ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

ハイキング in スイス: DAY 2

2012-08-01 11:03:02 | 旅行


さぁ、いよいよハイキング!
写真満載で行きますよ~。


7/15 (Sun)


コース:Sunnegga - Stellisee - Fluh - Grünsee - Findeln - Zermatt
所要時間:約10時間(休憩、写真撮影、その他もろもろ含む。)
<注>のんびりモードで歩いていることが多いので、万が一このブログを参考にハイキングを考えている方がいる場合は、ご注意を。ちなみに標準は6-7時間くらいらしいです)


(画像クリックで拡大)Map from Hiking in Switzerland

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8:45 スネガへ上がる地下ケーブルカーの駅へ。昨日購入したピークパスもちゃんと使えました。なんと、乗客すべて日本人!!!ちょうど団体さんとかぶってしまったようです。



スネガ駅。雲が出ていて、マッターホルンは頂上付近しか見えず。


数分でスネガ駅到着(2288m)。ちょっと肌寒いのでレインウェアのズボンを着用。昨日買ったストックも用意し、準備万端。

9:00 ケーブルカー駅の周辺が工事中のため、行きたいコースにどこから入ればよいのかいまいちわからず、とりあえず団体さんとは逆方向の上へ登ることに。ひたすら上り坂。

本当はMurmelweg(マーモットの道)というコースに入りたかったのですが、どうやらそれよりさらに上側のコース(Blauherdのケーブルカー駅に出るコース)に来てしまったことが判明。でも行きつく先は同じなので、そのまま続行です。



Blauherdケーブルカー駅(2571m)ではガングロ羊がお出迎え。(本名はBlacknose sheep)



Blauherdから下側に向かう道をたどり、ようやく本来のMurmelwegに合流。



見える範囲には誰もおらず、贅沢にも景色を2人占め。



遠くに氷河が見えてきました。




第一の湖 Stelliseeには小魚がいっぱい。思わず、「天ぷらにしたら美味しそう♪」と思ってしまった食いしん坊万歳なKapiであります。



このあたりから天気がどんどん良くなってきました!


マッターホルン見えた~。



11:30 山小屋Fluealp hütte到着。Hütteでおいしそうなランチを食べている人を横目に、我々は小屋のわきで小休憩。



モレーン(氷河堆積物)に沿ってさらに奥に進みます。小さな湖があるところでモレーンを登ると。。。





おーっ、氷河の先端が目の前に出現!



ここから先は本格的なアルパインルートになるので、今度はUターンする方向へ、マッターホルンを正面に見ながらモレーン上を進みます。



モレーンのてっぺん。てっぺんに沿って細い道を歩きます。すぐ左側は急な崖。写真右端に人がいるのですが、わかりますか?結構高さのあるモレーンです。高所恐怖症の人はもしかしたらダメかも。


13:00 モレーンの上でマッターホルンを見ながらお昼タ~イム。今日は持参のサンドイッチ(made in ホテルの朝食(秘))。素晴らしい景色を2人占めしながら食べるランチ、なんて贅沢なんでしょ☆



高山植物もいっぱい。



マッターホルンをバックに、やっほ~い。


その後もモレーンの上をテクテク。


と、視界の端で何かが動きました。見ると、アルプスマーモット!!去年は見られなかった野生のマーモットとついに遭遇です!


が、こちらの気配を感じて巣穴に一目散に逃げ帰ってしまいました。


しかし、せっかくのチャンスを逃すわけには行きません!マーモット相手に持久戦開始です。岩の上に座り、カメラを構え、息をひそめること10数分。



キターッ!



もう一匹キターッ!


満足です!




というわけで、ハイキング続行。


気持ちよいモレーンの上のコースも終わり、次は湖巡りのコースに入ります。モレーンを降りると、とたんに広くて歩きやすい道にかわりました。


Grindjeseeの脇を通り、川を渡って対岸へ。





対岸から見たモレーン。この上を歩いてました。



名前のとおり、本当に緑色をしたGrünsee。


Grünseeの少し先までは平坦な道を歩き、その先は再び少し傾斜のある中級者コースへ。瓦礫が多く、一列で歩くような狭い道を上からマウンテンバイクが走って来てびっくり。結構なスピードで追いつき、さらりと追い越して行きました。下手すると大けがするようなところで、コントロールが難しそう。


人口湖であるMosjesee(正直、たいしたことない)の脇を通り、さらに歩きます。



ようやくFindelnの集落が見えてきました。



事前調査によると、Findelnにおいしいアップルパイが食べられるカフェがあるとのこと。そこに行くのを楽しみにして歩いていたと言っても過言ではありません。


が、Findelnの集落に入ると、十字路にさしかかりました。お店の正確な場所はわからなかったので、さてどうするべ。。。


時間はもう夕方5時前。もしかしたらカフェはもう閉店時間かもしれないし、そろそろいい時間になってきているので、今回はカフェの捜索は諦めて、ツェルマットに戻る方向へ歩くことに。ペースに寄っては朝出発したスネガに戻るルートも考えていたのですが、最終ケーブルカー(18:00)にギリギリ間に合うかどうかという感じだったので、やめました。途中で道に迷ったら困るし。


というわけで、標識に従ってツェルマット方向へ歩いていると。。。





偶然にも探していたカフェ発見!!やったー!
日頃の行いの良さが表れたようです(^_^)


お店の人に「もう食事メニューは終わりだよ」と言われましたが、ケーキがあるかどうか聞いた所、最後の一個のアップルパイがあるとのこと!ラッキー!



というわけで、めでたくアップルパイに出会えました♡
評判どおり、おいしかったー。


マッターホルンを見ながら至福の時間を過ごし、結局45分くらいまったりと休憩。


「もっとゆっくりのんびりした~い」と後ろ髪を引かれつつ、再び歩き始めました。ツェルマットまではもう少しです。



最後は緑のきれいな森の中。


森を抜けたところで登山鉄道の踏切にさしかかりました。列車が来ないかしばらく待つものの、残念ながら気配なし。あきらめて坂を降りていると、どこからか金属音がする気がします。。。


列車だっ!


二人して瞬時にきびすを返し、坂を駆け上がり、カメラをスタンバイ。。。



ギリギリ間に合ったー。下から駆け上がってくるアジア人二人を見て運転手さんが驚いていたかもしれません(笑)



ツェルマットの村に入ったのが18:45。無事帰ってきました。

ホテルに帰り、シャワーを浴びてさっぱりし、初日やりきった感でいっぱいでレストランを探す気力がなかったので、メインストリートにある「日本のカレーあります」看板のかかっているところで夕ご飯。カレーの評価は。。。ご想像におまかせします。とりあえず日本人いっぱいでした。


とってもよく歩いた充実のハイキング初日。お天気もどんどん回復し、一日で腕と手がこんがりといい色に。特にストックを持っているため手の甲(親指と人差し指の間)がヒリヒリです。


天気が一番良さそうな明日も楽しみだなー。


(つづく)






コメント
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