―シルエット・ロマンスー
恋は突然にやってくる
ロマンティックにドラマティッ
クに
そしてキュートに
一番望ましいのは キュートな
出逢いだ
背景もキュートなショットで
恋の展開はドラマティックでも
点景は キュートでタイトがいい
そしてスイートなら なおいい
熱い抱擁も 自然な心の盛り上り
一瞬一秒 恋も景色も
さまざまに変化するけれど
その変化に 惑わされても
いけない
肝心なのは ふたりの心の密度
共有する時間の密度
―シルエット・ロマンスー
恋は突然にやってくる
ロマンティックにドラマティッ
クに
そしてキュートに
一番望ましいのは キュートな
出逢いだ
背景もキュートなショットで
恋の展開はドラマティックでも
点景は キュートでタイトがいい
そしてスイートなら なおいい
熱い抱擁も 自然な心の盛り上り
一瞬一秒 恋も景色も
さまざまに変化するけれど
その変化に 惑わされても
いけない
肝心なのは ふたりの心の密度
共有する時間の密度
嫉妬というやつは、
見えないものを
よく見せるものらしい。
YouTube
SADE - Kiss of Life/Pearls (vinyl)
https://www.youtube.com/watch?v=TEeciEYlK00
【ブログ:】男の器量
明智光秀は主人の織田
信長を殺したので逆臣
といわれているが、
彼をかこむ近親者や部下
や領民にひどく評判がいい。
亡くなっても慕う人間が多か
った。
長い間、失業者として放浪
生活を送った光秀が、信長
と知り合って二国の国主に
なるまでに、わずか8年しか
たっていない。
光秀が反乱を起こして、
秀吉に討たれたとき、
苦労をともにした明智
一族は城で自決を決めた。
敵がおし寄せたら城の兵は
極力脱出させた。
敵将が知人だと、財宝を全
部渡し、「どなたでも後世に
伝えてください」と、降伏は
しなかった。
さすがの豊臣秀吉も、このとき
ばかりは、「よくそこまでに人を
育てた」と感奮したという。
明智一族の最期は”美しき
倒産”といえる。
人が、命がけで慕うにはそれな
りの理由があったのです。
ソバをズズッと、あからさまな音を
たてて食べるようになったのは、ど
うやら、ラジオ普及以降のことらし
い。
ソバ関連の落語を放送でかける際、
仕方噺のSE(効果音)として噺家
がズズッとやった。
それを聴いたひとたちが、達者な擬
音を、オツだねえとマネたのではな
いかという。
従来我が国ではおおむね濁りを忌み、
麺なら、つるつるは良いがずるずる
は下品として、唇をすぼめて食べて
いた。
ただしソバは、晩秋から春先にかけ
てズズズッが公認された。俗に
「きくやよい」=「聴くや善い」=
「菊弥生」と云って、菊(十一月)
から弥生(三月)までがズズッ公認
期間とされていた。
つまり新ソバの薫りはかそけきもの
だから、空気を攪拌(かくはん)させ、
口腔から鼻腔へと増幅してこそ、
存分に堪能できるのだ。
高座のソバは新ソバであるわけだが、
いつしかそれが通年の慣習として
定着したのだろう。
国際化のために、ソバは無音で食べ
るべしというよりは、爽やかな濁音
の開発とアピールにより、
食文化のさらなる広がりに、極東か
ら一石を投じたいものだ。
この世で一ばん遠い場所は
じぶん自身の心である
生まれてから何回ドアを閉めたか
思いだすたび
ひとは老いる
みんなが一つずつ
じぶんの海をもてばよいのだ
わかれるとき
どこへでも持っていけるように
YouTube
Salyu to U
https://www.youtube.com/watch?v=74U_PmHVHoU
もしかしたらあなたは家族
や友人、知人、同僚や上司
を批評し、なされるべきここ
ととなされてはならないこと
とを断罪しているかもしれな
い。
もしそれであなたが苛立ちや
不満を発散し笑顔になるのな
ら、それはそれで良いと思う。
でも、ひとつ忘れてはならない
のは、
私たちの五感を通して見ている
それらは、すべて自分の存在の
奥深くに隠されている別の
私たちが映し出されているのだ
ということを。
私たちの誰かに対する苛立ちは、
あなたのなかで統合を持っている
別のあなた自身の悲鳴ではない
だろうか。
心細いような、心許せないような、
こんな嵐の夜には、どこからかあ
の人の声が聞こえてくる。
時間も距離もかるがると超え、わ
たしはあの頃に連れ戻されてしまう。
―――大丈夫だよ。キミはなにも、
心配しなくていいから。
―――俺に任せておいて。何もかも
ちゃんとするから。
―――キミは俺の大事な宝物。簡単
に別れないよ。
わたしを弄んだ、なつかしい、わた
しの昔の恋人。
あれは、あまりにも手痛い失恋だっ
た。そえゆえに、それはガラスに刻
まれた文字のように、わたしの心に
残っている。痛みは、静かな嵐のよ
うにやってきて、樹木をたまわせ、
木の葉を震わせ、わたしの根源を
揺るがせようとする。
でも、大丈夫、絶対に、大丈夫。
言い聞かせながら、わたしはひとり、
暗闇の中で、嵐が通りすぎていくの
を待っている。どんなに激しい雨が
降っても、わたしはもう「過去」を
迎えに行ったりしない。
わたしの心はさらわれていかない。
吹き飛ばされはしない。わたしに
は今、愛しい待ち人がいる。
YouTube
Salyu × 小林武史「あなたに会えてよかった」
https://www.youtube.com/watch?v=gLjuIXEjeOc
―――こんにちは。
わたしの背中に、伸びやかな
声が届いた。
――― はい。
と答えてふりむくと、そこに、
あのひとが立っていた。
それからゆっくりと、言葉が
やってくる。
――― 絵本をさがしています。
十二年という時間と距離が、一瞬
にして、埋まってしまう。
あのひとは、微笑んでいる。微笑み
の中から、たった今生まれたばかり
のような、言葉の花が開く。
―――もしかして、誰かと待ち合
わせ?
あのひとは、黒い、マントみたい
なコートを着ている。遊牧民のコ
ート。季節はずれ、ではない。
今は冬だから。外は比叡おろし
の吹き荒れる、冷たい季節だか
ら。
わたしは驚きのあまり、言葉を
失い、その場に立ち尽くしてい
る。
柔らかく、あのひとは言う。
―――― また、会えたね。