みちくさをしながら

いろいろあって、生活を見直している日々。

秋の恵み 黒い実と鳥たちの饗宴

2012-11-26 12:11:21 | 生き物・植物
先週のお散歩写真、第2弾です。

秋の木の実といえば、このブログでも紹介したガマズミなど赤い実が目立つのですが、黒い木の実も地味ながら多く目にします。
それらの木の実は、小鳥たちの貴重な食料源になっているようです。

これはヒサカキ(撮影日:11/21)


仏壇へのお供えとして使われる木です。
花は春に咲きますが、実るのは秋なんですね。常緑の葉陰に小さな実がたくさん実るので、小鳥にとっては姿を隠しつつごちそうにありつける。多くの小鳥たちが黒い実を一生懸命ついばんでいました。

  左上からシジュウカラ、メジロ、ヤマガラ

こちらはトウネズミモチ(撮影日:11/21)
 

中国原産の外来植物で、移植が容易で公害に強く街路樹や公園緑化などに利用されているのですが、なにしろ花も実もやたらたくさんつけ、しかも鳥がよく種を食べるので都市近郊の二次林に影響を与えちゃうかも、っていうんで環境省の「要注意外来生物リスト」のうち「別途総合的な取組みを進める外来生物」に指定されています※。
規制はしないけれど、周りの環境に影響を与えそうなところでは使わないで、ってレベルらしい。

なるほど、1本の木にぶどうの房の当な果実がびーっしり。緑の少ない都会の公園だったら、小鳥の食料源として貴重な木になるでしょう。
でも、ここでは他の木と競合しそうだなぁ。

ピントぼけぼけですが、シジュウカラの群れが実を盛んについばんでいました。撮影はできませんでしたが、キツツキの仲間のコゲラも混じっていました。


こちらは在来種のネズミモチ(撮影日:11/19)実のつき方はおとなしい。


すぐ近くにはヤツデの花(撮影日:11/19)この辺りは、北に面した斜面でコナラなどの落葉樹よりも照葉樹の勢力が強い。


ムクノキの黒い実(撮影日:11/20)


干し柿に似た味だそう。ドバトの群れが美味しそうについばんでいました。
 

環境省:要注意外来生物リスト【外来生物法】

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