時計じかけのオレンジ
(1971・英)
制作・監督・脚本:
スタンリー・キューブリック
原作:
アンソニー・バージェス
撮影:
ジョン・オルコット
出演:
マルコム・マクダウェル
パトリック・マギー、
ウォーレン・クラーク
暴力とセックスに生きがいを感じているような少年たちの、バイオレンス一色のダークなストーリーである。
町の浮浪者を、アレックス率いる非行少年たちがスティックで打ち付けたり、
有閑マダムを、「雨に唄えば」の音楽に乗せて集団レイプしたり、
過剰なシーンを、斬新な映像で淡々と描いている。
バイオレンス一色のシーンの音楽がクラシックというのも恐い。
それが妙に美しい映像を際立たせている。巧すぎる。
鬼才、キューブリックならではの作品か。
30年も前の映画だが、それをまったく感じさせない。
反吐が出るような暴力、リンチ、レイプ
好き嫌いが分かれる作品だろう。
Wikipediaより
暴力的表現が多く、論争を呼ぶ内容であったにも関わらず『時計じかけのオレンジ』はヒットし、製作費220万ドルに対しアメリカでの興行収入は2600万ドルにも上った。『俺たちに明日はない』『ワイルドバンチ』『ダーティハリー』『わらの犬』とともに映画における暴力的表現の規制緩和に一定の役割を果たした作品である
この映画が公開された1972年、アメリカ人のアーサー・ブレマーという男は5月15日に民主党から大統領選挙出馬を狙っていたアラバマ州知事ジョージ・ウォレスの暗殺を謀り、逮捕された。ブレマーは自らの日記に「『時計じかけのオレンジ』を見てずっとウォレスを殺すことを考えていた」と書いていた。ブレマーの日記は後に出版され、日記を読んだ一人にポール・シュレイダーがいた。シュレイダーはブレマーの日記をモチーフに映画『タクシードライバー』(マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演)の脚本を書いた。
アクが強い役柄が多いですね。
「カリギュラ」も反吐が出そうな映画やったなぁ。
応援ぽち
「時計じかけのオレンジ」は、暴力表現が多く、論争も多かったし、演じたマクダウェルは映画を真似た犯行が起きたことで非難までされたそうで。