暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

そぞろ歩き

2024年11月10日 | 古民家
 大切そうに抱え・・・当時の姿と見比べて・・・
何度も手直しを繰り返し・・・町の模様に映りはしても・・・
入れ替り・・・削られてしまう町の様子はガサガサと・・・
望んだ向きとは真逆に返り咲き・・・
貼り付けた表のきらびやかさにほだされて・・・
見る影もない町並みは・・・そぞろ歩いている・・・。

手を繋いで歩いた通りを一人で歩き・・・
淀んだ頭で想い出す・・・。
狭い道と、低い町並みが・・・頭をもたげ・・・
悲しみも喜びも・・・リセットするには近すぎて・・・
忘れ去るには重すぎて・・・
抱える涙と笑いの奥深くには、繰り返しは無く・・・
取り戻すことも出来ない過去を遮る未来が見えなくなっているのかも・・・。

カラッポの影から這い出て・・・
すがる記憶と写真の痛みを感じ・・・
懐かしくも新鮮な・・・微笑みの先を見つけて・・・
茜色に広がる町の様子から始まるのは・・・
帰り道に出会えた雑な想いと淡い後悔が・・・シクシクと帰り道にある。




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香り

2024年11月09日 | 古民家
 冬を見つけた朝の支度に凍え・・・春を感じた朝の窓辺は温もりに包まれ・・・
おしゃべりしなくても・・・苛立ちに落ち込んでも・・・
シクシクと流れる時を携えて・・・今日も一歩進んでいる・・・。

1年にルビを振り・・・作物の育ちや体調を管理して・・・
刻んだ風習は色とりどりに生まれ・・・
遥か青い海を臨んで・・・見渡す雪景色を臨んで・・・
迎える月の出来事が・・・それぞれの佇まいを催して・・・
地域で繋がる文化に育って行く・・・。

町を歩いて静けさと・・・目を細めて通り過ぎる風景と・・・
写して気付き絵に残しては・・・
切り取り写真と・・・記憶の移し絵では様子も変わり・・・
気取ったタッチの絵の中には・・・心の想いもわずかに香り・・・
写した構図もこだわりに映えるけれど・・・
心の中に残る想い出には・・・どれもこれも色褪せて・・・
一分一秒すべてが残らない・・・景色は鮮明に巡り綴られている。
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バカモノ

2024年11月08日 | 古民家
 丑三つ時に溶け込んで・・・町の灯を探しては、影を惑わす人の営みに・・・
温もりや冷たさが、散らばり撒かれ・・・
朝焼けに隠れた悲しみに気付くまで・・・
宵の口をさまよい歩き涙するのは・・・
いつの頃からかと聞かれても・・・口に出来るコトバは出てこない・・・。



寝静まる頭の隅で・・・明日や昨日を浮かべて迷い・・・
面白くもツライと指折り数えては・・・
今日より明日が幸せと・・・繋いだ先に愉快を造り・・・
素直な良い子でいるよりは、素直で馬鹿な、偏屈ではいられるのかも・・・。



通りすがりの社に手を合わせ・・・土地神様に許しを請えば・・・
目を細めて、退屈そうなその手を預けて・・・
ヤブからぼうの言い訳は・・・
何も無い事の幸せと・・・目に留まる場所を、守る時間の長さで教えは伝わり・・・
人の勇気を誘っている。

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お調子者

2024年11月07日 | 古民家
 赤鼻の様子で布団にこもり・・・秋の影を薄めで見届けて・・・
夜長の月に恨みを込め・・・まんじりともしない時計の刻みで眼が冴えて・・・
朝日を望む頃には、頭も晴れ模様の・・・薄ボンヤリと秋雲を逃し・・・
冬の様子を伺い知るには・・・
眠い頭をふるいにかけて一目散に想い出し・・・
春の香りに躍り出す・・・豊かな心を手に入れる・・・。

頑丈に育てた心の壁を・・・いとも容易く超えて来て・・・
うなぎのぼりの調子で歌い出し、心を奪う怖い影は・・・
昼も夜も現れて・・・幼い頭を駆け巡る・・・
絵本の中でも我が者顔で知り尽くした・・・
言い訳の中身と・・・勘違いを繰り返し・・・
最後に折れるお調子者で・・・みんなを笑顔にしてくれる・・・。

多様性が詠われて・・・世の中平等がカタコトの・・・
意味が通るかどうかは水もので・・・
忌み嫌われる風習も・・・姿カタチに左右され・・・
新旧入り乱れての話し合いは・・・地域と居場所で定まらず・・・
隣町の山の陰ではシメシメと・・・様子を伺い手ぐすね引いて・・・
高みの見物よろしいと・・・お楽しみは奪われるのかも。




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2024年11月06日 | 古民家
 ふらつき巡り、見分を広げ・・・旅の出会いと見るモノすべて・・・
物珍しさに、打ちひしがれる気分もある中で・・・
知らない事の多さを嘆くのか・・・出会いに満ちて微笑むのか・・・
願えば叶う幸せを・・・ひとつふたつ正確に刻むより・・・
もどかしく素直な暮らしの中で・・・不器用に叶う一握りの夢がきれいだと・・・
世界の景色は教えてくれるのかも・・・。

二度と見れない朝晩を過ごし・・・
再び会えない人とすれ違い・・・まだ見ぬ人の夢を見る・・・
小さな国の・・・縛りの中でさえ、摩訶不思議は生まれて消えて・・・
背中の目で見る過去にすがるほど・・・二つの眼は惑わされ・・・
見るモノすべてがウソとホントの答えを求め・・・
自分の足で駆けている・・・。

水平線の丸の先・・・見知らぬ文化は気にも留めず・・・
近くて遠い不思議の国の・・・文化や技術を気に止めて・・・
空を飛び・・・手を伸ばして捕まえて・・・
理想と夢を、泳いで失う暮らしの違いに気付くまで・・・
持つ者と・・・持たない者に分けられては・・・
理屈で答えて迷うけれど・・・
平等に見える最後の景色には・・・答えがいくつも隠れている。



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