ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

幼稚園:19日目 軌道に乗ったか?

2016-09-02 22:00:02 | 育児
9/2 (金)

今朝も「ママ勉強行かないでー!Demi幼稚園行かない!」といいつつ、いざ出発するとなると素直について来てくれました。

幼稚園に行く道すがら、

「幼稚園に行ったら、スポーツ遊具で遊ぶの!」

と教えてくれ、それなりに登園が楽しみになってきたようです。

登園し、靴を履き替え、さっそくスポーツ遊具がある廊下へ。最初はまず子供達の観察から。しばらくして、Demiもやる気になってきました。どうやらマットを使ってジャンプがしたいとのこと。しかし、5−6歳の女の子達が大きなマットで側転や逆立ちをやっていて、なかなかスペースが空きません。端の方が空いている時に、「あそこでやってみたら?」と声をかけるのですが、ちょっと怖いようで嫌がってました。運良く誰もいない瞬間にマットの上に乗ったものの、他の子がマットに向かって近づいて来ただけで、何もせずにKapiのところに逃げ帰ってきちゃいました(^^ こういうあたり、もう少し押しが強くてもいいのにと思うところですが、まぁ生まれもっての個性なので仕方ありませんね。

Morgenkreisが始まる直前になり、子供達が少なくなってきた際に、ようやく最後の最後でマットにのぼって嬉しそうにジャンプしてドタッと倒れるという遊びをちょこっとだけできました。

Morgenkreisでは最初の数分こそみんなの輪に入って座っていたのですが、すぐに椅子に座っているKapiの膝にもたれてきたため、Kapiも床に座ることにしました。今日も歌はすべて座ったまま見学で終了。それでも、最初の頃とちがって、つまらないながらも一応座って我慢することができるようになってきました。以前は出欠確認ゲームの際に「つまらない〜。もう帰るー!」と言い出していたのが、今は無言で「はぁ、つまらなーい。早く終わらないかな」という目でちらっとKapiを見てくるだけ。あとは自分で手遊びしたりして、なんとか耐える方法を見つけたようです。

今日も最後に新入生歓迎会用の歌の練習があったのですが、Morgenkreisが終わるとKapiがいなくなることを察知し、テンションがさらに下がってしまい、ニールス先生にうながされてもやる気ゼロ。子供達が一列にならんだ端っこにKapiと共に座り、見ているだけとなりました。

Morgenkreis終了とともに、またまた泣き出しました。でも、今日は大泣きではなく、ぐずり泣き程度。毎日少しずつ変化していってます。ニールスと共に玄関まで来て、バイバイです。

で、本日も2時間Kapi不在で12時にお迎えへ。

今日はお庭の砂場でニールス&マルティナ先生と共にグループの子供達が集まって遊んでいました。Demiはニールスの膝に乗っていたので、「ありゃ、機嫌悪いままだったのかな」と思いましたが、マルティナに「ママが来たよ」と教えられ、振り返ったDemiが満面の笑顔で走りよってきました。泣いたのは最初のほんの少しだけで、あとは今日も上出来だったとのこと。砂場でたくさん遊んだようで、本人も満足の顔をしています。

帰り際、ニールスにバイバイと手を振っただけでなく、なんと自分から歩みよってニールスの手にハイタッチ!ニールスもちょっとびっくりした顔をしていました。Demi、信頼できる先生がみつかってよかったね〜。

ランチはまだ幼稚園で食べられませんでしたが、来週からはついにMorgenkreisをKapiなしでやってみることに。それに慣れたら、ランチも食べるようにしましょうとのこと。


さてさて、家のベランダでピクニックもどきをしながらお昼をたべ、お昼寝から起きた午後3時半すぎ。夕方から幼稚園で例の新入生歓迎会があるので、それに行かないかと誘うと(幼稚園という言葉を出さず「お祭り」と誘った)、「行かない!」とのつれないお返事。まぁ、べつに無理に行くこともないので、それだったら自転車屋さんにベルを買いに行こうと誘うと、乗り気になりました。歓迎会に合わせて早めに帰って来たRotaと3人、外に出たときに、もう一度「お祭りは行かなくていいんだよね?」と聞くと、今度は「お祭り行ってみる!」とのお返事。それならば、、、と3人で幼稚園に向かいました。

