ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「3パーセントの孤独」

2020年12月04日 12時03分26秒 | owarai

たぶん人間の心の中には、自分 
でも手の届かない底なし沼の 
ような場所があり、 

眠っていた感情、または昇華 
しきれなかった心の澱(おり) 
のようなものが、ある瞬間に 
吹き出すことがあるのだろう。 

ふたりがずっといっしょに 
いるために、九十七パーセン 
トのものを分けあおう。 

そして三パーセントのそれぞれ 
の孤独をたいせつにしよう。 

 

YouTube 
山下達郎「RECIPE (レシピ )」 Edit Version 

https://www.youtube.com/watch?v=f-3ManAlBS0


- Ⅲ -

2020年12月04日 12時01分05秒 | owarai

根こそぎ自分をどこかに持って 
いかれるような、心許ない感覚。 
心許ないのに、それは限りなく 
純粋で、石のように確かだった。 
千夏ちゃん、教えて。 

これって、恋なの? 
わたしはこれから、どこへ向かっ 
て、走っていけばいい? 
次の瞬間、天井からまっすぐに、 
答えが降ってきた。 

「カノちゃん、想っているだけ 
じゃだめだよ。想いは行為に変 
えて、示さなければ、相手に 
伝わらない。伝わらない想いは、 
生きてる想いじゃない。 
そんな想いを後生大事に抱えて 
いたって、結局ミイラになって 
しまうだけだよ」 
千夏の声だった。 

行かなくては、と、わたしは思 
った。 
あのひとに会いに行かなくては。 
今、行かなかったら、わたしは 
一生後悔する。 

この列車が東京駅に着くのは 
二時四十九分。 
飛行機の出発時刻の一時間十 
五分ほど前。 
新幹線を降り発車寸前の成田 
エクスプレスに飛び乗った。 

成田空港の出発ロビーは、東京 
駅の何倍もごった返していた。 
人混みをかき分けるようにして、 
チェックインカウンターの近く 
まで突き進んだ。幾重にも重な 
った行列。 

矢のように視線を飛ばして、あ 
のひとの姿をさがし求めた。 
どこにいる? 
まだここにいる? 
お願いだから、いて。 
黒いマントみたいなコート。ぶあ 
つい毛布みたいな生地の。あの 
コートさえ、見つけられたら―――、 

見つけた! 
遊牧民コート。 
すらりと伸びた長い足に、ブルー 
シーンズ。 
あのひとは帽子をかぶり、首に 
マフラーを巻いていた。遠目から 
見ても、すぐにわかった。あまりに 
も、すてきだったから、男っぽくて、 
眩しくて、でもなんだか可愛くて。 
「井上さん」 

声をかけるより先に、あのひとは 
わたしに気づいて、右手を上げ、 
その手を下ろさないまま「おいで 
おいで」と手招きしてくれた。 
そばまで駆け寄っていくと、 
わたしの肩を抱き寄せながら、 
広げたコートの中に包に入れて 
くれた。 

その時、嬉しくて、きゅんと 
軋(きし)んだ、わたしの躰。 
「また会えたね」 
と、あのひとは言った。優しい 
春風のように。 

息を弾ませて、わたしは問いかけた。 
「驚いた?」 
「驚かなかった。全然」 
そう言って、あのひとは笑った。 
肩を抱く手に力を込めて。 
「どうして」 
「絶対会えるって、わかってたから」 
「ほんとに?どうして?」 
「どうして?って、さっきからおん 
なじことばかり言ってる」 

「わかったさ。理由なんて、ないよ。 
ただ、わかっただけ」 
どうして、そんなことが、わかるの。 
また「どうして」と言いそうになって、 
その言葉を押し止め、代わりに深呼吸 
をひとつ、した。 

「よかった。間に合って」 
あのひとは大きく頷いていた。 
「決まってたんだよ」 
そのあとに、続けた。力強く、押し 
寄せる波のように。 
「間に合うに決まってる。ここで 
会えるって、最初から決まってたん 
だから」 


