい、その情けなさぶりが痛くてすごいの。
さすがダスティンホフマン
華やかな大都会で夢を見ながら、でも現実はそんな甘いものじゃないという
ニューヨークに限らず、きっとここ日本の「東京」にも似たような「若者」がいるに違いない
夢と現実のギャップを、歪んだ大都会の憂鬱を、
ジョン・ボイドとダスティン・ホフマンが見事に演じきってる。
特にダスティン・ホフマンの「まるでどぶねずみ」っぷりは悲しくて切なくてやるせない