幼稚園に向かう曲がり角のところで、一瞬「えっ?」という顔をしたDemiですが、

「お祭りは幼稚園でやっているんだよ。」
「ママも行くの?」
「ママも行くよ。大丈夫。ママもパパも一緒に行くよ。」
「なぁんだ。よかった〜!」

と、安心した顔になりました(^^)

広い園庭にテーブルや椅子がたくさん出ていて大盛況です。大勢の人を見てちょっと固まったDemi、まずはおやつよりも人があまりいない砂場に行くとのこと。砂場の縁に座りながら、まわりを観察し、状況把握をする我々3人。どうやら園庭のあちこちで子供達用のゲームが行われている模様です。にんじん釣り、空き缶当て、投げ輪、じゃがいも袋競争などなど。興味はあって、見に行こうと自分から近寄るのですが、どこでも見てるだけ。「やっていいんだよ。一緒にやってみようか?」と声をかけても、「Demi、まだできないもん!」とのお言葉。まぁ、たしかにうまくやるには年齢的にまだ早いかもしれないけれど、小さい子でも手助けされながら、嬉しそうにやっている子もいるし、やってみればいいのに、、と内心思うKapiです。しかし、何事にも超慎重で、まずは観察、とにかく観察、ある程度自信を持ってやれるようにならないと手をださないタイプなので、先生たちに「Demiもやってみる?」と声をかけられても、頭を横にふるのみでした。

再び砂場の縁に3人で座っていると、おもむろに立ち上がり、KapiやRotaから少し離れ、一人で砂場の周辺を我が物顔で歩き始めました。そのうち、砂場の周りを走り回って、一人マラソンを始めたDemi。普段から慣れた場所でしか、こういう風に自由に遊ばないので、幼稚園が既にDemiにとって自分のテリトリーになっていることが確認できて、とても安心しました。

その後も、Rotaと一緒に砂場一周のかけっこ競争をし、まぁ嬉しそうに走ること走ること。自転車屋に行くつもりで外にでたので、カメラを持って来ていなかったのが、とても悔やまれました。

そうこうするうちに、最後のイベントの時間。本日唯一の子供達によるお遊戯発表です。全員広い芝生の広場に集まるように言われ、ひとグループ20人、合計5グループの子供達とその親が広場に集まりました。グループごとにグループカラーの旗をふりながら順次入場行進をし、大勢の人の輪の中央でひとグループずつ歌を披露します。

入場行進も歌の披露もDemiの付き添いでKapiも一緒に特別参加。他には誰一人として親が付き添っている子はいませんでしたが(^^; 

Demi所属のレインボーグループは「Wer will fleißige Handwerker sehn」という歌を振り付けつきで披露しました。毎朝Morgenkreisで練習していたものです。Demiがやる気を持って練習に参加したのはたしか一度きり。しかし、Demiさん、ニールスのギター伴奏が始まると、ちゃんと口を動かして歌い出し、Kapiを真似して踊っているではないですか!嬉しそうな顔をし、正面からみていたRotaを見つけて、ニコニコしながらときおり手をふる余裕ぶり。Rota曰く、「ちゃんと口を動かして歌えていたのはDemiくらいだった」とのこと(親ばか)。いやぁ、やるときはやりますな、Demi!初めてのお遊戯が見られて、Rotaもとても嬉しそうでした。

無事歓迎会が終了し、帰り際、「ニールスにバイバイしておいで」と声をかけると、自らニールスを探して近づき、バイバイ&ハイタッチ。すぐ近くにいたマルティナ先生には完全スルーでした(^^;

その後、自転車屋でキティちゃんのベルを買い、ゴキゲンうるわしく帰宅したDemiであります。

カメラをもっていなかったのが本当に残念だったけれど、玄関先で「お祭り行かなくていいの?」と念を押してみて本当によかった〜。素敵な瞬間をたくさん見られて、ほんとハッピーなひとときでした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする