激動の昭和史 沖縄決戦
監督 岡本喜八(本篇)
中野昭慶(特撮)
脚本 新藤兼人
製作 藤本真澄
針生宏
出演者 小林桂樹
丹波哲郎
仲代達矢
音楽 佐藤勝
撮影 村井博(本篇)
富岡素敬(特撮)
編集 黒岩義民
配給 東宝
公開 日本の旗 1971年7月17日
上映時間 149分
製作国 日本
言語 日本語
評価・・・★★★★★
太平洋戦争末期の沖縄での戦いを描いている『東宝8・15シリーズ』の第5作
沖縄戦は、太平洋戦争(大東亜戦争)末期の1945年(昭和20年)、
沖縄諸島に上陸したアメリカ軍を主体とする連合国軍と日本軍との間で行われた戦いである。
損害
県外出身者死者・行方不明者 65,908人
沖縄県民死者・行方不明者122,228人
内民間人死者 94,000人
アメリカ軍死者・行方不明者 14,006人
イギリス軍死者82名
アメリカ軍戦傷者
この映画は太平洋戦争末期、沖縄での決戦をドキュメンタリータッチで描いている。
アメリカ軍を主体とする連合軍を前に、日本軍の戦略もへったくれもない。
なんの罪もない女子供、老人は逃げ惑い、残虐で絶望的な死に方をしていく。
敵に殺され、身内同士で殺し合い、自決する。
淡々とテンポ良く映し出されるシーンは、阿鼻叫喚の地獄絵図だ。
これが当時の沖縄決戦の惨状だったのだと、見るに耐えない映像だが
目を背けてはならない、この史実を私達は知る必要があるのだと
改めて思い知らされる。
この映画の惨状の中で唯一、
1人歩き続け、死者の水筒から水を飲む幼い女の子は「希望」の象徴だ。
この戦争をどう伝えていくかは戦後生まれの私達の役割であることを自覚し
未来を担うこれからの子たちのために、
何をすべきか、何ができるかを考え行動しなくてはならない。
重い作品だが、名作です。
日本人皆に見ていただきたい。
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