エクソダス:神と王
Exodus: Gods and Kings
2014年(米)
監督:リドリー・スコット
脚本:
アダム・クーパー
ビル・コラージュ
ジェフリー・ケイン(英語版)
スティーヴン・ザイリアン
製作:
ピーター・チャーニン
リドリー・スコット
ジェンノ・トッピング
マイケル・シェイファー(英語版)
マーク・ハッファム(英語版)
出演者:
クリスチャン・ベール
ジョエル・エドガートン ジョン・タトゥーロ
アーロン・ポール
ベン・メンデルソーン
シガニー・ウィーバー
ベン・キングズレー
音楽 :
アルベルト・イグレシアス
【あらすじ】
紀元前1300年、栄華を誇るエジプトの王家で養子として育てられたモーゼが、
兄弟同然に育ったエジプト王ラムセスに反旗を翻し、
たった1人で40万人のヘブライの民を救うため、約束の地を目指す旅を描く。
「エクソダス」とは旧約聖書の一節「出エジプト記」の意味。
評価:★★★★
【感想】
ストーリーは言わずとしれたモーゼの十戒。
ここでの主人公モーゼは、預言者というより迷える指導者で兵士だ。
モーゼは最初、エジプト人の中で育ち、ファラオとその息子と仲良くしていたが
出生の秘密(本当はヘブライ人)を知る事となり、陰謀のために不名誉な形で国を出なければならなくなる。
新天地で家族を持つが、燃え盛る茂みの中で神(小さな少年の姿)が現れ、
神はエジプトのファラオに奴隷にされたエジプトにいる同胞を解放し、約束の地カナンに導くようにと告げる
映画の冒頭で、モーゼと養兄弟のラムセスはヒッタイトとの戦いに突入、
そこでモーゼは、軍隊を指揮する際に十分な技術と慎重さを発揮するが
小さな少年の姿で繰り返し現れた神は、ヘブライ人を解放するためには軍隊の主人が必要だと言う。
モーセは神の言う通り、自分の家族を捨て旅に出た後、エジプトに戻り
同胞のヘブライ人に戦術的なゲリラ部隊に訓練し、
400年に渡り奴隷として苦しめてきたエジプト人の生活を、あらゆる種類の妨害行為で困難にしていく。
映像は最新技術を駆使していて壮大で迫力があり見事だ、さすがリドリー・スコット監督
エジプトに大いなる災難が降りかかるシーンはかなりグロいが見応えがある。
十戒といえばクライマックスのモーゼの前で海がパカーンと割れ、モーゼが海を歩いて渡り切ったところで海が戻り追って飲み込まれるシーンだが、ここでは津波だ。
こっちの方が歩くの大変そうです‼️
ハラハラするわ〜、ラムセス軍団、後ろからガンガン追っかけてくるし、迫力満点で怖いわ〜〜
元盗人だったヘゲップ総督役を演じたベン・メンデルソーンが、崖の下を覗きながら走る戦車から落ちて戦車に轢かれるシーンに、「やっとくたばったか、この下衆野郎」と思った花房ちゃこも下衆か
やな野郎を好演してたわ。
元盗人だったヘゲップ総督役を演じたベン・メンデルソーン
贅沢が好き。まるで王室気取り‼️滲み出る嫌らしさを出してた。
ハラハラするわ〜、ラムセス大軍団、戦車で後ろからガンガン追っかけてくるし。怖いわ😱ラムセス
映画に対する評価は、古典的題材を十分に生かし切れていない、と批判的なものも多いようだが、
わたしは充分堪能した。
ラストあたりの、モーゼがに十戒を石に掘る、あまりにも地味なシーンが割と好き。
今夜は主人の好きなチャールトン・ヘストンの映画を久しぶりに観てみようか。
【Wikipediaより】
白人ではないモーセやヨシュアを白人の俳優が演じることに対して抗議している。
シドニー・モーニング・ヘラルド上において、運動家のターリク・ナッシュウィードは「本作は古代オリエントを舞台としている。それにもかかわらず、古代オリエントの神々や王を演じている全員が白人の俳優で、盗賊や奴隷のような低い身分のエジプト人を演じている全員が黒人の俳優なのはおかしい」と抗議した。
また、Twitter上で、本作でセットとして用いられているギザの大スフィンクスの復元像の鼻がヨーロッパ的であると指摘されている。クリスチャントゥデイは、本作に隠された人種差別に抗議する人々が、ネット上で、本作の鑑賞をボイコットする運動を起こしていると報じている。
また、「ピラミッドやスフィンクスの建設はユダヤ教の祖とされるアブラハムが現れる時代よりも500年以上前であるのに、
それらをユダヤ人奴隷が建設したことになっている」
「ユダヤ人がエジプトを脱出する際に海が真っ二つに割れるのが、モーゼの奇跡ではなく地震によるものとされている」といった点が歴史的に誤っているとして、エジプトとモロッコでは本作の公開が禁止となった。
十戒の映画が大好きな主人は、ビデオを見ている途中で寝てしまった。
主人の評価が知りたい。