命のやりとりを、そこかしこで感じ始めると・・・
暖かな風にほだされて、這い出て来る幼い命との出会いが潤しく・・・
木漏れ日の、緩やかな日差しに逆らうような・・・
命を吐き出す暮らしが美しいと・・・
何度も想える四季の中にいる・・・。

わだかまりの中で過ごすには・・・
遠ざかる雲の中に置き去りにされた、一粒の氷や雨粒みたいに・・・
涙雨をさらう風や・・・日向雨にさらされて・・・
過ぎる去る今日も明日も打ちどころ無く・・・
無造作に泣いているのかも・・・。

優雅に流れる木漏れ日にあてられ・・・
ひとりの時間を楽しむには・・・繋がる人の存在を肩先に感じ・・・
日向を迎える腕の中に・・・大切な宝物を抱く暮らしであればと願いながら・・・
夢うつつに呆れて流される、涙を拾い集めては・・・
雨に洗われ気付くやさしさに、今を生きる理由があるのかも。