暗闇検校の埼玉県の城館跡

このブログは、主に、私が1980年代に探訪した中近世城館跡について、当時の写真を交えながらお話しするブログです。

皿尾城 1984年、1986年(行田市)

2018-09-08 12:42:07 | 城館跡探訪
皿尾城は、忍城の支城として、しばしば戦闘の最前線に立っていました。

皿尾城は忍城の北西部の低湿地帯にあり、忍城同様の水城のイメージが強いです。

したのしゃしんは1984年の1月頃に撮影したもので、城内の荒神社ですが、

周囲が水堀で囲まれて、非常に味のある雰囲気です。




さて、本記事のメインになるのは、1986年の初夏に訪れた時の写真です。

自転車で行きましたが、イライラするような暑さでした。

皿尾城の城址碑です。



行田地域にある城址碑はすべてこの石でできています。


夏場の荒神社周辺は堀にも水がたまり、堀にはあやめがたくさん生えています。



さて、大雷神社です。ここにも水堀が残されています。



この内部が曲輪になっています。

この周囲に水堀がめぐらされていました。一部は水の壺のようにかなり深いものもありました。







現在はどのようになっているのかわかりません。

実は今年、車で皿尾城跡に立ち寄ったのですが、すっかり風景が変ってしまい、

どこに何があるのかわからなかったのです。長距離異動で疲れていたので、探す気力を失い

そのまま帰宅しました。

いま、グーグルマップで確認すると、整備事業によって、すっかり面影がなくなっていますね。

この分では、水堀もU字溝によって、きれいにコンクリート化されているでしょうね。

この辺りから、熊谷にかけては、幾つか、水路で囲まれた中世以降の環濠集落があったのですが、

屋敷林も消えて、きれいさっぱりしていることでしょう。

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