ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

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「生死一如」~わたるのこと~

2023年03月18日 | Weblog
~わたるのこと~

20年前の私の日記
1998年からのネットフレンドだったわたるちゃんが自殺したのは2003年の冬のことでした。

当時の私の年齢は30代後半、わたるちゃんは確
私より一回りとししたでした。

わたるの49日は、2月8日快晴の日に行われたそうだ。
この49日間の間にわたるは仏の修業をし、やっと大好きだった母の仏壇に
入ることができた」と父上のメールに書かれていた。

11月にわたるからこれから自殺するという遺書メールをもらい、そのときは自殺未遂に終わったものの、私ははどうしたら良いのか混乱していた。

そして、父上からわたるが自殺したというメールをもらい、「生前の息子のことを知りたい」という父親に、私はどうすべきか思い悩んだ末、彼の生前の様子がわかるものを宅急便で送った。

送る資料をあれこれ用意しながら彼の気持ちを知らせることが、果たして良いことなのか?
それをわたるは望むのか?
今度は父上が苦しむのでは?
今度は私が父上を『死』に追いやるのでは?
そんなことを考えると、どうして良いのかわからなくなってきていた。

生前の息子のことを知りたい。
親としては当然の思いだろう。
わたしにも「喪」の作業が必要だった。
これがわたしのわたるへの『喪の作業』で『供養』なのだと考えることにした。

パソコンが得意でなかったと言う父親のメールを代筆して送ってくれていたのは、父親の隣の歯科医院の院長だった。
院長自身から、代筆して送っています、というメールの返事に私は、
果たして、彼の生前の会話の内容、彼が書いていた日記を送ることが父親にとって良いことなのか思い悩んでいる事を書いた。
なぜならわたるは、父親が母親を大事にしなかったこと、父のせいで母は亡くなったんだと、父を憎んでいると言っていたから。

院長は、父親もそしてオーストラリアから帰国している姉さんも、なぜ彼が亡くなったのか、生前の彼の気持ちを知りたがっているから、どうかそれを叶えてやって欲しいと書いてきた。

当時わたるは、亡くなる一年くらい前からバイクで日本をあちこち旅をしていて、旅をしながら父親のこと、母親の事を日記に書いていた。

私は、それを全部プリントアウトした。

私とわたるは、Skypeでメッセージのやり取りをしていて、自殺前の彼の気持ちがわかるメッセージをすべてプリントアウトした。

ビートルズが好きでギターが好きだったわたるは、ビートルズの曲を当時midi作成しmidi の音源を私に送ってくれていていた。

日本に帰国していた長男にも相談して
私は、会話、日記、midi の音源はCDにコピーして父親に郵送した。

わたるのmidiは、今でもHDDに残しています。

私もビートルズの曲が好きで、今でも聴いています。

こうしてblogを書きながら、聴きたくなってきました。


「わたる」の名前の由来は、歯科医院の院長が
ファンだったミュージシャンの「渉」からとったんだろうと書いていました。
姓を思い出せない。

■MIDIとは Musical Instrument Digital Interfaceの頭文字を組み合わせた言葉で、電子楽器やコンピュータ 等のメーカーや機種に関わらず音楽の演奏情報を効率良く伝達するための統一規格です。 MIDIの演奏情報とは、楽器演奏の要素となる「音の高さ、大きさ、長さ」と音色や効果 を、数値化 (記号化)したものです。音楽波形そのものを伝達するのに比べ約100分の1に圧縮された効率の よい音楽の演奏情報です。MIDI搭載の電子楽器(シンセサイザー等)を演奏すると、そのMIDI OUT端 子からは常に演奏情報が出力され、これを録音(記録)する事が基本的なMIDIの音楽制作です。


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