「声」

2020年12月04日 11時47分38秒 | owarai

勝者【しょうしゃ】
「参ったというまで追い
つめちゃいけません。

その先は恨みを買うだけ
ですよ」

患者【かんじゃ】
「患者にとって病気は
『私だけ』のものなのに、
医者は『あなたたち』と
いう扱いをしてしまうの
です。

反省しています」

「看護婦になる人の数は
減っていません、増えて
いるんです。
でも病人のほうがもっと
増えているから減ってい
るように見えちゃんです」

忙しい人【いそがしいひと】
「忙しい人は、忙しいから
いろんなことができるんで
す。
やっぱり頼りになるのは
忙しい人です」

依存症【いぞんしょう】
「私はアルコール依存症じゃ
ありませんョ、
アルコールが私に依存して
るだけです」

イスラムの女【いすらむのおんな】
「アラブの女が顔かくす
のは、男が欲情しないよ
うに気をつかっているの
です。
アラーは男が浮気者だと
ご存じなのです」
    ※
「イスラムの教えでは、女性
は肌を見せませんから、デビ
婦人の裸は大問題でした。

もうインドネシアに帰らない
という意思表示として受けと
めています。
・・・・・喜んでいます」


断舎利は、「まだ、見ぬ人へのプレゼント」

2020年12月04日 08時42分05秒 | owarai

文房具とか日用雑貨、時計、 
アクセサリー・・・・。 
ピンと来るものを見つけて、 
財布に手を伸ばす自分に 
私はいつもこう言い聞かせ 
ます。 

(これを買うのは、自分の物欲 
を満たすためではない。いつか 
これを自分よりも必要としてい 
る人にあげるだめに買う 

世間ではこういうのを、“自分 
への言い訳“などと呼ぶので 
すが、 
私は半分本気でそう思ってい 
ます。 

TVの“何でも鑑定団”が高 
視聴率なのもウナズケル。 

(コレはいったい誰の手に 
渡ることになるんだろう・・・) 
そんなふうに考えていると、 
出会いがまた違った角度から 
見えてくる。 

その面白さに私はお金を払って 
いるんです。 


「あなた自身の生き方」

2020年12月04日 05時16分54秒 | owarai

ひどい言い方かもしれま 
せんが、恋人も旦那さまも、 
子供でさえ持ち物であり 
付属品であることに変わり 
はなく、 

いざというとき 
置いてゆかねばならない 
ものであることに変わりは 
ありません。 

持ち物である限り、時の流 
れとともにうつろうてゆく 
のは当たり前のこと。山と 
積まれた財産が借金に変わ 
るのも当たり前の道理。 

「二人の愛は永遠に」なんて 
馬鹿なことがあるはずがない。 
愛が薄くなり、やがて憎悪に 
変わる日が来るのも当たり前。 

若さは老いへ、命あるものは 
やがて死んでゆきます。 
“諸行無常”という道理の 
まえに、すべて当たり前の 
ことばかりです。 

そんな浮き草のようにひとと 
ころにとどまらず、うつろう 
てゆくものに、幸せのよりど 
ころを求めているという生き 
方そのものに、 

基本的な問題があるのではな 
いのでしょうか。 

持ち物よりも、持ち主である 
私自身、衣装を着る人である 
あなた自身の生き方が忘れら 
れていることに、私たちは気 
づかなくてはいけないのでは 
ないでしょうか。


