暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

覚悟

2024年11月05日 | 古民家
 守る犠牲を覚悟して・・・留まり続ける人がいる・・・。

人が集まり続け・・・守る犠牲が生まれることもあり・・・
お互いさまが廻り続け・・・業、無しでは暮らせない命の駆け引きは・・・
美しく、意味ある巡り合わせに悟られて・・・
食うか食われるかの毎日が・・・尊い暮らしに祀られる・・・。

向かい合わせに守るモノに答えは無く・・・
恋の行方も、病気の後先も・・・巡り合わせと言い聞かせても・・・
何処へ向かうかあてずっぽうに・・・答えのある迷い道は・・・
鈴の鳴る方向か・・・手のなるほうか・・・
仏の入り口に・・・構える仁王もやり過ごし、好きか嫌いで指を差し・・・
病と暮らしに迎え入れるのは・・・幸せに、健やかにと覚悟する。
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素顔

2024年11月04日 | 古民家
 呪文を唱えて出会えた自分に・・・素顔と裏の、見えない自分を重ね合わせ・・・
歪んだ顔で、透かして覗いてみてみれば・・・
相手の気持と下心は、意外にハッキリと・・・
今のまま・・・曖昧に揺さぶる心の声はやさしさにこだまして・・・
自分のコトバに支えられるのかも・・・。

森を背景に・・・泥の中を駆けまわり・・・
古びた町の川沿いと・・・並んだ橋を渡りながら、雑談していれば・・・
通り過ぎる町の狭さに気付き始め・・・
手を休める事も無く・・・暖簾は今日も泳ぎ始めている・・・。

町の真ん中を、流れる川から離れられ無い・・・ちょっと記憶の薄曇りを・・・
天気雨と虹の姿でぼんやりと・・・
急いで逃げて、お家の前を通り過ぎ・・・
見下ろす公園の・・・ジャングルジムに登ってみたところで・・・
後ろ姿は山に隠れ・・・雲は千切れて浮浪雲・・・
支えられ・・・懐かしい町の様子は自分の素顔かも。




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お手本

2024年11月03日 | 古民家
 傷つき無くした過去を・・・ひとつ摘まんで抱き上げて・・・
元通りに直そうと・・・知恵を絞って集めても・・・
チクタク通った時間はそこまでの・・・たどり着いた道はよく似て違い・・・
元通りの姿はお手本の・・・違った今を通り抜けている・・・。

ゆらり、炎を携えて・・・やさしさも怖さも一緒に迎え・・・
命を燃やす力の中に・・・暮らしの明かりを求めては・・・
透かしなだめて刻まれた・・・傷跡の中に忘れた想いは取り戻せずに・・・
指先で覚えた先人の記憶は奥底と・・・切り替わる世代の中で失われ・・・
町の様子に置かれてく・・・。

目を見てくじけ・・・手を取り合いほほ笑んで・・・
一緒に歩く歩幅の中に・・・小さな一歩が重なり合って・・・
いつしか遠くて見知らぬ町に・・・癖ある歩幅が刻まれて・・・
繋がれる意味も意識も教えの中に・・・瞬き程の記憶で残っては・・・
巡り合いの合言葉も・・・照らし合わせた答え合わせも・・・
思い合えば結ばれ・・・赤鉛筆でなぞられて・・・
いつしかぶつかる誰かの頭に・・・ストンと落とし込まれた記憶は遠い昔の・・・
時間を通り抜けた先にある。

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残る

2024年11月02日 | 古民家
 ふら付く水滴を窓越しに追いかけ・・・
北風にあおられるように変わる季節の色恋を・・・
不安定な心が折れてしまわないように・・・凍てつく想いが枯れてしまわないように・・・
幾度も過ごす病の先に・・・痛みに慣れてしまう傷を創り・・・
無双の世界に足を進めても・・・
帰りの道は緩やかに、下り坂をこしらえて・・・笑顔で迎え・・・
春の風に誘われて・・・無神経に逆撫でる甘い声は・・・
不意に誘いの手を伸ばし・・・人肌の温もりを知る・・・。

落ち葉が敷かれた一本道を・・・ヒタヒタ歩き音を立て・・・
探した迷路の中で拾う落とし物も・・・案内板も・・・
すれ違う挨拶も腕に抱き・・・
定まらない行き先は、華やかに喜んで・・・先人の跡は残っている・・・。

収穫の喜びに沸く想いに、一面の水田や・・・黄金色の景色を浮かべると・・・
自然に生かされる暮らしの端っこに・・・祈りや祀りの願い事が切実な意味を知り・・・
小さな祠も薄暗い先の社も・・・荒れたお寺の森の奥にも・・・
命を預けた願いの行き先が・・・町や村のあちこちに・・・
わずかに残る跡は残っている。

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2024年11月01日 | 古民家
 木の橋をミリミリ渡る・・・おそるおそる進めばコンコンと・・・
おしゃべり楽しく川面を眺め・・・
水草も、魚の頭を撫でながら・・・ユラリと泳ぐ落ち葉を探し・・・
後を追いかけどこまでも・・・映る空と山の景色もフラリと泳ぐ・・・。

ひとまたぎの源流を過ぎて・・・育つ川の大きさに目を広げ・・・
混じり合う、川の名前をそぞろ憶えては・・・橋の名前に目を伏せて・・・
忍ぶ名付けの意味を知り・・・歴史深い理由も、あだ名の様子も色あせて・・・
口ずさむ、なじみの唄と変わらない・・・
鼻歌交じりの足取りは軽くなる・・・。

足先を濡らし・・・ユラユラと湧き踊る心の関心ごとを・・・
滝に流され洗い出されては・・・神秘的な想いを、おとぎ話に並べても・・・
清く潔く・・・流された心の内は、どこまでも冷たくあらわになるけれど・・・
水にまつわる出来事に・・・恵み以上の恐れや戒めが語られると・・・
大切なモノほど恐ろしい・・・水面に移る自分の顔を覗き見る。

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