暗闇検校の埼玉県の城館跡

このブログは、主に、私が1980年代に探訪した中近世城館跡について、当時の写真を交えながらお話しするブログです。

番外編 御着城跡①(姫路市)

2019-09-15 16:56:54 | 城館跡探訪
今日は、番外編として、姫路市にある御着城跡について書きたいと思います。

訪問日は2019.08.07です。

当時の播磨の国は、赤松氏の勢力下にあり、御着城は赤松氏一族の小寺氏によって築城されたそうです。

当時は、姫路城の方が支城で御着城の方が本城だったそうです。

御着城の最寄り駅である御着駅周辺には、播磨国国分寺もあり、歴史的には重要な地域だったようです。

現在、城跡の遺構の一部が残っています。

その他、地形も独特のものがあります。

御着駅から国道2号沿いに東に向かって歩いていくと10分ほどで城址の案内板が現れます。

本丸跡付近は姫路市役所東出張所・御国野公民館があります。



本丸跡にある姫路市役所東出張所・御国野公民館の国道を挟んで向かい側には、城主の小寺氏を祀った祠があります。

ここも本丸跡だそうです。




小寺大明神です。



また、ここには小寺城の戦死者を祀った小さな五輪塔があります。



他に朱塗りの社もありますが、これも御着城に関係した祠なのでしょう。









石碑には天川城址の名が彫られていますが、これは、御着城が西に流れる「天然の要害」天川を外堀として、

大胆に縄張りに取り込んだことに由来する別名です。

小寺氏奥津城というのですから、ここは小寺氏の廟所ということになりますね。