2020年12月04日 05時11分57秒 | owarai

優しい人は何も知らなかった。 

もしもわたしが、わたしの妊 
娠を告げていたとしたら、優 
しい人はおそらく、 

優しいままではいられなくな 
っていただろう。 

いっそ、今ここで、何もかも 
話してしまおうか、と、わた 
しは雨に濡れたフロントガラ 
スを見つめながら思っていた。 

でも、すぐに打ち消した。そ 
んなことを話して、いったい 
どうなるというのか。 

お互いの苦しみが増幅するだ 
けではないか。 

わたしには、自分を不幸にす 
る自由はあっても、優しい人 
の子どもたちを傷つける権利 
はないのだ。 

それに、わたしが欲しいのは 
あなたの子ども、ではない。 

けれど、奥さんには知って欲 
しかった。わたしがここで、 
こうして泣いていることを、 

ただ、知ってくれるだけで、 
よかった。 
「きっと話してよ。きっとよ。 
お願い、約束して」 
「約束する」 
優しい人は約束を守らなか 
った。 

それは、優しい人がわたしと 
付き合っているあいだ中、わ 
たしにつき続けていた無数の、 
優しい嘘のひとつに過ぎなか 
った。 

優しい人に送られて、泣きな 
がら戻っていった部屋の暗闇 
のなかで、わたしを待っていた 
のは小鳥たちと、別れの決意だ 
った。 

知らず知らずのうちに、わたし 
の頬を涙が伝わっていた。その 
涙は温かく、微笑みにも似た涙 
だった。 

この世の中には、すべてを手に 
入れてもなお不幸な人間がいる 
ように、すべてを失ってもなお、 
幸福でいられる人間もいるのだ 
と思った。 

わたしは、幸せだった。執着と 
欲望にがんじがらめになった愛 
の死と引き換えに、わたしは今、 
空っぽの水槽のなかに在っても、 

永遠に生き続けることのできる 
愛を、手に入れたのかもしれな 
かった。死を知るためには死な 
なくてはならないように、 

愛を知るためには、愛さな 
くてはならないのだ。わたしは 
愛する。それがわたしにとっ 
て、生きるといこと。


「不幸の シナリオ」

2020年12月04日 05時08分10秒 | owarai

『知らないうちに「不幸の 
シナリオ」を書いてしまう 
パターン』 
恋愛でも同じことがいえます。 
「アイムノットOK」という 
人は、恋をするたびに、最後は 
やはりフラれるのではないかと 

思ってしまいますから、相手が 
別の女性とちょっと話をしてい 
るだけでも、「あなた、私と別れ 
ようと思ってるでしょう?」な 
どと、つい口にしてしまいます。 

そして、その次の日も、「やっぱ 
り私のこと、もう飽きたんじゃ 
ない?」などと言うものですから、 

「君みたいなしつこい人とはもう 
つき合いたくない」と、本当に 
フラれることになる。 

どれほど自分が愛していても、 
また相手が献身的であって 
も、最後は自分をフるように 
しむける、そんなシナリオに 

自分で変えていってしまうの 
です。まさかと思うかもしれ 
ませんが、現実には、こうした 
タイプの人はけっこう多いので 
す。 

仕事でも勉強でも、成功体験の 
乏しい人は、「やっぱりダメだわ」 
といって途中であきらめてしまう 
ので、成功からますます遠の 
いていきます。成功しないか 
らまた自信を失う。結局、悪 
環境におちいってしまうわけ 
です。 

逆に言うと、そうした悪環境 
を途中で断ち切る“武器”が 
ないということになります。 

子どもの頃どんな育てられ方 
をしたかが、この悪環境を 
断ち切る強力武器= 

「自分も捨てたもんじゃない」 
という自信の核になると私は 
思っています。 

たとえば、雛祭りや端午の節 
句のときに決まった“行事” 
を家族でいとなんだ、などと 

いう一見ささいなことが、 
意外のそうした自信の土台に 
なっています。 

「その日はかならず、雛壇の 
前で甘酒と雛あられを食べた」 
でも、「家族でファミレスに 
行った」でもいいのです。 

こうした経験のある人は、心 
の底に「自分は愛されている、 
愛されるに足る存在である」と 

いう自信がしっかり育っている 
ので、何かを始めたとき途中 
で苦しい状況におちいっても、 
投げたりすることはないので 
す。


『僕の生きる道』 <ぼくのあとに道は出来る

2020年12月04日 05時07分23秒 | owarai

あと一年しかないと思って 
何もしない人は、5年あって 
も10年あっても何もしない 
と思います。 
『僕の生きる道』ドラマより 

余命一年と宣告された教師・ 
中村秀雄が生徒に語る言葉 
より。 

ここに一冊の本があるが、 
今度読もうと思いつも随分 
と年月が経ってしまった。 

しかし本当のところは、 
読めなかったのではなく、 
読もうとしなかった結果 
だと語る。 

このことに気がつかない 
限り、この本を読むことは 
ないのだ。 

そしてこれはあらゆる事柄 
にあてはまる。 

人は時間があとわずかしか 
ないと嘆き続け、結果的に 
何もしないということが 
どれだけ多いことか。